囲碁のビッグタイトル「名人」位を四連覇するなど、囲碁界の頂点を極めた偉大な棋士ながら、子どものころの成績は「オール1」。女、酒、ギャンブルに明け暮れた“囲碁界最後の無頼派棋士”がその人生を自ら書き下ろした新刊『どん底名人』が大きな反響を呼んでいる。
「劣等生」だった依田紀基九段は、なぜ囲碁界の頂点を極められたのか? 自らも囲碁をたしなむという教育のスペシャリスト、「花まる学習会」代表の高濱正伸氏との対談を通じ、その理由を探った。
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教育に必要なものは「えこひいき」!?

高濱:(本に掲載されたオール1の通知表を見て)本当にオール1ですね!

依田:オール1だからこそ、碁で一生生きていく覚悟が決まったのではないかなと。大自然の中で育ったので、学校が終わると野原を駆け回って日が暮れるまで遊んでいました。それでも小学校3年生くらいまでは、「少し出来が悪い」くらいだったのですが、囲碁を始めてからは碁しかやらなくなったので、ますますひどくなりました。

高濱:授業の間はどうしていたのですか?

書籍

『どん底名人』

依田 紀基

定価 1620円(本体1500円+税)

発売日:2017年11月10日

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