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京極夏彦、村上健司、多田克己、黒史郎が知られざるヤバい民話の世界をトークセッション! 『ひどい民話を語る会V3』を最速レポート!

お化け好きに贈るエンターテインメント・マガジン『怪と幽』。そのメイン執筆陣、小説家の京極夏彦、妖怪研究家の多田克己、ライター及び妖怪探訪家の村上健司、そして同誌のvol.7において、京極と対談した作家の黒史郎が登壇し、リアルとオンラインで残念な民話トークを交わした!

前回、好評を博した京極夏彦、多田克己、村上健司といった『怪と幽』の執筆陣が知られざる民話の世界を明かしていく「ひどい民話を語る会」の第2回。今回は数々の怪談小説を手掛けてきた黒史郎も参加し、早速、トークに花が咲く。
冒頭、開催の挨拶はやはり京極。開始早々「最初に謝りたい」と前回、下ネタ民話トークに徹したと反省。「しかしながら、民話には下ネタが欠かせない」と熱弁し、結局、他の3人が便乗していくところからスタート!


やがて、4人それぞれが、今回のために収集したという別角度からの「ひどい民話」で魅せた。

多田は殿様が村を回っているときに、「ネギ」を探していた茨城の民話を語り出す。村人は食べ物の「ネギ」を知らなかったために「禰宜」(神職の職称)を呼んできてという……ウルトラCな顛末に、誰もが驚く民話を披露。


一方、黒が語るのは、お代官が「手水(ちょうず)」を探していて、周囲の者が「長頭(ちょうず)」、つまり首が長い鶴吉を呼んできてしまうというオヤジギャグ的な民話を紹介。落語的なのにどこかシュールな物語をレコメンドした。


さらに村上は、新潟の民話を紹介。乳が飲みたいという汚いお爺さんがいて、ある女が「ここに乳があるから飲ませてやる」と自らの乳を差し出し、それを飲んだお爺さんが別れ際に大金入りの包みを彼女に渡したという身も蓋も無い話で応戦。聴き終わった3人は「それ、ただの変質者でしょ!」とツッコミを入れていた。


そのほか、人殺しが登場する「サイコパス民話」の世界を4人が語るコーナーも、ホラー小説や映画好きにはたまらない狂気的展開があるものばかり。ここは配信でとくに楽しんでほしいところだ。


「ひどい民話」のループがなぜかクセになってしまう本トークライブ。終盤には、京極が昔話を締めくくる言葉を集めたコレクションという、およそ京極以外に誰も手を出さないであろうテキストの山を来場者&視聴者に紹介し、溢れ出る「ひどい民話」愛は留まるところがなかった。

このイベントの模様は、8月19日23時59分までアーカイブ配信が購入可能。
作家たちが、大真面目に脱力民話の楽しみ方を語り合う、この配信。一度観れば、誰かに話したくなってしまうその魅力を感じられるはずだ。

『ひどい民話を語る会V3』

■出演者:京極夏彦、村上健司、多田克己、黒 史郎
■開催日時

2021年8月14日(土)15:25~17:00

■アーカイブ配信 8月19日23時59分まで配信中
アーカイブ配信は、8月19日20時まで販売
https://kadokawa-ipccontents.zaiko.io/_item/341551


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