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怖いけどちょっと覗きたい! 人気声優たちの、妖しく美しい声で日本古来の怪談話を聞く。朗読イベント『トワイライト・リーディング 怪異奇譚』

お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン『怪と幽』が、イベント「萬國妖怪博覧会」を企画。8月14日にところざわサクラタウンにて開催された朗読イベント「トワイライト・リーディング 怪異奇譚」の模様を最速レポート!


人気声優の日笠陽子と間島淳司が、異様で不思議な物語を朗読する本イベント。最初に上演されたのは、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が採取・再話した「幽霊滝の伝説」。これは明治の頃、鳥取県の黒坂を舞台に、主人公の女・お勝が体験した恐ろしい肝試しの顛末を、本公演のために新たに告白形式で脚色したもの。八雲の『怪談』に所収されている物語の中で、もっとも残酷な結末を迎える作品と言われている。

朗読は、お勝が興味本位で「幽霊滝」に行った体験告白を、日笠と間島が台本のページを交互に読み継ぐスタイル。お勝の解釈がそれぞれ違っていて、入れ替わるたびに声色が変わることで、作品の世界観がより深く膨らんでいく。ゆったりと流れるように動くカメラワークや、突然鳴り響く雷鳴や和太鼓の音などの演出でリアルをさらに高め、悲しい結末の場面では不気味な音響で背筋が凍るような驚きの仕掛けもあった。


朗読後はミニトークで、張り詰めた会場の空気をリフレッシュ。ここでは日笠が「皆さん朗読を聞いて涼しくなりましたか? 私たちはもう汗だくでした(笑)」と二人が高い熱量で朗読をしたことをコメント。間島さんは「妖怪といえば、カラス天狗が好きですね。とあるアニメ作品でこの役をやったので」と、自身の妖怪好きを明かした。また、昼の部には特別ゲストとして広島県・三次もののけミュージアムの名誉館長・湯本豪一が登場。もののけ愛を語り、盛り上がる一幕もあった。


次に上演されたのは、江戸時代中期、広島県の三次を舞台とした作者不詳の怪異譚「稲生物怪録(いのうもののけろく)」。当時、実在した10代の若侍が体験した怪異をとりまとめた物語だ。この侍は「行ってはいけない」と言われている山に登ったことがきっかけで、その後1ヶ月間毎日、畳の隙間から毛が伸びたり、突如生首が転がってきたりといった怪異現象に悩まされるようになる。日笠と間島の巧みな朗読テクニックによって状況が目に浮かぶようなリアルなが加わり、さらに背景のモニターには、原作に収録されているおどろおどろしい絵がいくつも映し出され、より恐怖の世界に誘われた。


怪異の中に、禁忌を犯してしまう愚かな人間の精神的な恐怖を炙り出す両作品。夜の部では二人が読むパートをチェンジしての朗読。会場も暗くなり、同じ話なのにまるで違う話に聞こえてしまうという奇妙な現象(!?)も起こり、ミニトークでは日笠さんとっておきの恐怖体験も披露された。こちらのイベントは、8月19日20時までアーカイブ配信が購入可能。
真夏の夜の不思議な恐怖世界を、この配信でぜひ体験してみてほしい。

朗読イベント『トワイライト・リーディング 怪異奇譚』

■出演者
日笠陽子、間島淳司(※昼の部のみゲスト:湯本豪一)
■開催日時
2021年8月14日(土)
【昼の部】13:00~14:30 【夜の部】18:30~20:00

■アーカイブ配信 8月19日20時まで販売
チケット購入はコチラまで
https://kadokawa-ipccontents.zaiko.io/_item/341551


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