2025年11月21日(金)公開を予定している、アニメーション映画監督・細田守の最新作『果てしなきスカーレット』。
主人公・スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・
さらに本日、細田守の“果てしなき復讐の世界”を彩る豪華演技派キャスト陣11名の情報が解禁されました。
日本を代表する豪華演技派キャストが大集結!!
主人公・スカーレットの宿敵となる、冷酷で狡猾なクローディアスを演じるのは、今作で細田作品4作連続の出演となる役所広司!!

スカーレットが復讐に身を投じるきっかけを作ったクローディアスを演じるのは、『バケモノの子』(15)、『未来のミライ』(18)、『竜とそばかすの姫』(21)に続き4作目の細田作品となる役所広司。
2023年にヴィム・ヴェンダースが監督を務めた映画『PERFECT DAYS』で第76回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を、第47回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、その高い演技力で国内外を魅了。
これまでは、熊徹や主人公の父親等の不器用ながらのやさしさを感じるキャラクターが多かった役所ですが、今作では今までとは真逆の主人公の宿敵・クローディアスを演じ、細田作品最多の出演キャストとなります。
クローディアスは、スカーレット(芦田)の父であり、自身の兄でもあった国王(市村)を殺して王の座を奪った、本作最凶の敵。スカーレットからの報復におびえ、側近らにスカーレットの命を奪うよう命じる冷酷で狡猾な人物です。
4作品連続で細田作品に参加となった役所について監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした。プレスコ収録では、クローディアスを凄まじい迫力で表現されていて、この声の力に、画がついていけるのかな、と不安になるくらいでした。でも、役所さんのお芝居に、アニメーターのみんなが大きな刺激を受けてさらに高みを目指しました。声のお芝居とアニメーションのお芝居が一緒に高め合って、充実した悪の表現を作ることになったんです。」と、クローディアスという役は役所以外考えられなかったこと、また制作に与えた影響が大きかったことを明かしました。
また、スカーレットを演じた芦田は、「役所さんの声の迫力にすごく圧倒されました。このクローディアスに、私は復讐をやり遂げなければいけないと、スカーレットの核となる部分を掻き立てていただきました。」と役所の迫力のあるクローディアスの声そのものが役作りの一部になったとコメントしています。
さらに、スカーレットと聖の前に次々と立ちはだかるクローディアスの刺客集団や≪死者の国≫の住人ら重要キャラクターを一挙解禁!!
細田守作品初参加となる、
市村正親・吉田鋼太郎・斉藤由貴・松重豊・柄本時生・青木崇高・白山乃愛・白石加代子
そして、細田作品2作目の山路和弘、4作目の染谷将太と強力布陣が壮大な物語に参戦!!
今までとは大きく異なる細田作品を創るにあたり、錚々たるキャスト陣による競演になったことに対して監督は、「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通して皆さんから教えてもらえることが様々あり、『果てしなきスカーレット』を作る上で大変勉強になりました。この作品は本当に恵まれていると思います。」と恐縮した様子で話しつつも今作への自信をのぞかせました。
また、『時をかける少女』から19年、細田監督と共に数々の作品を世の送り出してきたスタジオ地図の齋藤優一郎プロデューサーは「本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をして頂くという収録から始まりました。日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております。」とコメントを寄せました。
役所をはじめとする日本を代表するキャスト陣による、声の競演にご期待ください!!
観るものすべてに「生きるとは何か――」「愛とは何か――」を問いかける壮大な物語!
この冬世界は、果てしない感涙に包まれる――。
キャスト/登場人物紹介
役所広司/クローディアス
権力を求め、スカーレットの父であり自身の兄であるアムレット王を殺して王位に就いた、冷酷非道な国王。
何らかの理由で≪死者の国≫におちて、スカーレットの命を狙う。
今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。
今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と二人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。
まだ僕は、動いている登場人物達も芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。
完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!
市村正親/アムレット
スカーレットの父で、とある国の心優しい国王だったが、クローディアスに嵌められて処刑される。
吉田鋼太郎/ヴォルティマンド
騎士たちを従えるクローディアスの側近。≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
斉藤由貴/ガートルード
スカーレットの母。弱腰の夫・アムレットを見限り、野心家のクローディアスの陰謀に加担する。
松重豊/コーネリウス
腕っぷしの強いクローディアスの側近。≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
山路和弘/ポローニアス
クローディアスの側近。レアティーズと共に≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。
柄本時生/レアティーズ
クローディアスの側近。ポローニアスと共に≪死者の国≫でスカーレットたちの動向を監視している。
青木崇高/ローゼンクランツ
クローディアスの家来。ギルデンスターンと共に≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
染谷将太/ギルデンスターン
クローディアスの家来。ローゼンクランツと共に≪死者の国≫でスカーレットの命を狙う。
白山乃愛/少女
≪死者の国≫でスカーレットが出会う、少女。
白石加代子/老婆
≪死者の国≫でスカーレットが出会う、謎の老婆。
ストーリー
死んで、生きて、愛を知った。
父の
ここは、人々が略奪と暴力に明け暮れ、力のない者や傷ついた者は<虚無>となり、
その存在が消えてしまうという狂気の世界。
スカーレットは改めて復讐を強く胸に誓う。
そんな中彼女は、現代の日本からやってきた看護師・聖と出会う。
時を超えて出会った二人は、最初は衝突しながらも、≪死者の国≫を共に旅することに。
戦うことでしか生きられないスカーレットと、戦うことを望まない聖。
傷ついた自分の身体を治療し、敵・味方に関わらず優しく接する聖の温かい人柄に触れ、
凍り付いていたスカーレットの心は、徐々に溶かされていく――。
一方でクローディアスは、≪死者の国≫で誰もが夢見る“見果てぬ場所”を見つけ出し、
我がものにしようと民衆を扇動し、支配していた。
またスカーレットが復讐を果たすために自身を探していると聞きつけ、
彼女を<虚無>とするために容赦なく刺客を差し向ける。
スカーレットと聖もまた、次々と現れる刺客と闘いながら、
クローディアスを見つけ出すために、“見果てぬ場所”を目指してゆく…。
そして訪れる運命の刻 。
果てしない旅路の先に、スカーレットがたどり着く、ある<決断>とは――
映画『果てしなきスカーレット』情報
キャスト:
芦田愛菜
岡田将生
山路和弘 柄本時生 青木崇高 染谷将太 白山乃愛 / 白石加代子
吉田鋼太郎 / 斉藤由貴 / 松重豊
市村正親
役所広司
監督・脚本・原作:細田守
企画・制作:スタジオ地図
公開日:2025年11月21日(金)
©2025 スタジオ地図
映画の最新情報はこちらから!
・公式HP:https://scarlet-movie.jp/
・公式X:https://x.com/studio_chizu
・公式Instagram:https://www.instagram.com/studio_chizu/
・公式Facebook:https://www.facebook.com/studiochizu
書籍情報
書 名:『果てしなきスカーレット』
著 者:細田守
発売日:2025年10月24日(金)予定
定 価:748円(本体680円+税)
発 行:KADOKAWA 角川文庫刊
また角川つばさ文庫からも、すべての漢字にふりがなが付きの児童文庫版が2025年10月24日(金)に同時発売予定です。
▼原作特設サイト
https://kadobun.jp/special/scarlet/