人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな
KADOKAWAは、湊かなえさんの最新小説『人間標本』を2023年12月13日(水)に発売しました。
イヤミスの女王こと湊かなえさんが、15年目にして禁断の扉を開きます。
どこまでもダークな展開と、不穏で美しい蝶の世界。
読み終えた時には、見たことのない光景が広がっています。
そして何より、小説ってこんなに面白かったのか!
と思わせてくれる一冊です。
ぜひチェックしてみてください。
★特設サイト:https://kadobun.jp/special/minato-kanae/ningen-hyouhon/
最新小説『人間標本』STORY
蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。
蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。
書誌情報
作品名:人間標本
著者名:湊かなえ
発 売:2023年12月13日(水)
定 価:1,870円(本体1,700円+税)
頁 数:本文280頁+口絵8頁
体 裁:四六判上製 単行本
装 丁:片岡忠彦
口絵イラスト:高松和樹
ISBN:9784041142233
発 行:KADOKAWA
★作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322306000662/
著者紹介
湊かなえ(みなと かなえ)
1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。同書は、2009年本屋大賞を受賞。12年「望郷、海の星」(『望郷』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。16年『ユートピア』で山本周五郎賞を受賞。18年『贖罪』がエドガー賞ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門にノミネートされた。その他の著書に、『Nのために』『母性』『高校入試』『絶唱』『リバース』『未来』『ブロードキャスト』『落日』『カケラ』『ドキュメント』『残照の頂』などがある。