KADOKAWAは2025年5月23日(火)に、楳図かずおが生前最後に企画・監修した『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』『ゾク こわい本2 奇跡』(角川ホラー文庫)を2冊同時発売いたします。
2021年に角川ホラー文庫より刊行した「こわい本」シリーズ(1~11巻)につづき、楳図かずお先生自身が作品をセレクトした「ゾク こわい本」シリーズ(1~10巻)が、角川ホラー文庫から刊行をスタートします。
本シリーズは、楳図先生と一緒に収録作品を相談し、シリーズ名も先生がお決めになりました。残念ながらご体調が悪化され、巻末企画に予定していた、楳図先生による作品解説は叶わなかったのですが、中野晴行さんによる解説、UMEZZ写真館では青年時代のレアでチャーミングなお写真、UMEZZアートギャラリーでは単行本未収録の美麗な扉絵を収録。今後続刊でも、全ての巻に豪華巻末企画を収録予定。
装丁は、「こわい本」シリーズに引き続き、吉田ユニさんが手掛けてくださいました。
ぜひ、楳図先生の想いが詰まった珠玉の作品集をお楽しみいただければ幸いです。
楳図かずお「ゾク こわい本」シリーズ(1~10巻)角川ホラー文庫から刊行スタート!
あらすじ
『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』
ある夫妻が暮らす洋館の屋根裏に幽閉され、隠された存在であったタマミ。そんな中、施設から引き取られた実の娘がやってきた。幸せそうで無邪気な美少女に、タマミは容赦なく襲いかかる――復讐と嫉妬に駆られたタマミが哀切な表題作。戦国時代、視力を失った残虐な姫の替え玉として生きることになった村娘、奈津。その壮絶な半生を描く「影姫」の2篇。愛を求めつつも、心に棲む魔物が牙を剥く。恐怖が連鎖するストーリー。
『ゾク こわい本2 奇跡』
山へ行ったきり戻ってこない夫の帰りを待ち続ける妻。お互いを信じ仲睦まじい二人の思いが時を経て運命の奇跡を呼ぶ「愛の奇蹟」、NASAの海王星ミッションに参加する息子は母に本当のことを言えずに家を出た。そして訓練を経て10年後いよいよ宇宙へと旅立ち……究極の愛の形を描いた傑作と誉高き「霧の中へ」、恐怖と笑いの境界を描いたKAZZシリーズなど、親子や家族の愛の苦悩、執着、喜びを描く全14編。
書誌情報
作品名:『ゾク こわい本1 赤んぼ少女』『ゾク こわい本2 奇跡』
著者:楳図かずお
発売日:2025年5月23日(火)※電子書籍同日配信
定価:各1,100円 (本体各1,000円+税)
判型:文庫判
頁数:各384頁
装丁:吉田ユニ
装画:楳図かずお
ISBN:1巻 9784041162729/2巻 9784041162767
発行:株式会社KADOKAWA
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/series/525659/
今後の刊行予定
2カ月ごとに2冊同時刊行!
- 2025年07月 『ゾク こわい本3 恐怖1』『ゾク こわい本4 恐怖2』
- 2025年09月 『ゾク こわい本5 怪1』『ゾク こわい本6 怪2』
- 2025年11月 『ゾク こわい本7 学園』『ゾク こわい本8 人の闇/猫目小僧1』
- 2026年01月 『ゾク こわい本9 妖の闇/猫目小僧2』『ゾク こわい本10 心の闇/猫目小僧3』
既刊情報
既刊の「こわい本」シリーズ(1~11巻)はこちら
https://www.kadokawa.co.jp/series/303468/
『ヘビおばさん<完全版>』(電子書籍専売)はこちら
https://www.kadokawa.co.jp/product/322111000576/
※2021/9/18に配信された『こわい本5 執念』(角川文庫)に収録された「ヘビおばさん」に、2ページの描きおろしを追加したものです。
発売と同時にリアル書店様で全巻購入キャンペーンを実施!
応募者全員に「楳図かずお追悼メモリアル色紙」をプレゼント!!
「ゾク こわい本」シリーズ1~10巻をリアル書店で購入し、購入レシートをKADOKAWAアプリに投稿すると応募者全員に、「楳図かずお追悼メモリアル色紙」(似顔絵付きの複製サイン色紙)をプレゼントします。
レシート対象期間
2025年5月20日(火)~2026年3月31日(火)
詳しくは帯&KADOAKWAアプリを要チェック!
※レシートは購入後1週間以内にご投稿ください。
※ネット書店でのご購入は対象外です。ただし、店頭支払いで当社の定める必須項目の記載されたレシートが発行される場合は対象です。
※購入書籍1冊ごとに本体価格10%分のポイントを獲得できます(小数点以下は四捨五入)。
※同一ISBN商品は1点までがポイント対象です。
プレゼント商品
KADOKAWAアプリのダウンロードはこちら。
https://kdq.jp/zcknb
著者プロフィール
楳図かずお(うめず・かずお)
1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ、“グワシ”は社会現象となった。このほか、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出す。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍した。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰。
2023年、「手塚治虫文化賞・特別賞」受賞。2024年10月逝去。2025年4月、第54回日本漫画家協会賞【文部科学大臣賞】を『楳図かずお 全作品』で受賞。
イベント情報
1:「UMEZZ GUWASHI CARNIVAL 2025 ~ありがとう!楳図かずお先生~」吉祥寺で開催!(6月1日(日)まで)
吉祥寺のまちを横断したキャンペーン「UMEZZ GUWASHI CARNIVAL 2025 ~ありがとう!楳図かずお先生~」が開催中!
吉祥寺を愛した、漫画家・芸術家「楳図かずお」。同氏のキャラクターやトレードマークである“赤白ボーダー”を使用した商品・サービスを、吉祥寺の店舗、商店街が提供します。
さらに「もれなくもらえる特典」として、対象店舗で商品・サービスをご購入の方に「スマホに貼れる特製ステッカー(計3種)」をプレゼント。
※プレゼントの条件は、各店舗へ直接お問い合わせください。
※なくなり次第、終了となります。
【主催】一般財団法人UMEZZ
【後援】吉祥寺活性化協議会
【お問い合わせ先】
一般財団法人UMEZZ 事務局
一般財団法人UMEZZ公式TOP:https://umezz.or.jp/
2:「楳図かずお サバラ!お別れの会」
「楳図かずお サバラ!お別れの会」を下記のとおり執り行います。
「楳図かずお サバラ!お別れの会」
日時/ 5月28日(水)17:00~20:00(最終入場19:30)
場所/吉祥寺エクセルホテル東急 8階 アンバサダールーム(東京都武蔵野市吉祥寺本町2丁目4番14号)
【注意事項】
・当日は平服でお越しください。
・誠に勝手ながらご香典、ご供花、ご供物の儀は固くご辞退申し上げます。
・参列の際は献花のみとさせていただきます。
・献花は会場にてご用意いたします。
・当日、取材カメラが入り、会場内を撮影するため、ご来場者が映り込む可能性があります。あらかじめご了承ください。
【お問い合わせ先】
楳図かずお サバラ!お別れの会 問い合わせ窓口
電話番号:042-716-9710(全日10:00~17:00)
*詳細は財団HPをご参照ください。
https://umezz.or.jp/