プレスリリース

第6回角川文庫キャラクター小説大賞受賞作品、ついに発売!
第6回角川文庫キャラクター小説大賞の受賞作品が、4月23日に発売されました。
<大賞&読者賞>小野はるか『後宮の検屍女官』
<優秀賞>奥野じゅん『江戸落語奇譚 寄席と死神』
2タイトルとも、編集部が自信をもってお届する作品です。
GWも間近! 中華ファンタジーと落語の世界……新しい読書体験をしてみるのはいかがですか?
大賞&読者賞W受賞『後宮の検屍女官』小野はるか
大光帝国の後宮は、幽鬼騒ぎに揺れていた。謀殺されたと噂される妃嬪の棺の中で赤子の遺体が見つかったのだ。皇后の命を受け、騒動の沈静化に乗り出した美貌の宦官・延明(えんめい)の目にとまったのは、居眠りしてばかりの侍女・桃花(とうか)。
花のように愛らしい顔立ちでありながら、出世や野心とは無縁のぐうたら女官。そんな桃花が唯一覚醒するのは、遺体を前にしたとき。彼女には、検屍術の心得があるのだ――。
後宮にうずまく数々の疑惑と謎を検屍術で解き明かす、中華後宮検屍ミステリ!
担当者から一言
後宮を題材にした小説は数多くありますが、「検屍」との組み合わせとは——! まったく新しい後宮ものが誕生しました。陰謀策謀の絶えない後宮で、遺体に残された「事実」から真実を導き出していく桃花の姿が魅力的です。しかも普段は眠ってばかりのぐうたら侍女というギャップも素敵。呪いの噂に隠された真実とは—— 。豊富な知識に裏打ちされた骨太な作品で、最初から最後まで楽しんでいただけること間違いなしです!
『後宮の検屍女官』試し読み:https://kadobun.jp/trial/koukyuunokenshinyokan/35gszhiajjqc.html
公式ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322012000507/
優秀賞受賞『江戸落語奇譚 寄席と死神』奥野じゅん
大学2年生の桜木月彦は、帰宅途中の四ツ谷駅で倒れてしまう。助けてくれたのは着物姿の文筆家・青野で、「お医者にかかっても無理ならご連絡ください」と名刺を渡される。半信半疑で訪ねた月彦に、青野は悩まされている寝不足の原因は江戸落語の怪異の仕業だ、と告げる。そしてその研究をしているという彼から、怪異の原因は月彦の家族にあると聞かされ……。美形文筆家と、なりゆきでその助手になった大学生の謎解き奇譚!
<b>担当者から一言</b>
本作を読んだ後、自分も落語を聞きに行きたい!と率直に思いました。興味があるけれど、なかなか敷居が高い「落語」を、こんなに楽しく読めるとは!! 青野の、美形だけど江戸っ子気質を反映させた短気というところがポイントです。またいろんなところにちりばめられている花札のウンチクが効いて、より一層世界観を引き立ててくれています。
公式ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322012000505/
◆編集部Twitterで新刊情報やおすすめ作品を発信中!
角川文庫 キャラクター文芸編集部(@kadokawa_c_bun)