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特集

【恋愛小説おすすめ20選】"これを読めば間違いなし"の作品をカドブン編集部が厳選

人の恋心や胸を締め付ける切なさを描く恋愛小説。これまでに多くの読者から親しまれてきた小説ジャンルですが、いざ恋愛小説を読もうと思っても、数多くある作品の中からどれを読もうか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで、今回はカドブン編集部が、”これを読めば間違いなし”という恋愛小説を厳選。10代向けから大人向け、また、甘酸っぱく胸キュンするものから切ない結末を迎えるものまで、おすすめの恋愛小説20作品とそのポイントをご紹介します。

カドブン編集部
KADOKAWAを中心に文芸作品を紹介するWEBマガジン「カドブン」。編集部では、小説家のインタビューや対談、イチオシ作品を深掘りする特設ページ、プロフェッショナルによる書評や新人作家発掘の連載などを制作。毎日コンテンツを配信中。

大人におすすめの恋愛小説15選

はじめに、大人におすすめしたい恋愛小説をご紹介。これまで多くの経験を積んだ大人だからこそ共感できる感情や恋愛模様などを描いた作品がずらり。恋愛小説が好きな人も、今まであまり読んでこなかった人も、ぜひ手に取ってみてください。

1、山本文緒『恋愛中毒』(KADOKAWA刊)



「世界の一部にすぎないはずの恋が、私のすべてをしばりつけるのはどうして」離婚を経験し、他人を愛しすぎないようにと誓ったはずの水無月。ある日、彼女の前に現れた小説家・創路に、水無月は狂気にも似た恋愛感情を募らせていきます。

「自己中心的なのに甘え上手な彼を前に、主人公は愛情がどんどん深くなるのを抑えられません。大きすぎる感情が人間を突き動かす、そんな物語にどっぷり浸りたい方におすすめの小説です。著者の山本文緒さんは、2021年に58歳の若さで世を去りました。吉川英治文学新人賞を受賞したこちらの作品を読んで、素晴らしい著書の数々を手に取るきっかけにしてみてはいかがでしょうか」(カドブン編集者D)

ラスト40ページで世界は暗転する。恋愛感情の極限を抉る、圧倒的衝撃作!

--どうか、どうか、私。これから先の人生、他人を愛しすぎないように。他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。水無月の堅く閉ざされた心に、強引に踏み込んできた小説家の創路。調子がよくて甘ったれ、依存たっぷりの創路を前に、水無月の内側からある感情が湧き上がってくる--。世界の一部にすぎないはずの恋が、私のすべてをしばりつけるのはどうして。恋愛感情の極限を抉り出す、戦慄のベストセラー小説。直木賞作家の原点。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200000000107/

2、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』(早川書房刊)



幼少期を日本で過ごしたイギリス人小説家カズオ・イシグロ。2017年にノーベル文学賞を受賞して注目度がさらに高まったのが『わたしを離さないで』です。この作品が発表されたのは2005年ですが、2010年にイギリスで映画化、日本では2014年に舞台化、2016年にドラマ化されるなど、今でも世界中で愛されるロングセラーです。

「周囲の環境から切り離された全寮制の学校・ヘールシャムで過ごす生徒たち。15歳の彼らはある日、自分たちが臓器提供のために造られた存在ということを知ってしまいます。短いと分かっている命、子孫を残すことも叶わない身体、自由がない環境下で彼らはもがくように恋をします。海外文学を読んでみたいけれど何から選んだらいいか分からない、そんな方にも太鼓判の1冊」(カドブン編集者S)

ノーベル文学賞作家による世界的ベストセラー

優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設へールシャムの親友トミーやルースも「提供者」だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度……。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく。解説:柴田元幸

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

3、角田光代『愛がなんだ』(KADOKAWA刊)



直木賞作家・角田光代さんによる純度100%の片思い小説。2019年には映画化され、岸井ゆきのさん、成田凌さんが出演して話題になりました。当初は全国72館と小規模な上映だったものの、共感性の高さに口コミが広がり、異例のロングランヒットに。

「友人関係も仕事もめちゃくちゃにしてしまうほどの恋、小説で体験してみるのはいかがでしょうか? 職場でも責任ある立場になりつつある、20代後半〜30代の方に特におすすめしたい作品です」(カドブン編集者F)

直木賞作家が描く、<全力疾走>片思い小説!

OLのテルコはマモちゃんにベタ惚れだ。彼から電話があれば仕事中に長電話、デートとなれば即退社。全てがマモちゃん最優先で会社もクビ寸前。濃密な筆致で綴られる、全力疾走片思い小説。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200501000062/

4、窪美澄『よるのふくらみ』(新潮社刊)



2022年7月、3度目のノミネートにして直木賞を受賞された窪美澄さん。青年が不幸な過去の記憶を乗り越え、家族というものに向き合う『夜に星を放つ』(文藝春秋刊)が高く評価されました。その窪さんが、1人の女性と幼馴染である兄弟の三角関係を描いたのがこの作品。

「どちらとの人間関係も大切にしたいのにうまくいかない切なさや断ち切れない想いの強さがずっと記憶に残ります。必ずしもハッピーエンドではないかもしれないけれど、懸命に生きていれば最後は少しだけ報われる、そう思わせてくれる作品です。窪さんのデビューのきっかけが「女による女のためのR-18文学賞」であることを思い出す、美しく情熱的な描写にも注目です」(カドブン編集者H)

欲望と恋情が絡み合う大人の恋愛小説

同じ商店街で幼なじみとして育ったみひろと、圭祐、裕太の兄弟。圭祐と同棲しているみひろは、長い間セックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。みひろに惹かれている弟の裕太は、二人がうまくいっていないことに感づいていたが――。抑えきれない衝動、忘れられない記憶、断ち切れない恋情。交錯する三人の想いと、熱を孕んだ欲望とが溶け合う、究極の恋愛小説。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

5、蝉谷めぐ実『おんなの女房』(KADOKAWA刊)



江戸は文政のころ、武家の娘・志乃は歌舞伎役者・喜多村燕弥のもとに嫁ぎます。燕弥は女形の人気役者で、家に帰ってきても”おんな”のまま。しかも燕弥が舞台に立てば、強い絆で結ばれた相手役の存在が……いったい自分はどうすれば? 変わった形の夫婦の関係性を描いた時代小説です。

「こんな時代小説、読んだことがない! 分かりやすく”恋に落ちる”物語ではないだけに、相手の特別な存在になることについて考えさせられる小説です。時代小説はあまり読んだことがないという方にも楽しんでいただきたい1冊です」(カドブン編集者N)

『化け者心中』で文学賞三冠。新鋭が綴る、エモーショナルな時代小説。

ときは文政、ところは江戸。武家の娘・志乃は、歌舞伎を知らないままに役者のもとへ嫁ぐ。夫となった喜多村燕弥は、江戸三座のひとつ、森田座で評判の女形。家でも女としてふるまう、女よりも美しい燕弥を前に、志乃は尻を落ち着ける場所がわからない。
私はなぜこの人に求められたのか――。
芝居にすべてを注ぐ燕弥の隣で、志乃はわが身の、そして燕弥との生き方に思いをめぐらす。
女房とは、女とは、己とはいったい何なのか。
いびつな夫婦の、唯一無二の恋物語が幕を開ける。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322102000165/

6、江國香織『去年の雪』(KADOKAWA刊)



『冷静と情熱のあいだ』(KADOKAWA刊)が社会現象にまでなった恋愛小説の名手・江國香織さん。その後も絶えず素晴らしい作品を発表し続けていますが、中でもイチオシしたいのが群像劇である『去年の雪』。

「1節ごとにどんどん登場人物が入れ替わり、その後どうなったか語られるかと思いきやもう登場しなかったり、意外な人物との繋がりが分かったり。「どう読んでいいか分からない!」という方もいるかもしれませんが、文章を辿るうち、愛とは、人生とはこういうことかもしれないと自然と思えてくる不思議な作品です。リラックスしたいときにもおすすめ」(カドブン編集者D)

この本を読んでいる時、あなたはひとりじゃない。

自由自在に時空をまたいで進む物語は、100人以上の登場人物の日常が織り込まれたタペストリーのよう。覗いているうちに、読者もまた、著者の作り出す世界の住人になってしまう。そして、思いもよらぬ地平へと連れてゆかれる。江國香織小説のエッセンスが最大限に味わえるファン待望の一冊です。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/321909000209/

7、川上未映子『夏物語』(文藝春秋刊)



小説家を目指す38歳の女性・夏子の願いは「自分の子どもに会いたい」ということ。パートナーはいないけれど出産したいと願う彼女は、精子提供で生まれ、血縁上の父を知らないという男性に心惹かれていきます。

「『恋』を超え、『生』の意味に迫るこの長編小説は、なんと世界40カ国以上で翻訳! 読書家としても有名なナタリー・ポートマンが絶賛したことも話題になりました。いわゆる”恋愛小説”とはイメージが違うかもしれませんが、国境を越え人の心を捉える1作です」(カドブン編集者D)

世界40カ国で翻訳されている異色の恋愛小説

大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの周囲の様々な声。そんな中、精子提供で生まれ、本当の父を探す逢沢と出会い心を寄せていく。生命の意味をめぐる真摯な問いを切ない詩情と泣き笑いの筆致で描く、全世界が認める至高の物語。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

8、中村航『僕の好きな人が、よく眠れますように』(KADOKAWA刊)



東京の理系大学の大学院生である”僕”が、北海道からやってきた研究員の恵(めぐ)に心を奪われることから始まるこの小説。しかし、彼女はある事情から、誰とも付き合えないことが分かります。しかし、運命を感じる2人は、互いに心が惹かれ合うのを止めることはできません。

「周囲から見れば許されない関係になってしまった彼らですが、本を読んでいて感じるのはまさに最高の”恋愛”。主人公が男性ということもあり、切ない恋を経験した男性向けにおすすめしたい作品です」(カドブン編集者N)

代表作『100回泣くこと』を超えたラブ・ストーリー

僕が通う理科系大学のゼミに、北海道から院生の女の子が入ってきた。徐々に距離の近づく僕らには、しかし決して恋が許されない理由があった……『100回泣くこと』を超えた、あまりにせつない恋の物語。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/201009000059/

9、平野啓一郎『マチネの終わりに』(文藝春秋刊)



たった三度出会った2人が互いに深く愛し合う、大人の切なく美しい恋物語。スランプに陥った天才ギタリストと婚約者がいるジャーナリストによる恋愛模様を軸に物語は動きますが、同時にさまざまなテーマも描かれ、多くの問いを読者に投げかける作品でもあります。

「気品と知性にあふれた大人の恋愛小説です。『40代をどう生きるか』など、さまざまな問いを投げかける作品なので、仕事でもキャリアを築き、人生の見通しがついてきた大人にこそ読んでいただきたい1冊です。すれ違いの展開にハラハラさせられますが、クラシックギタリストと海外通信社のジャーナリストという主人公の2人がリアリティをもって描き出されるので、知らない世界を覗いたような満足感にも浸れます」(カドブン編集者H)

芥川賞作家が描く、多くの示唆に富んだ恋愛小説

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。
深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。
出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。
スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。
やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。
愛とは運命なのか、それとも、私たちの意志なのか?
芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

10、桜木紫乃『ホテルローヤル』(集英社刊)



地元北海道を中心に熱烈な支持を受ける作家・桜木紫乃さんの直木賞受賞作。こちらを原作にした波瑠さん主演の映画には、実力派として注目を集める伊藤沙莉さんも重要な役どころで出演。ちなみに、タイトルの「ホテルローヤル」は、桜木さんのご両親が経営していたラブホテルの名前から取ったそう。

「釧路湿原に建つ小さなホテルに、切ないものを抱えて立ち寄る人間たちの悲哀を描く同作。人間を見つめる桜木さんの鋭くも温かい目線が感じられる作品です」(カドブン編集者D)

日常から隔離された空間で繰り広げられる人間模様を描いた直木賞受賞作

【第149回直木賞受賞作】北国の湿原を背にするラブホテル。生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く――。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昂揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。人生の一瞬の煌めきを鮮やかに描く全7編。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)


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