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【角川文庫2025年3月の新刊紹介】石田衣良『心心』、乙一・山白朝子『Wi-Fi幽霊』など注目作が盛りだくさん!

2025年3月22日に発売予定の角川文庫(日本文学・時代小説)、角川ホラー文庫の新刊ラインナップをご紹介します(※地域により発売日が前後する場合があります。ご了承ください)。

角川文庫(日本文学)2025年3月の新刊紹介

赤川次郎『花嫁は迷路をめぐる 花嫁シリーズ』



上京してきたのは、死んだはずの妹だった!? 大人気シリーズ第32弾!

小さな村を飛び出し、東京でモデルとして活動する片桐早苗。ある日、妹のとも子がスタジオを訪ねて来るが、早苗は彼女を見るなり驚愕する。故郷の知人・竜太から、とも子は両親とともに火事に巻き込まれて死んだと聞いていたからだ。再会を喜びながらも、故郷への不信感を募らせる2人。そして、故郷の村役場で2000万円が盗まれる事件が発生。竜太が犯人という話を聞いた早苗は、とも子とともに事件の真相を探ろうとするが……。表題作の他、「花嫁たちのメロドラマ」を収録。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322402000640/

青山誠『やなせたかし 子どもたちを魅了する永遠のヒーローの生みの親』



世代を超えて子どもたちが愛してやまないヒーロー・アンパンマン誕生の秘密

幼くして父母と離別するも、絵を描くことに魅せられた少年は高知の地ですくすくと成長した。戦争の時代、徴兵され戦地に赴くも、絵に対する情熱は消えず、それは戦後、子どもアニメの金字塔へと花開いた。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322411000597/

石田衣良『心心 東京の星、上海の月』



魅惑の声持つ少女をめぐる、国境を越えた青春冒険譚!

渋谷にある専門学校の声優科に入学した石森陽児は、上海からやってきたアニメ好き少女・陽心心と出会う。異国の地でひたむきに夢を追う彼女に惹かれながら、幼なじみの浩平、元高校球児の健太郎、子役あがりの遥、元キオスク女子の真琴といった年齢も出自も違う仲間たちとともに特訓の日々を送る。ある日の夜、浩平に誘われ帰宅する心心のあとを興味本位でつけたところ、彼女を見張る不審なクルマに気づく。心心が抱える秘密とは? そして彼女は何者なのか――?

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322408000653/

加藤実秋『リーガル・ピース! その和解、請け負います』



裁判せずにトラブル解決! 新感覚リーガル・エンターテインメント始動!

裁判せずにあなたのトラブル、解決します――。
上司の収賄疑惑が原因で退職に追い込まれた明日花は、“和解の達人”と呼ばれる弁護士・津原と出会う。終始薄い笑みを絶やさず掴みどころのない彼の周りには、一流の専門知識を持ちつつもクセが強すぎる仲間が集まっていた。賄賂の真相を知るため津原に依頼した明日花だが、個性的な仲間も巻き込み事件は思わぬ展開に……。
「それってどっちが正しいの?」「世の中、白か黒かじゃない。グレーな答えが人を幸せにすることもある」。最強チームが織りなす、新感覚のリーガル・エンターテインメント開幕!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000518/

杉山大二郎『人事部長は新入社員 桜木美咲は逃げません』



パワハラ、セクハラ、モラハラ、私が解決します! 書き下ろし

日本を代表するIT企業の社長である駿河元康は、3ヶ月に一度だけ認められた電車通勤で衝撃の光景を目撃した。車内で泣き止まない赤ん坊を抱いた母親に対し、男が叱責をしはじめた。だが直後、1人の若い女性がその男を堂々と注意したのだ。さらに駿河は、その女性を自分の会社の新入社員研修で発見するが――。一方、憧れの企業に就職した桜木美咲は、いきなり告げられた辞令に困惑していた。なんで私が、人事部長に!?

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407001618/

鳴神響一『脳科学捜査官 真田夏希 ビター・シトラス』



子供たちの命を守れ! 50万部突破の人気シリーズ最新作!

神奈川県警の心理職特別捜査官の真田夏希は、上司より私立小学校での特別授業をするよう頼まれた。子どもたちが安心してネットを使えるような心がけを教えてほしいというのだ。慣れない小学生相手の授業に苦戦するも、なんとか無事に終えたと思った矢先、事件が起きた。拳銃を持った男女が、小学校に侵入してきたのだ。20名の生徒と教諭を人質に取った犯人たちは、驚くべき要求をしてくるが――。書き下ろし長篇警察小説。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000610/

藤山素心『今夜も満月クリニックで』



病院に行くほどでもない、ちょっとした体の不調、ここで相談しませんか?

ここは、夜だけひっそり看板を出す、あなたのための隠れ家診療所「満月クリニック」。閑静な住宅街にあるアンティークショップの奥で待っているのは、穏やかな笑顔の医師・赤崎だ。目指したのは、何でも気軽に相談できる、友だちのような町医者。今夜も彼のもとには、いつも気になりながら後回しにしていた様々な症状を抱えた患者たちが、引き寄せられるようにやってきて――。日常×医療が織りなす、ハートフル・ストーリー!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322310000723/

角川文庫(時代小説)2025年3月の新刊紹介

編者:末國善己、著者:青山文平、朝井まかて、浅田次郎、宇江佐真理、上田秀人『忠義 武家小説傑作選』



組織で闘うすべての人へ――。豪華作家陣が描く、必読の武家小説集。

将軍の身の回りの世話をする武士たちの、気苦労な日々を描く(「小納戸の章」)。御台様の料理人・山口伊織の知られざる一面とは(「一汁五菜」)。従順な奉公人が、主殺しを犯した理由に迫る(六代目中村庄蔵)。主家の仇討ちに巻き込まれ、処分を受けた武士の生きる道(死んだふり)。西洋暦が導入された時、旧幕府天文方の役人は何を思った(「西を向く侍」)。組織で闘う武士たちの気高い姿を描くアンソロジー。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000512/

編者:末國善己、著者:滝口康彦、葉室麟、宮部みゆき、山本兼一、山本周五郎『信念 浪人小説傑作選』



人気作家がそろい踏み! 誇り高き浪人の生き様を描くアンソロジー

貧しき人々に剣を教える流浪の剣士が、藩の指南役と対決する(「薯粥」)。井伊家を訪れた浪人は、玄関先で切腹させてほしいと言うが(「異聞浪人記」)。主家なきあとの大石内蔵助の命を狙うのは誰だ(「鬼の影」)。旗本の実家を飛び出し刀屋になった光三郎が、大騒動に巻き込まれる(「うわき国広」)。用心棒を頼まれたのは、長屋暮らしの頼りない浪人だった(敵持ち)。おのれを貫く浪人たちの生き様を描くアンソロジー。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000511/

赤神諒『仁王の本願』



朝倉、上杉、織田が恐れた、本願寺最強の武僧・杉浦玄任。

15世紀末の北陸加賀に「百姓ノ持チタル国」が建てられ80年。武士の支配を退け、民衆が自ら治める一向衆の政は、内外の戦に明け暮れるうちいつしか腐敗していた。織田信長や上杉謙信、朝倉義景ら強大な外敵に囲まれ、窮地に陥った加賀に現れたのは、「仁王」こと本願寺最強の坊官・杉浦玄任。加賀から越前、さらには日本全土に「民の国」を築くため、救いなき乱世で戦い続ける玄任の生き様をドラマチックに描いた意欲作!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000522/

近衛龍春『北条は退かず(下) 小田原合戦』



天下争乱の波が北条を襲う! 未完の大作、書き下ろし完結巻!

豊臣秀吉による天下統一の波はついに北条家にも襲いかかろうとしていた。徳川家康が関白となった秀吉に屈し、北条家はいよいよ窮地に立たされることになる。北条家にとって悲願の関八州制覇を諦めねばならぬのか。そんななか、氏邦に待望の男児が誕生した。だが、氏邦の喜びはほんの束の間にすぎなかった。九州の島津家を降伏させた秀吉が、ついに北条家へ最後通告を突きつける――。北条家の激闘を描いた歴史長篇、堂々の完結。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322408000667/

佐々木禎子『芝居茶屋たけの家味ごよみ 大根役者といかのぼり』



私は私の料理を出そう。おいしくて心温まる時代小説新シリーズ

行き遅れを心配されつつも両親の小茶屋「たけの家」を手伝っていたおなつ。ところが火事で父は亡くなり、母は寝込んでしまった。浅草猿若町に店を移して再起を図るが、他の店に出遅れた上、奢侈禁止の世とあってなかなか客が入らない。重責と不安に潰されそうな彼女だったが、不器用ながらも自分を励ましてくれる弟をはじめ周囲の支えに気付き、やがて店を背負う覚悟を固めてゆく――。美味しくて温かな新シリーズ、開店!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000527/

高田在子『味ごよみ、花だより 三、幸せの種』



「はなの味ごよみ」から続く、恋の物語。ついに感動の完結!

小石川御薬園同心の岡田弥一郎は想い人の時枝の許に急いでいた。彼女に分けた朝顔が、何者かによって鉢を割られ、折られてしまったのだ。意気消沈する時枝を見た弥一郎は、犯人を捜し出し、彼女を守り抜くことを決意する。周囲の協力を得て、犯人に迫る弥一郎。時枝に嫌がらせを続ける者と決着をつけるため、彼女に自らの想いを告げるが――。2人の蒔いた種は、花を咲かせることができるのか。運命の恋の物語、感動の完結。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000620/

著者:葉室麟、聞き手:矢部明洋『日本人の肖像』



葉室麟が語る、この国のかたちとは―― 「日本史」を鋭く射貫く史論集

織田信長、坂本龍馬……。われわれを魅了してやまない偉人たちの真の魅力は、どこにあるのか。切れ味抜群の分析を通して、「日本の深層」に迫る。葉室麟渾身の、知的好奇心を刺激する史談エッセイ。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000604/

氷月葵『すずめのお師匠 もつれ糸』



役者殺しの科人は? 江戸の兄弟が、 芝居座という 「家族」に向き合う。

馬喰町に暮らす芝居の一座で一人の役者が殺された。手習い師匠の冬吾は、与力を務める双子の兄・紀一郎を手伝って科人を追う。留守宅を狙った盗人か、あるいは怨みを持つ者の仕業か――。血のつながりはなくとも寝食を共にして身内のように生きる、芝居座の独特な人間関係に戸惑いながらも探索を続けるうち、一座から書きかけの芝居の本がなくなっていることが発覚して……。江戸の「家族」の姿を見つめるシリーズ第2弾!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000523/

角川ホラー文庫2025年3月の新刊紹介

著者:乙一、山白朝子、編者:千街晶之『Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選』



乙一&山白朝子の怪奇ホラー傑作選

乙一&山白朝子の初期~現在までの怖い作品ばかりを厳選収録した怪奇ホラーコクション企画。「夏と花火と私の死体」でデビューした乙一は、デビューから「死」を描いてきた。山白朝子は、怪談雑誌「幽」 の創刊時、デビューした怪談作家。今回は、ホラーを描き続ける作家二人の初のホラー文庫企画。ホラー文庫創刊30周年のフィナーレを飾る記念企画。作品のセレクトはホラー評論家&ミステリ評論家の千街晶之さん。本書刊行にあたり表題作となる中編「Wi-Fi幽霊」を書き下ろし。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322410000611/

櫛木理宇『ホーンテッド・キャンパス 狼は月に吠えるか』



誰かを思う気持ち、すれ違いの事件の真相にオカ研メンバーが挑む!

第一話 ホワイトデイにこよみのために頑張りたい森司。だがデート中の『カサブランカ』上映中に、先週上映したはずの『ローズマリーの赤ちゃん Rosemary's Baby (1968年)』が混ざる怪異に。映画の世界と現実が徐々にシンクロし、どうやら出ると言われている2階のバーと関連しているとわかるのだが…。
第二話 車にとりつく怪異。制御が効かなくなったり、カーステレオが急に大きくなったり小さくなったり。ついにその車で姉が死亡してしまう。車の廃車を願って相談者が来る。しかし意外にも怪異の背景に遺伝子的な病が関係しているとしたら?
第三話 1577年、イギリス。雷光とともに突如黒犬が出現し、二人の信者を殺害すると、瞬く間にその姿をくらましたという。黒い犬差別=ブラックドッグシンドロームを扱いながら、怪異とからめた切なくも温かい物語。こよみと森司のホテルでの急接近の行方にも注目!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322412000814/

郷内心瞳『真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女〈天〉』



拝み屋郷内、最後の怪談始末がはじまる。「拝み屋怪談」完結編・第一部。

さようなら。ありがとう。また会う日まで――

拝み屋・郷内心瞳が、相談客の裕木真希乃から受け取った取材レポート。
いわゆる「怪談実話」を取材した膨大な記録「念珠怪談」に、度々現れ続けた不気味な女・霜石湖姫は、自らの家に裕木を留め置いているという。
歪められ、踏みにじられ、しかして圧倒的な力で稀代の魔人と成り果てた霜石湖姫。
すべての凶事の原因は自分にある……郷内は裕木を救い出すため、死の恐怖に打ち震えながらも霜石家に向かう。
道中、郷内はかつて自らが調査に関わった、消失した村落「浄土村」でのおぞましい体験を思い起こしていた。

終わらぬ「花嫁」の祟り、浄土村に蔓延る異形と陰謀、霜石家に集められる呪物の数々。
後には退けぬ地獄への道へ絡め取られた郷内は――

「めでたしめでたし」にはほど遠い、「拝み屋怪談」完全完結編、第一部。
拝み屋郷内、最後の怪談始末。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322401000610/

滝川さり『あかずめの匣』



この呪い、回避不可能。あなた自身が「条件」を解き明かす、新感覚ホラー!

その怪異は人を閉じ込めて殺す。すべての真実をあなたは解き明かせるか。

冠村には“窒息の家”と呼ばれる廃墟があり、「あかずめ」という怪異の言い伝えがあった。
離婚を機に地元の冠村に戻った介護と育児に追われる女性、後輩達と“窒息の家”に足を踏み入れた大学院生、
ある目的のために「あかずめ」の呪いを探る高校生、代々呪いを受け継いできた赤頭家の女。
「あかずめ」に関わった4人の物語から、呪いの条件を見破り、死を回避せよ――。

『ゆうずどの結末』が話題を呼んだ滝川さりによる、新たな体験型ホラー誕生!

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000029/

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