数学書としては異例の反響を呼んでいる『宇宙と宇宙をつなぐ数学』。書店員、長江貴士さんによる著者の加藤先生へのインタビュー第2弾です。
第2弾のテーマは「数学としての正しさと美しさ」です。
最初の話題は「ABC予想」。そもそもどういう予想なのでしょうか。数学といえば理論を厳密に積み上げていくイメージがありますが、予想という言葉が出てくることも不思議な感じがします。
加藤先生によれば、ABC予想というのは「整数論の非常に重要な予想」とのこと。人類が解決するのははるか先の未来とされているそうです。
そこにあるのに見えていない世界を紐解く数学。複雑さと美しさ。哲学的にも感じられ、興味を惹かれる内容です。