上橋菜穂子著『鹿の王』の文庫版全4巻を2017年6月17日(土)より2か月連続で発売いたします。本作は、感染からたったふたりだけ生き残った父子と、若き天才医術師が未曾有の危機に挑む、綿密な医療サスペンスにして壮大なる冒険小説です。
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『鹿の王』は、2014年9月に上橋氏の「国際アンデル賞≪作家賞≫」受賞後第1作として発売し「2015年本屋大賞」と「第4回医療小説大賞」を受賞。さらに、全国の大型書店ベストセラーランキング第1位を続々と獲得し話題となった作品です。
この度の文庫化にあたり、各巻に豪華執筆陣の解説を収録。1巻・朝加昌良氏(紀伊國屋書店 京橋店)、2巻・夏川草介氏(作家・内科医)、3巻・西加奈子氏(作家)、4巻・瀧井朝世氏(ライター)の4名に本作の魅力をたっぷりと書き下ろしていただきました。
強大な帝国が他民族への侵略を繰り返す世界で、蔓延した謎の疫病。それは二百五十年前にひとつの国を滅ぼした、伝説の病“黒狼熱”だった。なぜ、古き疫病はよみがえったのか?
ぜひ解説とあわせてお楽しみください!!

【内容】たったふたりだけ生き残った父子と、若き天才医術師が未曾有の危機に立ち向かう。 生命を巡る壮大な冒険が、いまはじまる――!

強大な帝国・東乎瑠(ツオル)から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角(どっかく)”。妻子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名付けて育てていく。
一方、謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサルは、遺体の状況からその病が二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り・・・・・・!?

【著者紹介】 上橋菜穂子(うえはし・なほこ)

東京都生まれ。文化人類学専攻、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。1989年『精霊の木』で作家デビュー。著書に、第34回野間児童文芸新人賞、第44回産経児童出版文化賞≪ニッポン放送賞≫をダブル受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、第42回野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。2015年に本作で第12回本屋大賞及び第4回日本医療小説大賞を受賞。海外での評価も高く、09年英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年“児童文学のノーベル賞”と称される国際アンデルセン賞≪作家賞≫を受賞。

【書誌情報】

特設サイト
<第1巻・第2巻>
発売:2017年6月17日(土)定価:各巻 本体640円+税 頁数:1巻304頁/2巻336頁
<第3巻・第4巻>
発売:2017年7月予定 定価:各巻 本体640円+税 頁数:3巻288頁/4巻354頁

体裁:文庫判/装画:ヤマモトマサアキ/装丁:高柳雅人/発行:株式会社KADOKAWA

★電子書籍同時配信予定