『果てしなき渇き』『アウトバーン』の著者が挑む、ノンストップ・エンターテインメント!
深町秋生最新作『地獄の犬たち』を2017年9月1日(金)に発売いたします。本作は、ヤクザとして生きることを余儀なくされた潜入捜査官の孤独な葛藤と冷酷非道な死闘、そして、狂気の中で絡み合う人間たちの心理を鋭く描ききった作品です。
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深町氏が「久しぶりに『果てしなき渇き』の頃のような破壊衝動が戻ってきました。ある意味、原点回帰のような作品」「二十一世紀型のアウトローを書いた」と語る本作に、一足早くお読みいただいた方々より熱いコメントが続々と寄せられています。男も女も惚れる人間ドラマをぜひご堪能ください!
★電子書籍には特典として、書き下ろし短編が収録されています。
容赦ねえ殺戮の連鎖。男たちの壮絶な生きざまに激しく心を揺さぶられた
――作家・薬丸岳氏
硝煙と血飛沫の匂いにしばし忘我のひと時をどうぞ。
読者がまだ味わったことのない興奮がここにあると断言する。
――文芸評論家・杉江松恋氏(「本の旅人」9月号より)
どこにたどり着くかわからない荒れた海原を、正義と悪の間を激しく揺れながら一気読み。
最後の一行を読み終えたあと、いつまでも心に残ったのは「哀しみ」でした。
――本の雑誌社・杉江由次氏
登場人物誰一人として、失いたくなかった、そう思わせる著者の深い人物像と、
スピード感のあるスリリングな展開に、見事に踊らされ、楽しませて頂きました。
――ジュンク堂書店 名古屋店・清田彩乃氏
年末の賞レースに必ず引っかかるであろう傑作
――丸善 名古屋本店 店長・坂本恭亮氏
これは「自分を生き切る」男の物語だ。
――戸田書店 仕入部・藤浪哲也氏
正義と悪が表裏一体の潜入捜査。自分の人生すら見失いかねないヒリヒリする様な
極限状態で男が最期に選んだ道に痺れました。
――三省堂書店 名古屋本店・奥野純司氏
『地獄の黙示録』の鍋に、『新しき世界』と『アウトレイジ』をぶち込んで煮立たせたような――。
という印象をさらにぶち破る、なんと苛烈で哀しいクライマックスか!
――ときわ書房本店・宇田川拓也氏
■『地獄の犬たち』あらすじ
東京のやくざ組織・東鞘会(とうしょうかい)に所属する兼高昭吾(かねたか しょうご)は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三(きな しゅうぞう)を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱(とあけ)の殺害。十朱は警視庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが……。
1975年山形県生まれ。2004年、『果てしなき渇き』で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞してデビュー。同作は「渇き。」として映画化され話題となる。11年『アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子』がベストセラーとなり、シリーズは累計40万部を突破した。
著書に『バッドカンパニー』『デッドクルージング』『ダブル』『ダウン・バイ・ロー』『ヒステリック・サバイバー』『ショットガン・ロード』『卑怯者の流儀』『探偵は女手ひとつ』『ドッグ・メーカー』など多数。
【発売日】2017年9月1日(金)
【定価】本体1600円+税
【頁数】440頁
【装丁】國枝達也
【体裁】四六判上製
【発行】株式会社KADOKAWA
★初出「小説 野性時代」2015年7月号~2017年3月号
http://www.kadokawa.co.jp/product/321702000632/
★電子書籍同時配信予定 https://bookwalker.jp/dec963fcba-28c3-4141-9509-c5c3086fbad3/