SF、ホラーからミステリまで幅広く活躍された作家の小林泰三さん(58歳)が、2020年11月23日(月)、大阪府内の病院で逝去されました。癌で闘病中とのことでした。葬儀は近親者のみで済まされたそうです。
小林泰三さんは1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しデビュー。2011年刊の『天獄と地国』で、また16年『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を受賞。また、13年刊の『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞しました。他に「メルヘン殺し」シリーズ、『海を見る人』『大きな森の小さな密室』『パラレルワールド』『人外サーカス』『未来からの脱出』など多くの著書があります。
デビュー以来、たくさんの素晴らしい著作をありがとうございました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。