第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の新しい選考委員として、米澤穂信氏が参加されます。第42回までの選考委員の綾辻行人氏、有栖川有栖氏、黒川博行氏、辻村深月氏、道尾秀介氏(五十音順)に米澤氏を加えて、合計6名での選考体制となります。
新選考委員の米澤穂信氏より、コメントを頂きました。
「小説のよさは多種多様で、新奇なもの、完成されたもの、得体のしれない情熱に支配されたもの、皆それぞれに心ひかれます。これこそがいい小説だというあなたの確信を、どうか叩きつけてください。おすすめは心を熱く、頭は冷静に保つこと。しかしそれとて、小説に挑む無数の方法論の一つに過ぎないのです。」
横溝正史ミステリ&ホラー大賞について
横溝正史ミステリ&ホラー大賞とは、KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」、この2つを統合し、ミステリとホラーの二大ジャンルを対象とした新人文学賞です。50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史氏の名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を募集します。
第43回の募集締切は、郵送での応募の場合が2022年9月30日(当日消印有効)で、WEBからの応募の場合が2022年9月30日23:59送信分までになります。また、今回からカクヨムからの投稿も受け付けることとなりました。皆様からの原稿をお待ちしております。詳しくはこちらを御覧ください。
https://awards.kadobun.jp/yokomizo/
米澤穂信氏 プロフィール
1978年岐阜県生まれ。2001年、第5回角川学園小説大賞(ヤングミステリー&ホラー部門)奨励賞を『氷菓』で受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。『満願』および15年発表の『王とサーカス』は3つの主要年間ミステリランキングで1位となり、2年連続の三冠となった。21年刊行の『黒牢城』で第12回山田風太郎賞並びに第166回直木三十五賞を受賞。『黒牢城』は4つの主要年間ミステリランキングすべてで1位を獲得し、史上初の四冠を達成した。