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第一部を特別公開!




鬼才・佐藤究が三年以上かけて執筆した本作は、アステカの旧暦に則り、全五十二章で構成される。
時を刻むように綴られた本作の第一部十三章を、特別公開中!

まずは第一章、メキシコの北西、シナロア州のクリアカンから幕は上がる──。



書籍紹介



  • 第165回直木賞受賞!

    テスカトリポカ

    • 著者 佐藤究
    • 発売日 2024年6月13日
    • 定価 1188円(本体1080円 + 税)

    心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

    メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。

    心臓を鷲掴みにされ、魂ごと持っていかれる究極のクライムノベル!

    メキシコで麻薬密売組織の抗争があり、組織を牛耳るカサソラ四兄弟のうち三人は殺された。生き残った三男のバルミロは、追手から逃れて海を渡りインドネシアのジャカルタに潜伏、その地の裏社会で麻薬により身を持ち崩した日本人医師・末永と出会う。バルミロと末永は日本に渡り、川崎でならず者たちを集めて「心臓密売」ビジネスを立ち上げる。一方、麻薬組織から逃れて日本にやってきたメキシコ人の母と日本人の父の間に生まれた少年コシモは公的な教育をほとんど受けないまま育ち、重大事件を起こして少年院へと送られる。やがて、アステカの神々に導かれるように、バルミロとコシモは邂逅する。



【テスカトリポカとは】

多神教のアステカ王国において信仰されていた強大な神の一人。
ナワトル語で「煙を吐く鏡」を意味し、闇を支配するとされる。毎年5月の乾季、この神をたたえる盛大な儀式がとりおこなわれ、生贄として少年の心臓が捧げられた、と伝えられている。アステカ王国では「夜と風」(ヨワリ・エエカトル)、「われらは彼の奴隷」(ティトラカワン)とも呼ばれていた。




作品への声



各界からの声

  • 凄まじい現代の暴力と古代の祭儀の共存。
    映画で観てみたい、というより重厚な映画を観たような読後感。
    これが映画化不能だとすれば主人公を演じる俳優を
    日本映画界はもちろん、ハリウッドでも思いつかないという
    その一点だけかもしれない。
    押井守さん(映画監督)
  • 血まみれで極悪な世界の中だからこそ、
    一瞬の人間の心の通い合いにどうしようもなく胸打たれます!!
    神話をテーマに扱った作品でありながら、
    紛れもない人間讃歌を感じました。
    板垣巴留さん(漫画家)



  • 選考委員からの声

  • 直木賞の長い歴史の中に燦然と輝く黒い太陽
    宮部みゆきさん(第165回直木賞選評より)
  • ‶語る〟ことの力とおそろしさ、悲しみと美しさに満ちた小説
    江國香織さん(第34回山本周五郎賞選評より)
  • 「傑作と言うほかない」という陳腐な表現は使いたくないが、真に傑作と言うほかない
    三浦しをんさん(第34回山本周五郎賞選評より)


  • 著者紹介


    佐藤究(さとう・きわむ)

    1977年、福岡県生まれ。2004年、佐藤憲胤名義の『サージウスの死神』が第47回群像新人文学賞優秀作となり、同作でデビュー。16年『QJKJQ』で第62回江戸川乱歩賞を受賞。
    18年、『Ank: a mirroring ape』で第20回大薮春彦賞、および第39回吉川英治文学新人賞を受賞。
    21年、『テスカトリポカ』で第34回山本周五郎賞受賞、第165回直木三十五賞受賞。


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