ブックコンシェルジュ
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読書は自然とともに! キャンプで読みたい文芸作品5選
夏のレジャーの定番、キャンプ。焚き火でマシュマロを焼いたり、川辺で水遊びや釣りをしたりと、楽しみ方は様々です。道具のレンタルですぐ始められる気軽さもありつつ、MyテントやMyシュラフなどに凝り出せばとどまるところを知らないその奥深さもキャンプの魅力です。最近では冬キャンプやソロキャンプなど、従来とは違う形のキャンプも話題になっています。街の喧騒を離れて大自然に抱かれると、つい時の流れを忘れそうになりますね。
今日はそんなキャンプにまつわるおすすめ作品5選をご紹介いたします。アウトドアのコツ満載のエッセイから、キャンプ場を舞台にしたおどろおどろしいサスペンスまで、豊富なラインナップを揃えました。家で読んでキャンプ気分を味わうもよし、コテージやテントの中でのんびり読むもよしです。一度しかない2022年夏を、余すところなく楽しみましょう。
雄大な自然に抱かれて……「キャンプで読みたい文芸作品5選」
綾辻行人『殺人鬼 覚醒篇』(角川文庫刊)
伝説の『殺人鬼』、ついに降臨!!
90年代のある夏、双葉山に集った〈TCメンバーズ〉の一行は、突如出現した殺人鬼により、一人、また一人と惨殺されてゆく……いつ果てるとも知れない地獄の饗宴。その奥底に仕込まれた驚愕の仕掛けとは?
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201006000150/
椰月美智子『14歳の水平線』(双葉文庫刊)
思春期の少年が、心身すべてで感じとったものを余すことなく描いた成長物語。
夏休み、征人は息子の加奈太を誘い、故郷の島にやってきた。征人はたちまち30年前の日々に引き戻され、加奈太はキャンプに参加する。飛び込みに熱中し、ケンカで殴り合い、自意識を持てあまし、初恋に身を焦がし、友情を知り、身近な死に直面する……。
沢野ひとし『山の帰り道』(角川文庫刊)
街から山に行き、山から街に帰る――。
登山前の心配、不安、期待、憧れは、下山後には高揚した疲労感と安堵感を伴って酒の味を美味しくさせる。山への飽くなき憧憬と、町田の酒場で抱く日々の感慨。その間を振り子のように行き来する哀愁画伯は、今日も山で過ごした忘れがたい記憶をたどり、抒情を綴る。約70点のイラストと長年の登山経験に基づく実になるコラムを収録。熾火のような熱い気持ちが胸に沸く、珠玉のエッセイ集。
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000250/
著ディーリア・オーエンズ、訳:友廣純『ザリガニの鳴くところ』(早川書房刊)
みずみずしい自然に抱かれた少女の人生が不審死事件と交錯するとき、物語は予想を超える結末へ──。
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく……
河崎秋子『肉弾』(角川文庫刊)
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圧倒的なスケールで描く人間と動物の生と死。第21回大藪春彦賞受賞作。
大学を休学中の貴美也は、父・龍一郎に反発しながらもその庇護下から抜け出せずにいた。北海道での鹿狩りに連れ出され、山深く分け入ったその時、2人は突如熊の襲撃を受ける。貴美也の眼前でなすすべなく腹を裂かれ、食われていく龍一郎。どこからか現れた野犬の群れに紛れ1人逃げのびた貴美也は、絶望の中、生きるために戦うことを決意する。
圧倒的なスケールで人間と動物の生と死を描く、第21回大藪春彦賞受賞作。解説 平松洋子
(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322003000372/
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