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特集

映画「孤狼の血」公開記念特集④ 「孤狼の血」日本外国特派員協会試写、海外展開にも注目!

いよいよ今週末5月12日(土)に公開となる映画「孤狼の血」。カドブンでは、<映画「孤狼の血」公開カウントダウン短期集中連載>として、「孤狼の血」情報をお届けします!
>>公開記念特集③ 『孤狼の血』特別展、紀伊國屋書店新宿本店にて開催中!

5月12日(土)の映画公開に先駆けて、東京・有楽町の日本外国特派員協会(FCCJ)で、試写会後の記者会見に監督の白石和彌、原作者の柚月裕子が登壇した。

原作は、第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子のベストセラー『孤狼の血』(角川文庫刊)。「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された小説を白石和彌監督が映画化。暴対法成立以前の昭和63年の広島。捜査二課の新人・日岡秀一(ひおかしゅういち)(松坂桃李)は、ヤクザとの癒着が噂される刑事・大上章吾(おおがみしょうご)(役所広司)とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。違法捜査も辞さない大上に戸惑いながらも、日岡は経験を積んでいくが、失踪事件を機に対立する暴力団組同士の抗争が激化していくーー。

会見で、アメリカ人記者に「この作品を通して一番伝えたかったことは何か?」と聞かれると、白石は「人間にとっての正義とは何か。そして昭和63年という昭和最後の年に、この時代を強く生きてきた男たちを、大上のキャラクターを通して見せたいと思った。」と答え、柚月は「世界共通である、人が生きる姿。生きることは誰もがつらいですが、生き残ることのすごさを書きたいと思いました」と語った。

最後に、「原作は3部作ですが、続編を映画化するなら監督は白石さんにお願いしたいですか?」と聞かれた柚月は「もちろんです!」と即答。柚月に「もし続編の話があったらお引き受けくださるんですか?」と聞かれると白石は「もちろんです!断る理由が何もないです!」と快諾。柚月が「相思相愛です!」と言い、会場は拍手に包まれた。

原作『孤狼の血』もすでに海外展開が進んでおり、現在台湾版が発売中。(出版:台湾角川)
>>台湾角川書誌紹介ページ

今後は、6月にフランス語版が発売予定。カバーには劇中の写真が使用されている。(出版:Atelier Akatombo)

映画「孤狼の血」は5月12日(土)より全国公開。

『孤狼の血』
著:柚月裕子
角川文庫
発売日:2017年8月25日
本体760円(税別)
https://promo.kadokawa.co.jp/korou/

「孤狼の血」2018年5月12日(土)全国公開
出演:役所広司 松坂桃李 真木よう子 音尾琢真 駿河太郎 中村倫也 阿部純子 /中村獅童 竹野内豊/滝藤賢一 矢島健一 田口トモロヲ ピエール 瀧 石橋蓮司 ・ 江口洋介 
原作:柚月裕子(『孤狼の血』角川文庫 刊)
監督:白石和彌 脚本:池上純哉 音楽:安川午朗
撮影:灰原隆裕 照明:川井稔 録音:浦田和治 美術:今村力
企画協力:株式会社KADOKAWA 
製作:「孤狼の血」製作委員会 配給:東映 126分
http://www.korou.jp/
©2018「孤狼の血」製作委員会

>>角川文庫創刊70周年 特設サイト

>>公開記念特集⑤ いよいよ明日12日(土)公開! 原作者・柚月裕子さんよりメッセージ!


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