いよいよ明日5月12日(土)に公開となる映画「孤狼の血」。カドブンでは、<映画「孤狼の血」公開カウントダウン短期集中連載>として、毎日「孤狼の血」情報をお届けしています!
>>公開記念特集④ 「孤狼の血」日本外国特派員協会試写、海外展開にも注目!
 
昭和63年の広島を舞台に、警察と暴力団を巻き込んだ凄惨な抗争劇を描いた柚月裕子原作の『孤狼の血』。「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された小説を「凶悪」('13年)や「日本で一番悪い奴ら」('16年)の白石和彌監督が映画化。暴力団対策法が成立する以前の広島を舞台に、組織間の激しい抗争を描いた注目作だ。
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昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一(ひおかしゅういち)(松坂桃李)は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾(おおがみしょうご)(役所広司)とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し……。

明日5月12日(土)公開となる本作について、原作者・柚月裕子さんのコメントをお届け!
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 映画『孤狼の血』を観て、心が火傷した。深度は一番深いⅢ。熱さは心の一番深いところまで達し、その痕は消えない。心に一生残る。
 小説『孤狼の血』を書いたきっかけは、ヤクザ映画の金字塔『仁義なき戦い』にある。
 はじめて観たとき、その迫力に脳天をかち割られるほどのショックを受けた。
 いつかこんな熱い小説を書きたい――その一心で本作を書きあげた。
 映画『孤狼の血』を観たとき、『仁義なき戦い』を観たときと同じ、いや、それ以上ともいえる衝撃を受けた。
 見事な脚本と、原作を超えるハードな描写、生き残りを賭けた男たちの苛烈な戦い。それを取り巻く女たち。一瞬たりとも、スクリーンから目が離せない。
 なかでも大上役の役所広司さんと日岡役の松坂桃李さんの演技は圧巻だ。
 ふたりの関係性は物語が進むにつれ変化し、観客を強烈に、なおかつ自然に、ある方向へと導いていく。
 そして物語は終盤、圧倒的な力で観る者の心を鷲掴みにし、激しく揺さぶる。
 正直、号泣した。見終わったあと放心状態のまま、すぐさま外へ出た。ひとりになって、火傷した心を一生懸命、冷やさなければならなかったからだ。
 このあとの日岡を、もう一度大上を、生き残りを賭けて戦う男たちを、スクリーンで観たい。
 そう強く思わずにはいられない。再びスクリーンで彼らに逢えることを、切に願っている。
―――柚月裕子
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映画「孤狼の血」は明日5月12日(土)より全国公開です。

<書籍紹介>

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書籍

『孤狼の血』

柚月 裕子

定価 821円(本体760円+税)

発売日:2017年08月25日

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    書籍

    『凶犬の眼』

    柚月 裕子

    定価 1728円(本体1600円+税)

    発売日:2018年03月30日

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      書籍

      『映画「孤狼の血」 公式ビジュアルガイドブック』

      定価 1058円(本体980円+税)

      発売日:2018年03月30日

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