文/小林千香
2019年5月18日 東京・丸の内TOEI
角川文庫にてシリーズ化された高里椎奈さんの人気ミステリー小説『うちの執事が言うことには』が実写映画化。本作がいよいよ公開となり、主演の永瀬廉(King & Prince)をはじめ、清原翔、神宮寺勇太(King & Prince)、 優希美青、神尾楓珠、久万真路監督が登壇し、初日舞台挨拶を行ないました。
名門・烏丸家の第27代当主となった烏丸花穎(からすまかえい)を演じた永瀬は、観たばかりの観客を前に「少し緊張しますが、僕らが精一杯取り組んだ作品ですので、今日からたくさんの感想が聞けることが、とても楽しみです」と話した。続けて「クランクインが、ちょうど1年前の5月17日。1年経って観ると、顔が若いなと(笑)。その時の思い出がよみがえってくるので、自分のアルバムを見ているようです。恥ずかしくもあり、何ともいえない不思議な感じです」と述懐。さらに主演について聞かれると「そこまで経験がない中で主演を務めることができたのは、共演者、スタッフのみなさんが助けてくださったから。初めての経験も多く、中でも100誌以上の取材を受けたりしたときは、これほど注目をされているのかと思いました。プレッシャーでもありましたが、マイナスの感情は一切なく、楽しくてあっという間でした」と感慨深げに語った。
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清原翔
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優希美青
そんな永瀬を傍で見ていた執事・衣更月蒼馬(きさらぎそうま)を演じた清原は「主演だからというだけではなく、永瀬廉は、人を巻き込む力を持っているなと思いました」とコメント。本作でミステリアスな学生企業家・パティスリーのオーナーである赤目刻弥(あかめときや)を演じた神宮寺は、「初主演とは思えないほど堂々としていて、廉が現場に入ってくると華やかになるんですよ」と言うと、永瀬が「もう一回言って!」と嬉しそうに話した。
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神尾楓珠
ここでキャストたちが、本作の観どころを手描きイラストで紹介。清原は「中学生の花穎。髪型がかわいいやつ。僕はあれがオススメ過ぎて、ほんとに好きです(笑)」と笑顔。神宮寺は「いろんな表情を観てもらいたい」と刻弥の顔を5つ描いた。そして永瀬が描いたのは「愛犬・ペロ」と、「花穎と刻弥がハグするシーン」のイラスト。その画の独特なタッチに会場がざわつき、小さな悲鳴も。神宮寺が「これは何の作品でしょうか」と問うと「『うちの執事が言うことには』に決まっているでしょう。観どころですから! この画は、神宮寺が僕にハグするシーンで、とっても照れていたんですよ。その照れている感じを描いてみました」と永瀬が熱弁。笑いと共に会場を和ませた。
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刻弥の表情の違いを描いた神宮寺勇太(King & Prince)
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描いたハグシーンを熱弁する永瀬廉
- 原作『うちの執事が言うことには』シリーズ
http://shoten.kadokawa.co.jp/bunko/character-novels/series/shitsuji.php - 映画『うちの執事が言うことには』
http://www.uchinoshitsuji.com/
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