古内一絵さんによる最新小説『スイーツアラモード』(KADOKAWA)が2026年10月30日(金)に発売決定。予約受付を順次開始しました。
古内一絵『スイーツアラモード』作品紹介
大人気シリーズ「マカン・マラン」の著者・古内一絵さんによる待望の新作です。
作家デビュー15周年記念作品でもある本作は、激動する社会の変化に翻弄されながらも懸命に働く人々と、スイーツの変遷を描いたクロニクル小説。
私たちが抱える痛みや理不尽さを「ただの違和感」で終わらせず、あの時どうすればよかったのかを共に考えてくれるような、心強い物語になっています。
また、その時代を色濃く映し出す美味しそうなスイーツがたくさん登場し、疲れた心を癒やしてくれます。
古内さんから贈られるあたたかなエールが、皆様の許へも届きますように!
著者コメント
昭和から令和まで、悩み奮闘する私たちの傍にはいつだって最先端(アラモード)のスイーツがありました。
戦争、震災、ヘイト、疫病、ジェンダーギャップ……。
様々な問題を抱えながら、ここまできた私たちは、この先、どこへ向かっていくのでしょう。
登場人物たちと一緒に、その先の未来へ思いを馳せて頂ければ幸いに存じます。
――古内一絵
あらすじ
厳しい時代を生きる私たち。
泣いた日も嬉しい日も、傍にはスイーツがあった。
昭和~令和までを辿る、連作短編集!
●第1話「プリン・ア・ラ・モード」昭和35年(1960年)
婦人雑誌の記者・登喜子は初取材で横浜のホテルニューグランドを訪ねる。コーヒーハウスで取材相手がプリンアラモードを注文し、この美しいデザートが米軍将校夫人のために考案されたと知る。
●第2話「フルーツパフェ」平成3年(1991年)
男女雇用機会均等法が成立し、総合職として様々な分野に進出した女性たち。広告代理店で働く澄香は、エネルギー補給でフルーツパーラーに駆け込むが、総務部の麻子に見つかってしまう。
●第3話「パンナコッタ」平成15年(2003年)
労働者派遣法の規制緩和により、剛毅と同じチームで働く女性は全員派遣社員。バブル崩壊後も元気な彼女たちに圧倒され、上の世代からは「男らしさ」を押しつけられる毎日で辟易していた。
●第4話「マンゴープリン」平成25年(2013年)
大学で中国語を学んだ美理はそのまま大学事務に就職して10年となる。成功や理想よりも癒しを求めて生きている世代だ。ある日、学科最難関の同時通訳者養成ゼミに参加したいという1年生が現れて……。
●第5話「ドバイチョコレート」令和8年(2026年)
大学4年生の琴音は生まれてからずっと不景気で平穏に生きることが一番とされていた。多様性の時代だと言われ、真面目に勉強をすれば問題のなかった学生時代だが、就職活動では「普通のいい子」が売りにならない壁にぶち当たる。
書誌情報
作品名:スイーツアラモード
著者名:古内一絵
発売日:2026年10月30日(金)※電子書籍同日配信
定価:2,145円(本体1,950円+税)
頁数:384頁
装画:田渕正敏
装丁:鈴木久美
体裁:四六判上製 単行本
ISBN:9784041158500
初出:「小説 野性時代」特別編集 2024年冬号、特別編集 2025年冬号、2026年4月号、7月号、9月号
発行:株式会社KADOKAWA
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000289/
著者紹介
古内一絵(ふるうち・かずえ)
東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年にデビュー。2018年『フラダン』で第6回JBBY賞(文学作品の部門)を受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「風の向こうへ駆け抜けろ」シリーズ、『お誕生会クロニクル』『星影さやかに』『山亭ミアキス』『百年の子』『東京ハイダウェイ』『最高のウエディングケーキの作り方』など多数。





