2011年3月11日の東日本大震災発生で起こった、福島第一原発事故を描いた映画「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)。主演の佐藤浩市さん、共演の渡辺謙さんのクランクアップ会見に続き、第二弾キャストとして、吉岡秀隆さん、安田成美さんが発表されました。今回は吉岡さん、安田さんお二方の写真とコメントをお届けします!!
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本作は、門田隆将さんのノンフィクション作品『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)を原作とし、日本の観測史上最大の地震となった東日本大震災時の福島第一原発事故を描く物語。想像を超える被害をもたらした原発事故の現場:福島第一原子力発電所(イチエフ)に残った地元福島出身の作業員たちは、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれました。佐藤浩市さん演じる、地元・福島出身で原子炉から最も近い中央制御室(通称・中操)を指揮する1・2号機当直長、伊崎利夫。渡辺健さん演じる福島第一原発所長の吉田昌郎など、死を覚悟して発電所に残った人々の知られざる“真実”が描かれている作品です。監督は、「沈まぬ太陽」で第33回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、社会派・骨太な作風に定評のある若松節朗さん、そして脚本はNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一さんなど、超豪華実力派キャスト・スタッフがこのビッグプロジェクトに集結しました。
(クランクアップ会見の内容はこちら:https://kadobun.jp/readings/758/8cd36ca6?per_page=0)
今回第二弾キャストとして発表された吉岡秀隆さんと安田成美さん。お二人の役どころとコメントを紹介!!
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吉岡秀隆さん:福島第一原発 5・6号機当直副長 前田拓実役
担当する福島第一原発の5・6号機が安定したため、危機的状況に陥った1・2号機へ応援に駆けつける。1号機を10年担当していたため、他の誰よりも1号機に詳しいプラントエンジニア。放射線量が上昇し続ける1号機で、3度目のベントをアタックするメンバーに志願する。伊崎(佐藤浩市)と同じ高校を卒業した地元福島の後輩。
<吉岡秀隆さんコメント>
福島第一原発事故は現在進行形であり、今も戦い続けている人たちの心にも響く映画になればと思っています。この事故は戦後最大の日本の危機でしたが、そこに踏みとどまった人たちがいたという事実があります。今後それを知らない世代が生まれた時にも、「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)がその歴史を知るための一つの礎となり、未来に向かっていくための映画の一つになってほしいと思っています。
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安田成美さん:福島第一原発 緊急対策室 総務班 浅野真理役
吉田昌郎所長(渡辺健)が指揮を執る免震重要棟の緊急対策室で総務班として作業員の作業員の安全確保に尽力する職員。イチエフ内では数少ない女性。大津波警報発令時の緊急アナウンスから建屋が水素爆発した時のけが人の確認まで何でもこなし、所長の吉田を支え続ける。
<安田成美コメント>
あまりにすごいセットとエキストラの方々の数に大変緊張しました。原発事故は処理がまだまだこれからです。たくさんの人にこの映画をご覧いただき、感じてもらえることがあればと思っています。原作『死の淵を見た男』を読んで、当時原発内にいた人たちが戦場のような現場で命を懸けて戦っていたというのがわかりました。その熱い思いを伝えられたらと思います。
「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)の原作となった3.11の関係者90人以上への取材をもとにつづられたジャーナリスト、門田隆将さん渾身のノンフィクション作品。あの時、何が起き、何を思い、どう闘ったのか。原発事故の真相が描かれています。こちらもあわせてご覧ください。
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『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』
著者:門田 隆将
定価:907円(本体840円+税)
角川文庫刊
https://www.kadokawa.co.jp/product/321507000111/
「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」
出演:佐藤浩市、渡辺謙
監督:若松節朗
脚本:前川洋一 音楽:岩代太郎
原作:「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」門田隆将(角川文庫刊)
製作:KADOKAWA
配給:松竹、KADOKAWA © 2020『Fukushima 50』製作委員会
2020年、全国公開