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無差別銃殺事件を生き延びた少女は、一体何を隠し、何を恐れているのか――。日本ミステリー界最注目の作家・呉勝浩が世に問う、10年代ミステリ最後の衝撃作『スワン』いよいよ発売!


10月31日(木)刊行の『スワン』は、日本ミステリー界最注目の作家・呉勝浩の、原点回帰の渾身作です。
ショッピングモールを舞台にした無差別銃撃事件という衝撃のプロローグから一転、事件を生き延びた女子高生いずみが、ほかの生存者とともに、ある「お茶会」に招待されるところから、物語の色合いはすっかり変わります。
そこからは、先の読めない展開に引き込まれ、ノンストップで最後まで一気読み間違いなしです!
ぜひとも、お手にとっていただけましたら幸いです。

真実の、その先を描くラストシーンの衝撃 熱い涙とともに最大の回答が訪れる――。
乱歩賞作家・呉勝浩が世に問う、10年代ミステリ最後の衝撃作『スワン』について

「悲劇」はもう一つの顔を持つ
無差別銃殺事件を生き延びた少女 彼女は何を隠しているのか 何を恐れているのか



知っているのだろうか。
事件のさなか、わたしと彼女がとった行動を――。

【あらすじ】
巨大ショッピングモール「スワン」で起きた無差別銃殺事件。死者21名を出した悲劇の渦中で、高校生のいずみは犯人と接しながら生き延びた。しかし、同じく事件に遭遇した同級生・小梢により、次に誰を殺すか、いずみの指名によって犯行が行われたという事実が週刊誌で暴露される。被害者から一転、非難の的となったいずみ。そんななか、彼女のもとに招待状が届く。集められたのは事件に巻き込まれ、生き残った5人の関係者。目的は事件の中のひとつの「死」の真相をあきらかにすること。その日、本当に起こったこととはなんだったのか?

◆複雑に絡み合う5 人の行動。あの時、本当は何が起きていたのか?




<著者からのコメント>

根が臆病者ゆえか、ことさら理不尽を恐れています。自然災害に病気や事故も嫌ですが、人の悪意がいちばん怖い。悪意に牙をむかれたとき現れそうな、自分の本性も恐ろしい。間違いなく、とてもおぞましい姿だろうから。
面倒な題材を選んでしまうのは「逃げられない」と感じるからです。「逃げない主人公」が見つかれば、良い作品になる予感がします。理不尽な悪意と悲劇。生き残った者たちが抱える「真実」を、ぜひお確かめください。
――呉勝浩

社会派、本格、警察小説――様々なテーマをエンタメミステリーに仕上げ、一気に読ませる筆力で注目の作家・呉勝浩とは?


撮影 小嶋淑子


■著者略歴
呉勝浩(ご かつひろ)
1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。現在、大阪府大阪市在住。小学生の頃に読んだアガサ・クリスティの『 アクロイド殺し』 でミステリーの面白さに開眼。2007年頃から小説の執筆・投稿を始める。​2015年『道徳の時間』で第61回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞を受賞。他にも吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、日本推理作家協会賞の候補になるなど、話題作を発表し続けている。

<呉勝浩の全著作と主な受賞歴>

2015年『道徳の時間』で第 61 回江戸川乱歩賞受賞。デビュー。
2016年『蜃気楼の犬』刊行。
2017年『ロスト』で第19回大藪春彦賞候補
2018年『白い衝動』で第20回大藪春彦賞受賞
2018年『白い衝動』で第39回吉川英治文学新人賞候補
2018年『ライオン・ブルー』で第31回山本周五郎賞候補
2019年『マトリョーシカ・ブラッド』で第40回吉川英治文学新人賞候補
2019年『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』で
    第72回日本推理作家協会賞日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門 候補
    『バッドビート』刊行。
    『スワン』発売予定。

最新作『スワン』は、作家・呉勝浩の原点回帰の渾身作!



『スワン』
著者:呉 勝浩

発売:2019年10月31日(木)※電子書籍同日配信予定
定価:本体1,700円+税
装丁:坂詰佳苗
頁数:384頁
体裁:四六判上製
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「カドブンノベル」2019年9月号
ISBN:978-4-04-108639-1
詳細ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321905000425/


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