2026年06月16日に発売予定の角川文庫(日本文学・時代小説)の新刊ラインナップをご紹介します。
※地域により発売日が前後する場合があります。ご了承ください。
角川文庫(日本文学)2026年7月の新刊紹介
青崎有吾『地雷グリコ』
ミステリ界を席巻した、最高級の頭脳戦!
射守矢真兎。女子高生。勝負事に、やたらと強い。友人・鉱田と彼女が巻き込まれるのは、子供の遊びをモチーフにしたゲームの数々。罠の位置を読み合って階段を上ってゆく「地雷グリコ」、独自手を追加できるじゃんけん「自由律ジャンケン」、歩数とかけ声の文字数を入札できる「だるまさんがかぞえた」。強者を相手に、真兎は譲れないものをかけて勝負に挑む。彼女が負けられない理由とは――。心揺さぶる、最高級の頭脳戦。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000523/
伊坂幸太郎『777 トリプルセブン』
そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――
殺し屋・七尾が請け負ったのは、高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000525/
木内 昇『かたばみ』
感動という言葉では足りない、必読の家族小説
祝 2025年度4冠達成! 感動を超えた傑作、文庫化
「いつでも帰ってこい、おまえの家はここだけなんだぞ」
血のつながらない親子を描く、笑いと涙の家族小説
太平洋戦争直前、日本女子体育専門学校で槍投げ選手として活躍していた山岡悌子は、引退して国民学校の代用教員となった。西東京の小金井で教師生活を始めた悌子は、幼馴染みで早稲田大学野球部のエース神代清一と結婚するつもりでいたが恋に破れ、下宿先の家族に見守られながら生徒と向き合っていく。やがて、女性の生き方もままならない戦後の混乱と高度成長期の中、ある事情で家族を持った悌子の行く末は……。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000946/
汐見夏衛『たとえ祈りが届かなくても君に伝えたいことがあるんだ』
汐見夏衛のタイムリープ小説は、残酷で、切なくて、温かい。
高校2年生のなずなのクラスメイト・鈴白くんが、突然命を絶った。
彼は明るくて容姿も成績も良い、学校の人気者。
だから、彼に限って自殺なんてありえない……皆そう思っていた。
「彼の悩みに気付いていたら」。後悔が膨れ上がり、
その晩なずなは鈴白くんと一緒に作った思い出の砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠る。
翌朝目覚めたなずなは、なんと1ヶ月前にタイムリープしていた。
笑顔で登校してきた鈴白くんの姿に安堵するなずなだったが、
ひと月後、彼はまた死を選んでしまう。
鈴白くんの死を止めるため、何度もタイムリープを繰り返すなずな。
そんな彼女の行動に、ひとりだけ気づいている男子生徒がいて――。
なずなは残酷な運命を変えられるのか。
何気ない毎日が愛おしくなる、祈りと叫びの青春物語。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322507000498/
長月天音『キッチン常夜灯 満月のキッシュロレーヌ』
どんな日も、このお店は温かく迎えてくれる。
23歳の高坂あかりは、「ファミリーグリル・シリウス」の新入社員。厳しい研修を経て、いよいよ仕事が始まった。あかりは研修を受けた神保町店ではなく、駅ビルに入っている池袋店に配属。研修では「筋がいい」とほめられたものの、実際の仕事は思いがけないことの連続で、うまくこなせないし、配属先の違う同期と励まし合うものの焦りが募る。両親はともに仕事で海外におり、帰る実家もない。心も身体もすっかり疲れてしまったある日、店長のいつきに誘われ「キッチン常夜灯」に行くことに。シェフが作る美味しい料理に心をほぐされ、居心地のいい空間でおしゃべりを楽しむうち、自分の中にお客さん気分が残っていたことに気づき、気を引き締める。新入社員ならではの気づきを提案したり、自分から積極的にイベントに参加したり。脱落していく同期がいる中、あかりはいま目の前にある仕事に集中すると決め、仕事に向き合っていく。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000580/
中山七里『こちら空港警察』
中山七里史上、最も狡猾な警察署長
成田空港でGS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)として働く咲良は人気の芸人の帰国を知り、芸能人を間近で見れることにワクワクする。しかし、ゲートに現れた人気芸人・瀬戸は空港警察に先月から着任したばかりの仁志村賢作に身柄を確保されてしまう。普段から、「役立たず」と陰で言われている空港警察の行動に驚く咲良。何と瀬戸には麻薬密輸の容疑が掛かっているらしい。しかし、瀬戸の身体には麻薬犬もTDS(検査機器)もX線も金属探知機も反応を示さなかった。とんでもない濡れ衣だと瀬戸は激昂するが、仁志村は意外なモノに着目し、瀬戸を追い詰め始める。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000328/
灰谷健次郎『ろくべえ まってろよ』
穴に落ちた子犬のろくべえを助けなきゃ! 子どもたちの感性が光る童話全8編
犬のろくべえが穴に落ちてしまった。おとなたちはだれも手をかしてくれない。
自分たちでろくべえを助けなきゃ!
一年生の子どもたちが考え出した「めいあん」とは?
表題作「ろくべえ まってろよ」他、天真爛漫な男の子・マコチンの生活を描いた「マコチン」、何でも同じになってしまうのが悩みのふたごの女の子の物語「ふたりはふたり」など、八編の童話を収録。
子どもたちのみずみずしい感性がきらめく一冊。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602001006/
東野圭吾『魔女と過ごした七日間』
その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ最新作
AIによる監視システムが強化された日本。指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事、月沢克司が何者かに殺害された。息子の陸真は父の死後、自宅で見覚えのない女性の名前が書かれた書類を見つける。不審に思い、親友とともにその人物のことを調べ始めた陸真は、やがて不思議な“力”を持つ女性、羽原円華に出会う。警察による捜査が難航する中、事情を知った円華に導かれ、陸真は自身で父の死の真相を探り始める。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322507000545/
槇 あおい『母とわたしの台所』
分かり合えなかった母が遺したレシピ。辿るなかで“本当の”母が見えてくる
35歳の奈々恵は、折り合いの悪かった母の死を機に、遺品整理に実家を訪れる。出てきたバインダーには、母の字で「レシピ帳」とあった。医師だった母らしく効能や目的まで細かに記されている。ある日、弔問客として小学生の陽翔が訪れる。母とは友達だったと語る陽翔に母のレシピを再現していく中で、奈々恵は母の本当の気持ちに気づいていく。反発していたのは似た者同士だったから――涙が止まらない母とわたしの物語。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322508000321/
松岡圭祐『令和中野学校III スパイ防止法』
本格青春スパイ小説に舵を切った、第3弾!
日本を滅ぼす工作員は誰だ!
公安の諜工員候補生である燈田華南(とうだ・かな)が、先輩の東雲陽翔(しののめ・はると)と納堂暮亜(のうどう・くれあ)と共に就いた任務は、新潟で陸揚げされたコンテナ12本分の特殊建築用素材の行方を追うこと。
税関を問題なく通過したものの、公安で精査した結果、その資材で兵器用レベルのプルトニウム精製工場が建てられると判明したのだ。
物流業者のシステムでは配送完了となっているが、現在は所在不明。
不審な企みが進行する中、華南たちは真相を突き止められるのか――本格青春スパイ小説。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322603001575/
森原すみれ『お夜食処おやさいどき 桃色ぜんざいと秘密の女子会』
北海道のお野菜たっぷり。今宵も労りの香りがあふれるお夜食処へようこそ。
秋から冬へ移ろう北海道。札幌の街に店を構えるお夜食処おやさいどきには、今宵も年代も想いもさまざまな人々が来訪する。夢を追いかけ利尻島から単身札幌へ飛び出した女性。大きく変容する世間の価値観に戸惑う老夫婦。野菜嫌いを公言する小学校教諭の女性……。すっかりおやさいどきの常連となった望もまた、店主の沙都との関係を密かに悩む日々を送っていた。そしておやさいどきに集う客人に向き合うなかで、沙都もまた、心の奥に仕舞い込んでいた過去の想いと向き合っていく。今宵のあなたにぴったりの野菜料理をお届けする、心温まる美味しい物語。第二弾。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322512001234/
薬丸 岳『怪物の祈り』
殺人犯と、娘を殺された父。 死刑執行を前に、 命懸けの対話が始まる。
牧師である保阪宗佑の娘が暴漢に殺害された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。宗佑は自身の牧師という職業から、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救うために祈ってきたのに、犯人を地獄へ突き落としたい。煩悶する宗佑と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の日が迫るなか、二人の対話が始まる。重厚な人間ドラマの書き手・薬丸岳の新たな到達点。
本書は、2023年4月に小社より刊行された単行本『最後の祈り』を加筆修正のうえ、改題し文庫化したものです。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000528/
角川文庫(時代小説)2026年6月の新刊紹介
馳月基矢『日本橋恋ぞうし(四) 曰くつきの花嫁』
盗まれた嫁入り道具の行方を追う。夫婦の絆が胸を打つ、シリーズ最終巻!
ある日、使いに呼び出されたおるうは、栗栖家との縁談を進めていた高見家の屋敷から嫁入り道具が盗まれたことを知らされる。義賊として有名な流星党が盗みを行ったと書付が残っており、武家としての体面を気にする高見家は奉行所へ届け出ることを渋っていた。高見家の娘で、弟の玲司と仲が良い節美を助けるため、おるうは燕七とともに消えた嫁入り道具の行方を追う。身分を超えて結ばれた夫婦の絆が胸を打つ、シリーズ最終巻!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322512001230/
角川ホラー文庫2026年6月の新刊紹介
藍上央理『胡乱な聖典の信じ方』
信じる者だけ、救われます。
△の中に●を書いてから、読み始めてください。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000570/
祇光瞭咲『ある修道士の自罪』
この病棟には、 修道士を破滅させた “何か”がいる――。
聖バシリオ精神病棟を慰問していた修道士が異様な死を遂げた。先代に続きこれで二人目。新たな慰問役を命じられた若き修道士ペテロは、前任者トマゾが残した日誌を託される。そこには悪魔めいた怪奇の数々、院内をさまとう謎の少女、日に日に壊れていくトマゾの姿が綴られていた。ペテロは真相が隠された日誌を手掛かりに、彼らを死へ追い詰めた悪しきものの正体を暴くべく病棟の闇へ踏み込む。信仰は救済か、それとも狂気を加速させる毒か。読む者の心を蝕む、漆黒のゴシックホラー。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322602001308/
北沢 陶『をんごく』
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――
大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。
家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000966/
小池壮彦『抑圧都市怪談』
怪談史研究家&怪談ルポライター&怪談作家による、最恐怪談の決定版!
怪談とはある真実を伝える物語である。それが故に、本来怪談が発生すべきところに発生しないという抑圧も起こり、かつて鮮やかに語られていた怪談が色を失い姿を消してゆくということもある……。(本書まえがきより)
「私は自分の日常生活の中で、ときおり別の世界にずれ込んだような感覚を抱くことがあり、かねてからその感覚の正体について考えるところがあったからである。ふだんは気に留めないし、忙しさに紛れて忘れてしまう。だが、何かの拍子にふと疑念が浮かぶ。いま自分が見ている世界は、日頃見慣れた世界とは何かが違っている。その違和感を凝視することで、怪異は相貌(そうぼう)をあらわにする。見えないものが見えてくる。怪異と現実が交錯する。(略)抑圧系の怪談というのは、社会に内在する問題が個人の精神を圧迫し、その影響が怪異となって立ちのぼる瞬間を捉えた話である。(本書 文庫版あとがきより)
本書は、オカルト探偵/怪談ルポライター/怪談史研究家/怪談小説家である著者・小池壮彦氏が、長年の間に聞き集め、書き留めて来た数々の忘れ得ない怪談をセレクトし、後に獲得された新たな視点や時を経たが故に明かされる事実を加えた、いわば ディレクターズ・カット版の怪談集。歌舞伎町、学習院、鎌倉といった都市だけでなく、幽霊街道、封印された旧館、公園、写真…とあらゆるところにその念は――いる。一気読みはおすすめしない最恐怪談集。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322510000942/
澤村伊智『怪談小説という名の小説怪談』
ごしゅけん、すしゃかき、すしゃぐすり――
高速道路を走る、逃げ場のない車内の恐怖体験「高速怪談」、再開発されたリゾートホテルの奇妙な風習「こうとげい」、最も怖いと噂される、存在しない短編「涸れ井戸の声」、おぞましい死をもたらす化け物を狩る「すしゃかき」を取材したルポ「ノンフィクション」など、全8編を収録。「小説」で「怪談」を読む楽しさが味わえる。不穏さを増す状況に背筋が凍り、想像もしない結末に息を呑む。澤村伊智が放つ、極上の恐怖短編集!
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322601000711/
内藤 了『MARK 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』
殺人現場に残された「故人の指紋」――不可解な未解決事件の謎を解け。
潜入班の許に、元警視庁所属の鑑識官による再捜査依頼が舞い込む。
それは、妊婦を狙った猟奇殺人の現場から、遥か以前に亡くなった人物の指紋が見つかった未解決事件だった。
鑑識による重大なミスとして片付けられた、不可解な指紋の混入事案……
それと同じ現象が、捜査中の中学生男児死亡事案の現場で発生したという。
「殺人事件の被害者が、次の殺人現場に指紋を残す」――あまりに奇妙な法則を持った怪事件。
死者の指紋が意味するものとは?
複数の未解決事件を遡り共通点を見いだしていく中で、清花はネット上で行われているある「ゲーム」の存在を知ることに……
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322511000572/
藤木 稟『バチカン奇跡調査官 法王の魔導書』
平賀&ロベルトに加え、ローレン、アルバーノなど人気キャラ満載の中篇集!
イタリアのとある島で起きた一家の心中事件。それを皮切りに、島では悪魔の憑依が疑われるような事件が起きていた。バチカンへの要請を受け、平賀とロベルトは悪魔祓いのために島を訪れるが……。
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000028/
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