2026年5月25日に発売予定の角川文庫(日本文学・時代小説)の新刊ラインナップをご紹介します。
※地域により発売日が前後する場合があります。ご了承ください。
角川文庫(日本文学)2026年5月の新刊紹介
赤川次郎『三毛猫ホームズの闇将軍』
事件の鍵を握る存在〈闇将軍〉とは? 大人気シリーズ第49弾!
平凡な会社員・沖野のぞみは、ある日、自宅アパートのゴミ置き場で不審なゴミ袋を見つける。中を確認すると、一億円が入っていた――。1年後、その大金で起業し成功を収めたのぞみ。しかしある日、彼女のもとに謎の人物から1本の電話が入る。「1億円を忘れるな」。自身の秘密を知る存在に怯えた彼女は、男のある“命令”に従ってしまう。それは世間を揺るがす殺人事件の始まりだった。事件を操る黒幕の正体とは? 大人気シリーズ第49弾!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322601000670/
浅原ナオト『100日後に別れる僕と彼』
100日間、嘘をついてくれ。偽りの恋愛を演じる同性愛カップルの真意は?
性的少数者のためのパートナーシップ宣誓制度について受けたインタビューが萌えると、SNSで注目を集める春日佑馬と長谷川樹の同性カップル。そんなふたりに、同棲生活を延べ100日間撮影するドキュメンタリー取材の依頼が舞い込み、同性愛への理解を広めたい佑馬はそれを受諾する。しかし佑馬と樹は実質的に破局していた。佑馬は樹を説得し、ふたりはカメラの前では仲の良い恋人を演じることに。そんなことを知る由もない制作会社のディレクター茅野志穂は、ありのままの彼らを記録しようと意気込むが、被写体であるふたりの青年の心と関係は、少しずつ嘘をつけなくなってゆく――愛を撮る者、愛を偽る者、愛を捨てきれない者。様々な想いが交錯する100日間の幕が上がる。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322512001054/
新 八角『小説 劇場版モノノ怪 蛇神』
『劇場版モノノ怪』公式ノベライズ第三章。大奥を揺るがす愛と悲しみの物語
大奥で多くの犠牲を出した唐傘との死闘、続けて起きた火鼠の騒動から一年。いまだ消えぬ“何か”の気配を感じて薬売りが再び七つ口に現れる。天子の正室である幸子は第二子を懐妊するが、喜びも束の間、死産となる。時を同じくして、大奥では人が潰され、絞め殺される怪死事件が起き……。やがて明かされるのは、大奥の始まりに隠された永く哀しき秘密だった。奥女中の守り神である御水様、その信仰の祭司を務める溝呂木家と天子の血筋……大奥を守り、導く者たちの因果はやがて国を揺るがす一大事を引き起こす。全てを押し潰さんとする、尋常ならざる想いを宿す最恐のモノノ怪を前に、薬売りの最後の退魔と救済の儀が今、始まる。形、真、理――三様が揃い、よって剣を、解き放つ!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322305000334/
上田健次『今日もひといき』
「ひといき」するのはどんな時間?30歳記者が取材から気づいた大切なこと
嵐 凪(あらし・なぎ)は30歳。老舗ライフスタイル誌「Comme moi(コム モワ)」の編集者だ。ある日、凪は看板コラム「ほっとひといき」の担当になり、取材をすることに。小学生2人を育てるテストドライバー、動画編集から営業まで1人で担う料理研究家、仕事に全力のコンシェルジュ……。彼らが心からくつろげる時間は、実は意外な瞬間だったりするのだが、真実を書くか書かぬかは凪次第。あなたが本当にほっとするのは、どんな時間ですか?
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322512001216/
打海文三『探偵という快楽』
打海文三ワールドの奥深い魅力を堪能できるノワール・ミステリ。
大手探偵社「アーバンリサーチ」から独立した佐竹は、深夜の小田急線で、歌手のマネジメントをしているという奇妙な男と出会う。後日、佐竹はその男から、忽然と姿を消した演歌歌手を探してほしいと依頼され調査を開始するが、その直後に見知らぬ女からいきなり銃口を突きつけられ……(「星屑のステージ」)。含羞を湛えた文体と静謐な会話。孤高の探偵・佐竹シリーズ、最後の作品集。稀代の夭折作家が残した未発表連作3篇を収録。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322502001961/
内山 純『レーモンドさんの小さな家』
ここは、あなたのままでいていい場所
婚約者の両親と初めての顔合わせで緊張する美里は、自分が苦手なもののせいで、両親を嫌な気持ちにさせていないかと不安になってしまう。どうすれば自分らしくいられるのかと悩む美里は、東京タワーを写真に撮ろうとしているのか、四苦八苦している青年に出会って言葉を交わす。彼が敬愛するレーモンドさんという建築家が手掛けた「ここにいていいよ」と言ってくれるような場所と聞いて、聖オルバン教会に足を踏み入れた美里は、張り詰めていた気持ちがふっとやわらぐのを感じる(「風が見える教会」)。ピアニストの道を諦めた良治は、娘が楽しくピアノを弾くのをいつも見守っていた。娘のコンクールの下見のため、娘とその友人を連れて音楽センターを訪れた良治は、娘の思いがけない言葉を耳にしてしまう。そんな中、建物そのものに感激している不思議な青年に出会って――(「ホールに満ちる生命の息吹」)。自然との調和を大切にした建築家アントニン・レーモンドの造った場所は、時間を超えて人々の「居場所」となっている。本当に大切なものに気づかせてくれる温かな短編集。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000285/
沖田 円『丘の上の洋食屋オリオン 雨上がりのごちそう』
ここは、「ただいま」が言いたくなるお店――美味しくて心温まる物語
緑豊かな丘の上に建つ洋食屋オリオン。小さな庭にはハーブと自家製野菜が生き生きと葉を茂らせ、看板猫の黒猫ネロがお出迎え。オーナー兼シェフは28歳のくるみ。病気になってしまった祖母から、この店を受け継ぎ、家族の味を守りながら、皆の居場所を作ろうと、はりきって切り盛りしている。そんなお店にやってくる常連客たちが、悩みながらも自分と向き合い、前を向いて歩いていく姿を描く、心温まる連作短編。結婚して婚約者の実家の宿を継ぐことになった女性が、新しい土地と生活に思いを馳せ、不安とともに食べるかにクリームコロッケ。メンタルの病気で会社を辞めた女性が、ネロと出会ったことをきっかけに、自分の新しい道を見つけていくぶどうのタルト。職場体験にやってきた中学二年生の女の子が、母に感謝を伝えるために一緒に食べるビーフシチュー。新しい一歩を踏み出す人々の姿を描く、全5話。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000582/
奥乃桜子『ひよりやま食堂』
報われない日も、心細い夜も。のんびり“日和見”していきませんか。
絵本作家になる夢を追い掛け仕事を辞め、27歳で上京してから4年。
貯金もなく気力も尽きた吉川結は、夢を諦めようとしていた。
取材がてら勤めていた児童館での非常勤も任期満了が近づき、心の拠り所はどこにもない。
これからどうすればいい? いや、今までどうしてくればよかった……?
孤独と息苦しさに押しつぶされそうになった彼女がたまたま訪れたのは、住宅街にひっそりと佇む定食屋・ひよりやま食堂だった。
“食堂の座敷わらし”を自称する少女・早苗と、翻訳家兼料理人の若き店主・深山司は、結を温かく美味しい料理で出迎える。
しかし、ひよりやま食堂には、「“座敷わらし”に認められないと常連にはなれない」という噂があって……?
どんな人生にも、「日和見」が必要な時がある。
手探りで日々を生き抜く大人たちの心を、そっと包み込む物語。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000576/
今野 敏『脈動』
相次ぐ警察の不祥事! 警視庁に巣くう悪意と対峙せよ 規格外の警察小説!
捜査一課の刑事が、取調室で被疑者に暴行を加えた。警視庁が火消しに走っていると、今度は警務部の係員が受付の女性と庁内で淫行に及んでいたことが明らかになる。相次ぐ不祥事に人知を超えた原因があることを知った少年事件係の富野は、術者の鬼龍光一を呼び出した。曰く、警視庁を守る結界が破られたことで、このままでは壊滅の危機を迎えるというが……。少年事件係と謎の術者のバディの活躍を描く規格外の警察小説!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000936/
藤山素心『今夜も満月クリニックで 移りゆくステージ』
病院に行くほどでもない、ちょっとした体の不調、ここで相談しませんか?
世田谷の長閑な住宅街にあるアンティークショップの奥で、日没後からひっそりと診療が開始される隠れ家的な『満月クリニック』。
迎えてくれるのは、優しげな瞳を持つ赤崎という医師だ。
手足と脇の大量の汗に悩んでいる男子高校生、動画のライブ配信に夢中になっていたら急に物が二重に見えるようになってしまった20代女性、バックヤード業務から営業に異動になったため、仕事のストレスでじんましんが出てしまった30代男性、急に体調不良になってしまった40代女性、そしてアンティークショップを営むマダムに見つかったのは――――がん!?
仕事や学校を休んで病院に行くほどでもない、ちょっとした体の不調や悩み、このクリニックで解決しませんか?
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000944/
松岡圭祐『万能鑑定士Qの最終巻 ムンクの〈叫び〉 改訂完全版』
面白くて知恵がつく、人の死なないミステリ、シリーズ感動の最終巻!
「万能鑑定士Q」シリーズ完結! 出発点となったリサイクルショップ<チープグッズ>に戻った凜田莉子。ムンクの絵画「叫び」の盗難事件を機に、過去最難関の謎へと導かれる。事件を追ううち、探偵になった小笠原悠斗との心のすれちがいにも、真意が見え始め……。タイムリミットは120時間、ムンク「叫び」の謎を解け! 人の死なないミステリ、「万能鑑定士Q」シリーズ遂にここに完結。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602001004/
柳 広司『虎と月』
文豪ストレイドッグスの春河35描き下ろしカバー!
父は虎になった。父の血をひくぼくも、いつかそうなってしまうのだろうか。
虎になった父が残した一篇の漢詩から導き出される、驚愕の真実。不朽の名作『山月記』をまったく新しい視点から読み解く新感覚ミステリ。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000524/
角川文庫(時代小説)2026年5月の新刊紹介
秋山香乃『波紋 漢方医・有安』
心温まる時代シリーズ第2弾
2カ月連続刊行シリーズ第2弾!
「子供はわかっているの。誰が一番本当に自分を愛してくれているのか」
診療所を営む元士(さむらい)の有安と弟子の司郎は、
血のつながらぬ娘たちとの暮らしを守れるか?
素性を隠し、血のつながらぬ娘のお雪と江戸で漢方医として暮らす有安。国元を出奔し、母と死に別れた幼きお美知を引き取った元士(さむらい)の弟子の司郎とともに、家族同然の生活を送っていたが、ある時、一人の士が平穏を破った。男は司郎の国元の士で、司郎に国へ戻るよう指示したのだ。だが有安のような医者を志す司郎は、葛藤する。さらにそんな矢先、人身売買にからんだ江戸を揺るがす事件が有安たちを襲う……。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000956/
安部龍太郎『ふりさけ見れば 上』
若き天才官僚に、「国」の存亡をかけた密命が下された!
遣唐使・阿倍仲麻呂は、波濤を乗り越え唐に留学を果たした。難関を極める科挙を見事に突破すると、玄宗皇帝に仕える官吏として、着実に出世の階段を駆け上がっていく。陰謀と政略がうずまく朝廷のなかで、政敵たちとしのぎを削る仲麻呂には、祖国日本の命運を賭けた密命が下されていた。同志の井真成が不審な死を遂げたことを皮切りに、歴史は大きなうねりを見せる。直木賞作家・安部龍太郎が日中関係の先駆けを描く!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000022/
安部龍太郎『ふりさけ見れば 下』
直木賞作家が迫る、「日中関係」の先駆けの物語
稀代の天才は、なぜ日本に帰らなかったのか。唐に渡った阿倍仲麻呂は、皇帝の信頼を獲得し、皇子の教育係を拝命するまで登り詰める。傾国の美妃・楊貴妃の姉と婚姻を結ぶことで朝廷の深奥部にまで入り込むが、それは同時に熾烈な政争の当事者となることを意味していた。無双の将軍・安禄山による獅子奮迅の働きで大陸が地響きを鳴らしていた頃、日本でも一大事件が起きようとしていた。圧巻のスペクタクルでおくる歴史巨編!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000023/
有馬美季子『お葉の医心帖 ゆらめきの紫陽花』
二人は障害を乗り越えて結ばれるのか?
思いを寄せていた林二郎が、師と仰ぐ道庵にとって因縁の相手の息子だったと知り、動揺するお葉。忘れることを決意し、日々の仕事に励む中で、患者を通して、道庵の弟子であることが彼に伝わってしまい……。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322601000694/
鈴木英治『日本橋の強談 大江戸なりあがり伝』
痛快時代シリーズ第2弾!
鈴木英治作品3カ月連続刊行第3弾!
徹之助に試練、また試練!
干し椎茸の商談のため赴いた江戸で、さらなる困難が……。
「これが江戸だ」椎茸栽培に成功した徹之助は伊豆国奈古屋(なごや)村から日本橋にやって来た。地元で縁を得た評判の料理屋「来潮」の隠居・富太郎に椎茸を認めてもらった矢先、文で商談を断られたため、理由を直接聞きにやって来たのだ。富太郎は、質がよく安い椎茸を別の乾物問屋から仕入れたという。生き馬の目を抜く江戸で成功するため、根気強く商談を続ける徹之助だったが、留守にしている間に肝心の椎茸を強奪されてしまう……。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000952/
鈴峯紅也『ご隠居奉行世直し帖』
ちょっと厄介だけど、凄腕のご隠居たちが、江戸の平和を守る!
江戸市中で寺社への不審火が相次いで起きていた。引退した元中町奉行の坪内弥五郎、その幼馴染である、口入れ屋の隠居で町の親分・花坊主の伝兵衛、凄腕の剣術道場の主・次郎左衛門たちに、かねてより手を焼いていた南町奉行・大岡越前守は、彼らにこの件を任せることを思い付く。大岡は、臨時廻り同心・早見慶之進にお目付役を命じるが――。最強の爺さん3人の活躍を描く、傑作長篇時代小説。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000300/
角川ホラー文庫2026年5月の新刊紹介
著者:木爾チレン、原作:真田まこと『殺戮の天使 3 ONCE IN A BLUE MOON』
大・大・大ヒットホラーゲームのノベライズ第3弾!
おかしな絆によって結び付けられた少女レイと殺人鬼ザックのふたりは、協力して危険なビルからの脱出を目指していた。B1フロアに現れたのは、なんの変哲もない民家。一歩足を踏み入れると、室内には生々しい鮮血が飛び散っていた。なにかを思い出したかのように、レイは意識を失ってしまう……。息をのむスリリングな展開に、次第に明らかとなっていく信じられない真実。伝説的人気を誇るホラーゲームノベライズ!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322507000519/
澤村伊智『ととはり屋敷』
あの家族は呪われている――。
最強の霊能者・比嘉琴子には6人の弟妹がいた。だが、生き残ったのは真琴だけ。弟の双子・龍也と虎太を襲ったキャンプ場の惨劇、その下の弟の肇が挑んだ少年野球チームの怪、末子の栞が命がけで対峙した凶悪な獣。住人不在となった比嘉家は、いつしか呪われた家として話題を集めていた。家に現れる「ととはり」という文字列と、人を襲う化け物の正体とは――。家族の歴史を紐解く、比嘉姉妹シリーズの前日譚となる短編集!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322402000613/
編著:三津田信三、著者:加門七海、菊地秀行、澤村伊智、霜島ケイ、名梁和泉、福澤徹三『七人怪談』
屈指の名手たちが「自分が最も怖いと思う怪談」を綴る。戦慄の怪談小説集。
「これは、わたしが小学校の、高学年だった頃の話です」――少女が雑誌に投稿した、ある家族を襲った不気味な怪異の記録。悪化していく一方の父の怪我、何者かに乗っ取られ不気味な笑い声をあげる妹。そして親類たちの死。霊能者“マツシタサヤ”によって怪異は鎮められ、記録は締めくくられる。だが、この投稿を皮切りに、マツシタサヤを巡る不可解な記録が世に溢れはじめ……(澤村伊智「サヤさん」)。 同窓会をきっかけに、故郷の実家に泊まることになった「私」。すでに実家には誰も住んでおらず、何も無い家に過ぎないはずなのに、「私」以外の何者かの気配が段々と濃くなっていく。鳥籠の中で邪悪な笑みをたたえた阿弥陀如来像、座敷の蒲団の中で蠢くモノ、そして――。忌まわしい記憶とともに、何かが迫ってくる(三津田信三「何も無い家」)。ホラー界を牽引する三津田信三が、屈指のホラー小説の名手六人それぞれに相応しいテーマで「自分が最も怖いと思う怪談を」と依頼して編まれた戦慄のアンソロジー。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322601000709/
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