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特集

『骨灰』が第169回直木賞にノミネート! 最注目作家・冲方丁を初めて読むならこの6冊

単行本『こつぱい』が第169回直木賞にノミネートされ、大注目の作家・うぶかたとう
しかし、冲方作品を読んだことがない人のなかには、「作品がたくさんあってどれから読めばいいか迷う」「読んでみたいけれど難しそう」と思っている人も多いのではないでしょうか。

冲方作品は、ホラー、歴史、SF、サスペンス、ファンタジーとジャンルもさまざま。そこで今回は、カドブン編集部が「初めて読む冲方作品」としておすすめのタイトルを厳選し、ジャンル別にご紹介します。「これぞ!」と思う1冊を見つけてみてくださいね。

冲方丁を初めて読むならこの6冊!

【ホラー】『骨灰』(KADOKAWA刊)



第169回直木賞ノミネートで話題!
東京の地下には地獄が眠っている。進化し続ける異才が放つ新時代のホラー。

大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000441/

【歴史】『天地明察』上・下(角川文庫刊)


読めば「勇気百倍」! 傑作時代小説!!

4代将軍家綱の治世、日本独自の暦を作る事業が立ち上がる。当時の暦は正確さを失いずれが生じ始めていた。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく描く時代小説! 第7回本屋大賞受賞作。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ 【上巻】 https://www.kadokawa.co.jp/product/201108000099/ 【下巻】https://www.kadokawa.co.jp/product/201202000110/

【SF】『マルドゥック・スクランブル〔改訂新版〕』(早川書房刊)



死んだほうがいい。死にたくない。生き残る――

"天国への階段"をシンボルとするマルドゥック市。
ある夜、少女娼婦ルーン=バロットは、賭博師シェルの姦計により爆炎にのまれる。
瀕死状態の彼女を救ったのは、委任事件担当官にしてネズミ型万能兵器のウフコックと、ドクター・イースターだった。
その処置によって高度な電子干渉能力を得たバロットはシェルの犯罪を追うが、その眼前に敵の事件担当官ボイルドが立ちはだかる。
それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした男だった。
壮絶な銃撃戦の果てバロットとウフコックは、シェルが運営するカジノで自己の有用性をかけた勝負に挑む。
過去の自分と向き合い、生きる意味を考え始めたとき、バロットの最後の闘いが幕を切った――。
少女の喪失と再生を描いた著者の最高傑作に、大幅な改訂を加えた新版、堂々刊行。

(あらすじ:早川書房オフィシャルHPより引用)

【サスペンス】『アクティベイター』(集英社刊)



標的は、日本国民1000万人――。

羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。
女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。
核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。
警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。
囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。
真丈は彼女に亡き妹の姿を重ね、逃亡に手を貸す決意をする。
核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。
一方、羽田には防衛省、外務省、経産省の思惑が交錯する。
いったい誰が敵で、誰が味方なのか。なぜ核は持ち込まれたのか。
爆発すれば人類史上最大の犠牲者が――その恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。
『天地明察』、『十二人の死にたい子どもたち』、「マルドゥック」シリーズ等数々のヒット作を生み出した著者が、作家生活25年のすべてを込めた極上の国際テロサスペンス。
冲方丁デビュー25周年記念作品。

(あらすじ:集英社オフィシャルHPより引用)

【ミステリ】『十二人の死にたい子供たち』(文春文庫刊)



子どもたちが選ぶのは死か、それとも

安楽死をするために集まった十二人の少年少女。そこには謎の十三人目の死体があった――。彼らは、このまま安楽死を実行できるのか。

(あらすじ:文藝春秋オフィシャルHPより引用)

【ファンタジー】『ばいばい、アースI 理由の少女』(角川文庫刊)



アニメ化企画進行中! 『シュヴァリエ』の冲方丁、幻の初期傑作!!

いまだかつてない世界を描くため、地球(アース)に降りてきた男、冲方丁のデビュー2作目にして最高到達点!! 世界で唯一の少女ベルは、<唸る剣>を抱き、闘いと探索の旅に出る——。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら ⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/200611000051/

プロフィール

1977年岐阜県生まれ。96年、『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞受賞。09年刊行の『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、2011大学読書人大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞を受賞。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。近著として『破蕾』、『麒麟児』、『マルドゥック・アノニマス』、『アクティベイター』、『月と日の后』、「剣樹抄」シリーズ、『マイ・リトル・ヒーロー』『SGU 警視庁特別銃装班』などがある。


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