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2014年に「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞を受賞した上橋菜穂子氏が、作家生活30周年を迎える2019年、本屋大賞を受賞した『鹿の王』の新たな物語が誕生します。
上橋菜穂子氏は東京都生まれで、1989年に『精霊の木』で作家デビュー。文化人類学者としてオーストラリアの先住民の研究も続けながら、テレビドラマ化もされた『精霊の守り人』からはじまる「守り人」シリーズや、『狐笛のかなた』、『獣の奏者』など、多くのファンを魅了し続ける物語を生み出してきました。国際アンデルセン賞作家賞を受賞した翌年の2015年には『鹿の王』で第12回本屋大賞にも輝いており、日本を代表する作家の一人として現在も活躍の場を広げています。
2019年は上橋菜穂子氏の作家生活30周年の記念イヤー。新作も次々出版されます。作家生活30周年第1弾の『風と行く者――守り人外伝――』は、偕成社より2018年11月下旬にハードカバー版と軽装版の2形態が同時発売予定。
そして、KADOKAWAからは30周年記念作品第2弾として、本屋大賞受賞作『鹿の王』の新作、病と命の問題を描いた『鹿の王 水底の橋』が2019年3月に刊行されることが決定いたしました。
この作品は医術師のホッサルを主人公とした、王位継承争いを巡る医療サスペンスです。『鹿の王』でも描かれた二つの医療の対立から命の深みへと至る洞察の素晴らしさも読みどころのひとつですが、読者が気になるホッサルとミラルのその後が読める特別な内容となっています。『鹿の王』ファン必見の内容になっていますので、是非ご注目ください。
守り人シリーズの新作『風と行く者』は、まだ少女だったバルサが、ジグロとともに護衛をしたサダン・タラム〈風の楽人〉を、20年後に再び護衛する縁からはじまる長編物語です。「守り人」シリーズの長編作品は、『天と地の守り人』での本編終了後、初となります。上橋氏ファンの皆様必見の物語ですので、『鹿の王』と合わせてお楽しみ下さい。
上橋菜穂子氏の作家生活30周年を記念して、上橋氏書き下ろしの自画像<メガネをかけたウォンバット>を使用した記念ロゴも誕生。こちらはアイコンとして、上橋氏の著作の帯などで展開していきます。書店さんでロゴを探して下さいね。
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『鹿の王 水底の橋』の詳細や、進行中の『鹿の王』のアニメ化に関する最新情報については、随時「鹿の王」の作品HPにて更新していきます。上橋菜穂子氏の30周年記念イヤー、続報を楽しみにお待ち下さい!

『鹿の王 水底の橋』

2019年3月刊行予定/KADOKAWA
あらすじ
オタワル医術に携わるホッサルとミラルは、対立する清心教医術の発祥地・安房那を訪れる。出血病の治療法を探す中、それぞれの医術の在り方が異なることを実感したホッサル。やがてオタワル医術次期後継者として王位継承争いに巻き込まれていき――。

『風と行く者――守り人外伝――』

2018年11月下旬刊行予定/偕成社
あらすじ
つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム〈風の楽人〉たちと再会、その危機を救ったことで、再び、旅の護衛を頼まれる。シャタ〈流水琴〉を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム〈風の楽人〉の頭は、しかし、ある事情から、密かに狙われていたのだった。
ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。草原に響く〈風の楽人〉の歌に誘われて、バルサの心に過去と今とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。