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「100分de名著」(NHK Eテレ)出演で話題!出口治明さんの『座右の書「貞観政要」』から名言ベスト10


大人気番組「100分de名著」(NHK Eテレ)で令和2年最初に取り上げられているのは中国の古典「貞観政要(じょうがんせいよう)」。番組指南役の立命館アジア太平洋大学(APU)学長・出口治明さんのわかりやすく深い解説が話題になっています。

『貞観政要』は、唐の第2代皇帝の太宗(たいそう/李世民)と群臣との言行録であり、帝王学の教科書ともいわれる中国の古典です。出口さん自身が座右の書にしているものであり、自ら解説した『座右の書「貞観政要」』(角川新書)は発売即重版がかかるなど好評を得ています。

『貞観政要』を読んでいなくても、「100分de名著」をご覧になって関心を持った方も多いでしょう。昨年末から年始にかけて、角川新書のツイッターアカウントでは『座右の書「貞観政要」』の中からポイントとなる言葉を抜き出してツイートしています。下のツイートまとめで、どんな古典なのか、どんな学びを得られるのかをまずは読んでみてください!

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さん@p_halの名言】(一)リーダーの器

「基本的に、自分の器を大きくすることはできません。しかし、器が大きくならなくても、自分の器の容量を増やす方法はあります。それは、器の中身を捨てることです」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(二)上司という機能

「上司も部下も、組織を運営するための機能のひとつにすぎません。チームで仕事を回すために、上司はたまたま上司の機能を割り当てられただけです。上司は部下よりも人間として偉いわけではまったくありません」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(三)リーダーを演じる

「リーダーを演じるとは、自分のポジションに対して深く自覚することです」「自分の立ち位置を確認し、それに見合った振る舞いを演じ続けていれば、それはやがて、その人の本性になると思います」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(四)権限の感覚

「上司は、部下の権限を代行できない。これが、権限を付与するときの基本的な考え方です。ひとたび権限を委譲したら、その権限は部下の固有のものであり、上司といえども、口を挟んではいけません」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(五)部下は水

「『君は舟なり、人は水なり。水はよく舟を載せ、またよく舟を覆す(「荀子」)』――君主(リーダー)が舟で、人民(部下)が水。舟は水次第で、安定もすれば転覆もする」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(六)話を聞く

「リーダーの大事な仕事のひとつは、『事情がわからない中で右か左かの判断を迫られること』です。そのときのためにも、情報はたくさんあったほうがいい。だからリーダーは、相手を選ばずに人の話に耳を傾けるべきです」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(七)リーダーは寄生階級

「自分のお腹をいっぱいにしようと思い、たくさんの肉を食べた。けれどその肉が自分の足の肉だとしたら、(中略)食べるたびに足が衰えて、いずれは立っていられなくなり、身を滅ぼしてしまいます」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(八)逆鱗について

「太宗と臣下のやりとりを見ていると、部下が上司に進言するときは、『逆鱗に触れない工夫』と、『逆鱗を恐れない気概』の2つが必要であることがよくわかります」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(九)自分を映す鏡

「『魏徴(諫官)を失い、私は一面の鏡を失ってしまった』――自分のまわりにいるのは茶坊主ばかりで、誰も自分を諫めてくれない。自分の本当の姿を教えてくれる人はもういなくなったと、太宗は魏徴の死を嘆き悲しんだのです」

【『座右の書「貞観政要」』出口治明さんの名言】(十)信頼

「部下が自分のことを信頼してくれているから、自分も部下を信頼するのではありません。順番が逆です。上司が部下を信頼するから、部下は上司を信頼してくれるのです」

『貞観政要』をさらに知りたい、読んでみたい方は、ぜひ『座右の書『貞観政要』』をチェックしてみてください


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