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著者プロフィール



逸木裕(いつき ゆう)

1980年東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒。フリーランスのウェブエンジニア業の傍ら、小説を執筆。2016年、『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞し、デビュー。2022年、『五つの季節に探偵は』に収録された短編「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉を受賞。他の著書に『少女は夜を綴らない』『星空の16進数』『空想クラブ』『風を彩る怪物』などがある。



『五つの季節に探偵は』



  • 第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞! 精緻でビターな連作短編集

    五つの季節に探偵は

    • 著者 逸木裕
    • 発売日 2022年1月28日
    • 定価 1760円(本体1600円 + 税)

    “人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。

    高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)
    探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)

    精緻なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。

    “人の本性を暴かずにはいられない”探偵が出会った、魅惑的な5つの謎。

    高校二年生の榊原みどりは、同級生から「担任の弱みを握ってほしい」と依頼される。担任を尾行したみどりはやがて、隠された“人の本性”を見ることに喜びを覚え――。(「イミテーション・ガールズ」)
    探偵事務所に就職したみどりは、旅先である女性から〈指揮者〉と〈ピアノ売り〉の逸話を聞かされる。そこに贖罪の意識を感じ取ったみどりは、彼女の話に含まれた秘密に気づいてしまい――。(「スケーターズ・ワルツ」第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞作)

    精緻なミステリ×重厚な人間ドラマ。じんわりほろ苦い、珠玉の連作短編集。



推薦コメント

どんでん返しの切れ味もさることながら、そこへ行くまでの準備が秀逸です。謎と謎ときの基礎の上に、登場人物の心理の層、クラシックの演奏法の層、ドイツ料理のにおいの層等をていねいに重ねがけして読みごたえがある。
――門井慶喜氏(日本推理作家協会賞選考委員・選評より抜粋)
話運びがこなれていて、構図の反転も鮮やかだった。巧みな話術とテクニカル要素を評価して授賞が妥当と判断した。
――法月綸太郎氏(日本推理作家協会賞選考委員・選評より抜粋)
探偵の性格がもう最高なんですが(探偵の一側面を容赦なく表現している)、それ以上に手を替え品を替え繰り出される技の数々に魅了されました。今年の必読ミステリー短編集です。
――阿津川辰海氏
巧みなストーリーによって物語があるべき形に収まる、完成度がすごい。
最後にこういう形に持ってくるか、と何度も唸らされた。とにかくおすすめです。
――今村昌弘氏


収録作試し読み






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『空想クラブ』



  • ラスト16ページの「奇跡」を、あなたは体験する。青春ミステリの最新形。

    空想クラブ

    • 著者 逸木裕
    • 発売日 2020年8月28日
    • 定価 1760円(本体1600円 + 税)

    吉見駿は空想好きな中学生。祖父から受け継いだ「能力」によって、見たい風景を「見る」ことができる。小学生のときの親友・真夜の葬儀の帰り道、駿は河川敷で幽霊となった彼女に再会する。川で溺死した真夜は、死の瞬間の謎のために河川敷の、半径二十メートルの範囲に捕らわれてしまったという。塾からの帰宅途中、河川敷を自転車で走っていた真夜は川の方から「助けて!」という叫び声を耳にした。少女が溺れていることに気付いた彼女が川に入ったそのとき、木の枝を踏んだような音と共に意識を失ったという。「能力」のためか、自分だけが真夜の姿を見ることができると知った駿は、仲間と共に彼女の死の真相を探っていく。溺れていた少女を捜していくなかで、町の不良・郷原の関わりが見えてくるが……。

    吉見駿は空想好きな中学生。祖父から受け継いだ「能力」によって、見たい風景を「見る」ことができる。小学生のときの親友・真夜の葬儀の帰り道、駿は河川敷で幽霊となった彼女に再会する。川で溺死した真夜は、死の瞬間の謎のために河川敷の、半径二十メートルの範囲に捕らわれてしまったという。塾からの帰宅途中、河川敷を自転車で走っていた真夜は川の方から「助けて!」という叫び声を耳にした。少女が溺れていることに気付いた彼女が川に入ったそのとき、木の枝を踏んだような音と共に意識を失ったという。「能力」のためか、自分だけが真夜の姿を見ることができると知った駿は、仲間と共に彼女の死の真相を探っていく。溺れていた少女を捜していくなかで、町の不良・郷原の関わりが見えてくるが……。



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『星空の16進数』



  • どうして私を誘拐したんですか――? 色鮮やかな青春ミステリ。

    星空の16進数

    • 著者 逸木裕
    • 発売日 2021年12月21日
    • 定価 858円(本体780円+税)

    17歳でウェブデザイナーとして働く藍葉のもとを、私立探偵のみどりが訪ねてきた。「あるかた」の依頼で藍葉に百万円を渡したいというのだ。幼い頃に誘拐されたことのある藍葉は、犯人の朱里が謝罪のために依頼したのだと考え、朱里と会わせてほしいとみどりに頼む。藍葉は、誘拐されたときに見た色とりどりの不思議な部屋を忘れられずにいた。風変わりな人捜しを引き受けたみどりは、やがて誘拐事件の隠された真相に辿り着く。
    解説 似鳥鶏

    17歳でウェブデザイナーとして働く藍葉のもとを、私立探偵のみどりが訪ねてきた。「あるかた」の依頼で藍葉に百万円を渡したいというのだ。幼い頃に誘拐されたことのある藍葉は、犯人の朱里が謝罪のために依頼したのだと考え、朱里と会わせてほしいとみどりに頼む。藍葉は、誘拐されたときに見た色とりどりの不思議な部屋を忘れられずにいた。風変わりな人捜しを引き受けたみどりは、やがて誘拐事件の隠された真相に辿り着く。
    解説 似鳥鶏



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『少女は夜を綴らない』



  • 心の傷を抱える少女と秘密を握る少年。2人を近づけたのは殺人計画だった。

    少女は夜を綴らない

    • 著者 逸木裕
    • 発売日 2020年06月12日
    • 定価 836円(本体760円+税)

    「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。身近な人間の殺人計画を「夜の日記」に綴ることで心をなだめ、どうにか学校生活を送っている。そんな理子の前に、彼女の秘密を知るという少年・悠人が現れる。秘密を暴かれたくなければ父親の殺害を手伝えと迫る悠人に協力するうち、徐々に彼に心を開いていく理子。やがて二人は計画を実行に移すが――。
    先読み不能、一気読み必至の青春ミステリ!
    解説 有栖川有栖

    「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。身近な人間の殺人計画を「夜の日記」に綴ることで心をなだめ、どうにか学校生活を送っている。そんな理子の前に、彼女の秘密を知るという少年・悠人が現れる。秘密を暴かれたくなければ父親の殺害を手伝えと迫る悠人に協力するうち、徐々に彼に心を開いていく理子。やがて二人は計画を実行に移すが――。
    先読み不能、一気読み必至の青春ミステリ!
    解説 有栖川有栖



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『虹を待つ彼女』



  • 圧倒的な評価を集めた、第36回横溝正史ミステリ大賞大賞受賞作!!

    虹を待つ彼女

    • 著者 逸木裕
    • 発売日 2019年05月24日
    • 定価 792円(本体720円+税)

    2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。晴に“雨”という恋人がいたことを突き止めるが、何者かから調査を止めなければ殺す、という脅迫を受けて――。極上のミステリ×珠玉の恋愛小説! 第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

    2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。晴に“雨”という恋人がいたことを突き止めるが、何者かから調査を止めなければ殺す、という脅迫を受けて――。極上のミステリ×珠玉の恋愛小説! 第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。


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