宮部みゆきさんの、作家30年を迎える2017年。ラストを飾るのは、猟奇的連続殺人、ネット社会の闇を描いた『悲嘆の門』(新潮文庫)。今回は、同作中に登場する絵本を実際に書籍化した『ヨーレのクマー』について、著者の宮部みゆきさんと、画家の佐竹美保さんに伺った制作秘話を大公開! とうめいで目にみえない、やさしいかいじゅうクマーはどのようにして生まれたのか……。絵本ファンのみならず、原作ファンも必見の対談です!
*注意:対談中、やや結末に触れる内容が出てきます。
*この対談は2016年10月に行われたものです。
 

●絵本『ヨーレのクマー』ができるまで

・宮部さんと佐竹さんは、今回の対談が初対面。しかしそうは思えないほど、アットホームな雰囲気で対談は幕をあけました。まずは、お二人に絵本の制作を終えられた感想をいただきました。

宮部:今回は絵本なので、私としては文章を書いてお渡ししてしまったら、何もできることがなくて……もう「どうぞよろしく」って佐竹さんにお願いするしかなくて(笑)、丸投げで申し訳ありませんでした。

佐竹:いえいえ。私も絵本はいくつか出してるんですが、原作が物語というのは初めてだったので、感無量でした。挿絵の仕事と比べると、やっぱり絵本って違うんですよね。

書籍

『ヨーレのクマー』

宮部 みゆき 絵:佐竹 美保

定価 1620円(本体1500円+税)

発売日:2016年11月21日

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