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怪談の古典を楽しむ
ハーンによる日本の怪談の決定版!
新編 日本の怪談
著者: ラフカディオ・ハーン
編・訳: 池田 雅之
https://www.kadokawa.co.jp/product/200406000113/
「幽霊滝の伝説」「ちんちん小袴」「耳無し芳一」ほか、馴染み深い日本の怪談四二編を叙情あふれる新訳で紹介。小学校高学年程度から楽しめ、朗読や読み聞かせにも最適。ハーンの再話文学を探求する決定版!
一流の美意識と倫理観に彩られた代表的作品37篇を精選
新編 日本の怪談 II
著者: ラフカディオ・ハーン
編・訳: 池田 雅之
https://www.kadokawa.co.jp/product/321812000873/
死者が自らの供養のために寺で経をあげる「いつもよくあること」、理不尽な離縁を恨んで死んだ妻の亡霊に恐怖する「女の死体にまたがった男」、散文詩の頂点を示す一幅の絵画のような「蓬莱」、円朝の同題の人情噺としても有名な「牡丹燈籠」、人間が異界の女たちの魔性の美しさに幻惑されていく「泉の乙女」「鳥妻」、死をも超越した人間の信と義を描く「顔真卿の帰還」、深刻な幼年期の恐怖体験を綴るハーン文学の原点ともいえる「私の守護天使」――アメリカから日本時代に至るまで、人間の心や魂、自然との共生をめぐる、ハーン一流の美意識と倫理観に彩られた代表的作品三十七篇を精選。詩情豊かな訳で読む新編第二弾。
美しくも恐ろしい江戸の傑作怪異小説。全9篇を解説とともに味わう。
雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
著者:上田 秋成
編者:佐藤 至子
https://www.kadokawa.co.jp/product/321608000167/
身の毛もよだつ大江戸ホラー。秋成の卓越した筆致で描かれた、珠玉の9編。
稀代の怨霊・崇徳院が眠る白峯の御陵を訪ねた西行法師の目の前に現れたのは――(白峯)
義兄弟の契りをかわした武士と学者。主君の仇討ちに向かった武士は、学者のもとに戻るが――(菊花の約)
一攫千金を夢見て旅立った勝四郎。七年の時を経て戻った家で見たものとは――(浅茅が宿)
ある雨の日に出会った美しい女は蛇の化身であった。蛇と別れた男はその後妻をめとるが――(蛇性の婬) ほか
江戸の怪談を楽しむ――『怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎』『真景累ケ淵』
「こまげたの音高くカランコロンカランコロンと……」円朝の代表作!
怪談牡丹燈籠・怪談乳房榎
著者:三遊亭 円朝
https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000031/
こまげたの音高くカランコロンカランコロンと……江戸は根津の清水谷に住む、若い美男の浪人・萩原新三郎のところへ、旗本の娘のお露と女中のお米が毎夜通ってくる。新三郎が悪い女に騙されては困ると、家来同様の伴蔵が、ある晩、新三郎の家を覗いてみると、彼が楽しげに語らうのは2人の「幽霊」であった。お露と新三郎の悲恋の結末とは!? 落語の神様による怪談噺の最高傑作。他に「怪談乳房榎」を収録。解説・堤邦彦
続く血族の殺し合いは前世の因縁か呪いのためか
真景累ケ淵
著者:三遊亭 円朝
https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000032/
根津の鍼医宗悦が、貸金の催促から旗本の深見新左衛門に殺された。新左衛門は宗悦の霊と誤り妻を殺害し、非業の死を遂げ家は改易。これが因果の始まりで、新左衛門の長男新五郎と次男新吉を不幸が襲う。新吉は宗悦の娘で富本の師匠の豊志賀と深い仲に。豊志賀は弟子お久と新吉の間を疑い、7人の女房を取り殺すと書き残し死ぬ……続く血族の殺し合いは前世の因縁か呪いのためか。円朝の代表作にして最高峰。解説・小松和彦