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角川選書創刊50周年記念企画「シリーズ世界の思想」刊行開始! 第一弾は『マルクス 資本論』

佐々木隆治著『マルクス 資本論』(角川選書)を2018年7月20日(金)に発売いたしました。

今年創刊50周年を迎えた角川選書。その記念企画となる「シリーズ世界の思想」は、誰もが一度は聞いたことのある西洋哲学の古典的名著を、原文の抜粋(もしくは全文)と、丁寧な解説で読み解いていくシリーズです。
第一弾は、2018年で生誕200年を迎えたカール・マルクスの『資本論』。マルクスはこの著作で、「商品」や「貨幣」という経済的形態が、なぜ、いかにして存在しているかを根本的に問い直し、資本主義経済のメカニズムを解明しました。
本書では、大長編の『資本論』の読解のキモとなる箇所を抜粋し、難解な部分も徹底的に噛み砕いて解説しました。初めてこの作品に触れる人も、専門用語を知らない人も、以前に読もうとして挫折してしまった人も、これさえ読めば全容が見渡せるようになる一冊です。

【目次】

はじめに
人と作品

第一章 商品/第二章 交換過程/第三章 貨幣または商品流通

第四章 貨幣の資本への転化

第五章 労働過程と価値増殖過程/第六章 不変資本と可変資本/第七章 剰余価値率/第八章 労働日/第九章 剰余価値の率と量

第一〇章 相対的剰余価値の概念/第一一章 協業/第一二章 分業とマニュファクチュア/第一三章 機械と大工業

第一四章 絶対的および相対的剰余価値/第一五章 労働力の価格と剰余価値の量的変動/第一六章 剰余価値率を表す種々の定式

第一七章 労働力の価値または価格の労賃への転化/第一八章 時間賃金/第一九章 出来高賃金/第二〇章 労賃の国民的相違

第二一章 単純再生産/第二二章 剰余価値の資本への転化/第二三章 資本主義的蓄積の一般的法則/第二四章 いわゆる本源的蓄積/第二五章 近代植民理論

コラム1 哲学と『資本論』  
コラム2 エンゲルスと『資本論』  
コラム3 『資本論』第二巻と第三巻  
コラム4 文学と『資本論』  
コラム5 『資本論』第一巻以降のマルクス  
『資本論』関連年表  
あとがき『資本論』を読むための文献案内  
索 引

佐々木隆治(ささき・りゅうじ)
1974年生まれ。立教大学経済学部准教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、博士(社会学)。日本MEGA(『新マルクス・エンゲルス全集』)編集委員会編集委員。著書に『カール・マルクス――「資本主義」と闘った社会思想家』(ちくま新書)、『私たちはなぜ働くのか―マルクスと考える資本と労働の経済学』(旬報社)、共編著書に『マルクスとエコロジ――資本主義批判としての物質代謝論』(岩佐茂と共編著、堀之内出版)などがある。

作品名:『マルクス 資本論』
著:佐々木隆治
発売日:2018年7月20日(電子書籍同日配信予定)
定価:本体2000円+税
体裁:四六判・並製
頁数:568頁
発行:株式会社KADOKAWA
レーベル:角川選書
※情報サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/321707000023/

◎『プラトン ソクラテスの弁明』岸見一郎 2018年8月下旬発売予定
◎『ヘーゲル 精神現象学』大河内泰樹
◎『レヴィ゠ストロース 悲しき熱帯』今福龍太
◎『ハンナ・アーレント 全体主義の起源』森川輝一
◎『ホッブズ リヴァイアサン』梅田百合香
◎『ルソー エミール』永見文雄
◎『デカルト 方法序説』津崎良典
◎『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』古田徹也
◎『ハイデガー 存在と時間』齋藤元紀
ほか


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