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特集

これから先を生きていくあなたへ。「先生小説5選」

近所の小学校の体育館から、卒業式の合唱の歌声が聞こえてくる季節。別れがあるのは、クラスメイトや部活動の仲間だけではありません。先生とのお別れも、この季節にはつきものです。

学校の先生であれ、習い事の先生であれ、先生と教え子の関係は、いつか終わりが来ることがはじめから決まっている、期間限定のものだと思います。たとえ「生涯の師」と慕っていたとしても、一緒に過ごす時間は限られたもの。これから先を生きていく教え子たちに伝えきれなかった言葉。教え子から先生に伝えたかった言葉。そんな行き場を失った言葉や思いを、今も抱えて生きている人も少なくないでしょう。

先生と教え子の別れが至る所で行われる3月は、その日を逃せば届けるチャンスを失いかねない、たくさんの思いや言葉が飛び交う特別な季節なのかもしれません。

今回は、先生や教え子たちが登場するおすすめの小説を5つ集めました。一冊でも読めばきっとあなたにも、思い浮かぶ顔や出来事があるはずです。

読めばきっと思い出す、あの日のこと。「先生小説5選」

白石一文『松雪先生は空を飛んだ 上』(KADOKAWA刊)



「今日から、きみたちは自由に空を飛ぶことができる」

スーパー・パリットストアの総菜部新入社員、銚子太郎は窮地に立たされていた。発注ミスで野菜サラダのパックが100個も届いてしまったのだ。通常の10倍量のサラダを前に困り果てる銚子太郎だったが、ベテランパート久世さんの「サラダ記念日を絡めたPOPをつける」という名案に救われる。それをきっかけに久世さんと仲良くなった銚子太郎は、ある日木から降りられなくなった猫を助けるために、空中を飛行する久世さんを目撃してしまう――。
既婚者の子供を身ごもり、世をはかなむ糸杉綾音。セスナ機事故で九死に一生を得てから、人が変わってしまったスーパーヤオセーの会長・高岡泰成。描かれる複数の男女の生活と歴史、そして見え隠れする「空を飛ぶ人間」の存在。やがて、空を飛ぶ彼らには「私塾で松雪先生の最終講話を受けた」という共通点が浮かび上がってくる。時を経て、再び最終講話メンバーが集まった時、松雪先生の頭にあった計画とは――

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322208000296/

瀬尾まいこ『図書館の神様』(ちくま文庫刊)



「これって青春?」
「どうやらそのようですね」

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語。ほかに、単行本未収録の短篇「雲行き」を収録。

(あらすじ:筑摩書房オフィシャルHPより引用)

吉川英梨『警視庁53教場』(角川文庫刊)



「学べ。お前は教場一の落ちこぼれだ」 警察学校小説シリーズ、始動!

警察学校教官・守村が首吊り死体で発見された。捜査一課の五味は、府中署の綾乃とともに捜査に乗り出す。守村は五味の警察学校時代のクラス(教場)の仲間だった。恋心を抱いた同期、自殺した問題児、旧陸軍学校だった中野校から新設された府中校への移転。当時の出来事が守村の死に関わっているのか? 妻を亡くし、忘れ形見の娘と暮らす五味は、かつての仲間たちを調べ始めるが――。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321705000344/

重松清『せんせい。』(新潮文庫刊)



大人になった今でも先生はずっと僕の先生だった――。時を経てゆるしあう教師と教え子、ほろ苦い六つの物語。

先生、あのときは、すみませんでした──。授業そっちのけで夢を追いかけた先生。一人の生徒を好きになれなかった先生。厳しくすることでしか教え子に向き合えなかった先生。そして、そんな彼らに反発した生徒たち。けれど、オトナになればきっとわかる、あのとき、先生が教えてくれたこと。ほろ苦さとともに深く胸に染みいる、教師と生徒をめぐる六つの物語。『気をつけ、礼。』改題。

(あらすじ:新潮社オフィシャルHPより引用)

辻堂ゆめ『あの日の交換日記』(中央公論新社刊)



交換日記、全部読みました。そして、思い出しました。

嘘、殺人予告、そして告白……。大切な人のため綴った日記に秘められた真実とは?

(あらすじ:中央公論新社オフィシャルHPより引用)

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