KADOKAWA文芸編集部より、9月に刊行される単行本の新刊5冊をご紹介します!
(発売日は予定です。変更の可能性もありますのでご注意ください。また、トップバナーおよび記事本文内の書影は随時更新予定です。)
KADOKAWA文芸編集部2026年9月の新刊紹介
宮島未奈『ギャルにひかれて寺マルシェ』(9月2日発売)
個性全開の幼なじみたちが繰り広げる、予測不能の痛快エンタメ!
亡くなった父親の酒屋を継いだ30歳の英介は、商売への向上心もなく、なんとなく毎日を送っている。そこに現れたのは、久しぶりに地元に帰ってきた、腐れ縁の悪友・光司。光司に誘われ英介は、子どものころに近所の陵泉寺に埋めたという高価なポケモンカードを掘り起こすことに。偵察のため、陵泉寺で開かれている〈寺マルシェ〉を訪れると、ギャルメイクで法話を行う尼僧を見つける。それは実家の陵泉寺で副住職を務める、元同級生の真実子だった。かつての優等生の面影のない姿に呆気にとられる英介の傍ら、光司は真実子を〈ギャル僧〉として売り出して金儲けすることを思いつき――!?
読めばきっと元気がもらえる、大人になりきれない大人たちの青春譚!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322411000634/
ごとうしのぶ『崎義一の優雅なる生活 儚き君に永遠の花束を』(9月2日発売)
「タクミくん」シリーズに続く、大人になったギイとタクミの物語!
容姿端麗、頭脳明晰、莫大な個人資産を有しながら29歳にしてすべての仕事をリタイアし、日本にやってきた崎義一、通称・ギイ。
晴れて最愛の恋人・託生と甘い同居生活を送っている。
桐嶺学園高校で新卒の音楽教師・深瀬の無断欠勤が続きOB繋がりの託生が授業と吹奏楽部の指導を代理で行うことになった。
そこへ、加々見タケルという名の優秀な生徒が編入してきて……。
ある日、人里離れた山の中腹、斜面にへばりつくようにポツンと立つ、歴史ある全寮制男子校・私立祠堂学院高等学校を卒業生の三洲新は訪れていた。
それは校医の中山先生に会うためだった――。
累計500万部突破「タクミくんシリーズ」に連なる新たな物語!
大人気シリーズ第7弾!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602001316/
大島清昭『最凶の心霊実験』(9月16日発売)
その大学の七不思議に、関わってはいけない。絶望の学園ホラーミステリ。
「この大学の七不思議には関わらない方がよいと思いますよ」
オカルトライターの鍋島猫助は、茨城県T市の大学にまつわる奇妙な噂を耳にする。幾多の都市伝説の舞台でもあるその大学では、オカルトサークルの設立が禁止されているという。なぜなら32年前、オカルト研究会の学生10名が降霊会を行い、密室で謎の死を遂げたからだ。事件以来、異常な現象が頻発する「開かずの教室」と、構内を彷徨い、出会った者を呪い殺すという白衣姿の怨霊。学生たちの間で語り継がれる特異な七不思議。興味を抱いた者たちは皆、不審な死を迎えてきた。身に迫る危険を感じながらも好奇心に負けた鍋島は、学生や教授らに話を聞いていくが――。
怪談を生み出すものとは何か。学内最恐の怨霊の正体とは。
絶望の先で明かされる真実から、あなたは逃れられない。
【桜庭百一『都市空間と妖怪』より】
〔事例五〕B棟の四階の教室に、今は立入禁止の教室があります。十年前にオカルト研究会の学生が降霊会の最中に変死した場所だそうで、夜に教室の前を通ると、うめき声が聞こえるそうです。オカルト研究会は呼び出してはいけない霊を呼び出してしまい、その祟りで死んだらしいです(比較文化学類一年 女子 一九九八年)。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000216/
逢坂冬馬『その犬をください』(9月16日発売)
「犬は人間社会を映す鏡」人と犬の物語が浮き彫りにする、近代日本と戦争。
『同志少女よ、敵を撃て』著者の最新作。近代日本と戦争を巡る人と犬の物語。
1. 未開の咆哮/明治初期の東京府。御雇外国人として開成学校の教師に着任した英国人のジョージは、自分を見るや吠えかかる日本の野良犬たちに手を焼いていた。生徒であり通訳を務める士族の青年・藤川、そして祖国から連れてきた愛犬チェスターとローラを生活の支えとしていたジョージだが、ある日の夕暮れ時、帰路につくため駕籠を待っていたところ突然現れた浪人に立ち塞がれ――。
2. 忠犬誕生/昭和7年、渋谷駅。乗降客の間に混じって人待ち顔の老犬がいる。この犬についての新聞の小さな記事は、想像を超えた「ハチ公」ブームを作り出した。しかしその物語は記事のきっかけを作ったはずの日本犬保存会の会長・斎藤弘吉の想像を超え、動物愛護や映画産業に身を浸す人間を巻き込み、国家の思惑を含んで加速し、現実を超えてゆく。
3. 犬たちの戦争/アメリカとの戦争が始まった。熱烈な軍国少年となった坂間明は、いつも愉快な空想話を聞かせてくれた平吉兄さんが笑顔を失っていくことだけが気がかりだった。そんな折「犬の供出運動」が始まり、坂間家もお国のために愛犬ドーラクを差し出すように促される。明の父はあの手この手で供出を断るが、ついに巡査が家を訪れて説得をはじめる。
4. スランプ/令和の初夏。念願叶って進学校に入学した高校生の楓は、突然学校に行けなくなった。「戦争」という言葉が頭について離れず、自分を押しつぶしてゆくような恐怖を感じるのだ。家で飼っている引退警察犬リッキーも自分と同じく元気を失っており、楓はその世話をすることで気を紛らわせていた。しかしある朝突然、同級生の三門澄が家を訪れ、学校を休んでどう思ったかを問われて――。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322604001271/
安堂ホセ『獣走』(9月30日発売)
芥川賞受賞作家・安堂ホセの新境地
ごく普通の会社員である高木サニーは、半年前くらいからランニングにハマっている。しかし、実はもう、二足歩行で走っていない。「獣走」というできたばかりの、四足歩行で行うエクストリームスポーツをはじめていた。まだルールも固まっていないその競技を、仲間内だけで楽しんでいる。
しかしある時、グループから離脱していた元プロ陸上選手である早川ジェイムズが復帰、SNSでの拡散したことにより、「獣走」の知名度が一気に高まっていく。第三者による「獣走」へのさまざまな視線や意見に晒され、プレイヤーが増えることによる対立も相次ぎ、次第にチームメイトの間でもすれ違いが起こっていく。そんななか、サニーは「スポーツの本当の面白さ」を問い始める。ついに迎えた初の「公式戦」で、サニーが見つけた答えとは。芥川賞作家・安堂ホセがおくる、新境地となる受賞後第一作。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322509001411/





