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特集

欲の深さに心震える100分間――恒川光太郎『100分間で楽しむ名作小説 夜市』作品紹介

2024年3月19日(火)、角川文庫の新シリーズ「100分間で楽しむ名作小説」がついに発売日を迎えました!
活字を従来の本文組より大きくし、行間をゆったりとって読みやすくした本シリーズ。
第一期ラインアップとして刊行されるのは、一度は読みたい古典名作から、自信をもっておすすめしたい現代の名作小説まで、バラエティ豊かな10作品です。



カドブンでは本シリーズの創刊を記念して、10日連続で作品紹介記事を配信します。
100分後、本を閉じたあなたにおすすめしたい「次の1冊」もあわせてご紹介。
様々な読み味の作品の中から、あなたにぴったりの「100分間」を見つけてみてくださいね。

「100分間で楽しむ名作小説」シリーズ作品紹介⑤
欲の深さに心震える100分間――恒川光太郎『夜市』



朝は来ないんだよ。夜市は買い物をしない限り、ずっと続くんだ。

「今宵は夜市が開かれる」。妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場では望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えにして、野球の才能を買った。おかげで野球部のエースとして活躍した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、裕司は再び夜市を訪れる。弟を買い戻すために。

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000269/

本を閉じたあなたにおすすめしたい「次の1冊」

同じ作家の作品をもっと読んでみたいと感じたあなたには……
『白昼夢の森の少女』がおすすめ!



恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。

異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは(「白昼夢の森の少女」)。巨大な船に乗り込んだ者は、歳をとらず、時空を超えて永遠に旅をするという(「銀の船」)。この作家の想像力に限界は無い。恐怖と歓喜、自由と哀切―小説の魅力が詰まった傑作短編集。文庫書き下ろしの掌編「ある春の目隠し」も特別収録!

【収録作品】古入道きたりて/焼け野原コンティニュー/白昼夢の森の少女/銀の船/海辺の別荘で/オレンジボール/傀儡の路地/平成最後のおとしあな/布団窟/夕闇地蔵/ある春の目隠し

詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322202000832/

文字の大きさが読みやすいと感じたあなたには……
「100分間で楽しむ名作小説」シリーズ内の他作品がおすすめ!

▼シリーズ特設サイトはこちら


著者プロフィール

恒川 光太郎(つねかわ・こうたろう)
1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。
著者特設サイト:https://kadobun.jp/special/tsunekawa-kotaro/


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