ドラマ、映画など映像化多数の超名作SF小説『日本沈没』&パロディ『日本以外全部沈没』をご紹介!
1973年(昭和48年)に発刊された『日本沈没』(著・小松左京)は、当時「空前の大ベストセラー」と評されたほど人気を博したパニックSF小説です。
映画やドラマ、アニメなど、様々なメディアで映像化され、2021年には小栗旬さん主演のドラマ「日本沈没-希望のひと-」(TBS系)が放送されました。
約50年前に書かれたこの小説が、なぜ今もなお話題になるのでしょうか。それは、未曽有の大災害を疑似体験できる作品だからだと思います。
この令和の時代だからこそ読んでほしい、『日本沈没 上/下』(角川文庫)。また、『日本沈没』のパロディ短編小説集『日本以外全部沈没』(著・筒井康隆)のあらすじをご紹介します。
『日本沈没 上/下』がオーディオブックで聴けます!
『日本沈没 上/下』(角川文庫)のオーディオブックが2022年5月27日にオーディブルで配信されました。
ドラマCD感覚で、本の朗読をお楽しみいただけます。
混雑した通勤電車内で本を開けない時や、料理中、ランニング中など、「ながら読書」にぜひご活用ください。
オーディブル:[上巻] 日本沈没 上
オーディブル:[下巻] 日本沈没 下
『日本沈没(上)』(角川文庫)
197x年。日本。ある日、一夜にして小島が海中に没した。
あらすじ
鳥島の南東にある無人島が、一夜にして海中に沈んだ。深海潜水艇の操艇責任者の小野寺は、地球物理学の田所博士とともに、近辺の海溝を調査し、海底での異変に気づく。以降、日本各地で地震や火山の噴火が頻発。自殺した友人を京都で弔っていた小野寺も、地震に巻き込まれ、消息不明になるが、ある日突然、ナポリの消印がある辞表が会社に届く。どうやら田所の個人研究所と関係があるようで……。
(KADOKAWA公式ページより引用)
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321910000653/
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『日本沈没(下)』(角川文庫)
襲いかかる大地震、富士山が噴火。東京は壊滅。その時、あなたはどうしますか?
あらすじ
ついに巨大地震が東京を襲い、富士火山帯の火山が相次いで噴火。対応に追われる日本政府は、海外に国民を移住させようと、密かに交渉を進めていた。一方、田所博士が中心となって立ち上げた「D計画」の一員となった小野寺は、潜水艇で海底の調査を行う日々を送っていた。ある日、防衛庁にある計画本部の総務室で、「日本列島は沈没する!?」という見出しがついた週刊誌を目にし――。日本はどうなるのか!?
(KADOKAWA公式ページより引用)
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/321910000654/
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1970年代と現代の科学技術の違いについて専門家が解説。本編にあわせて「文庫巻末解説」をお楽しみください。
▼『日本沈没』後の科学技術の進歩と知見の蓄積──『日本沈没』文庫巻末解説
https://kadobun.jp/reviews/7hdx36yykzs4.html
『日本以外全部沈没 パニック短篇集』(角川文庫)
地球の大変動で日本列島を除く陸地が全て海没、世界の著名人が押し寄せた!
あらすじ
小松左京『日本沈没』のパロディで、日本列島以外の文明を持った人類が住む陸地ほぼすべてが沈没してしまった世界を舞台に、唯一残った日本へ殺到する、世界の著名人の悲惨な境遇と世界で一番偉い人種となる日本人と三等市民である外国人の軋轢を描いた小説。第5回(1974年度)星雲賞短篇賞受賞作品(ちなみに長編賞は『日本沈没』)。
2011年、原因不明の天変地異でアメリカ大陸が1週間で海に沈む。大統領はじめ国外脱出しようとする人々で大混乱に。その後、中国大陸、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸が沈没。田所博士は日本列島だけが無事だった理由を解明していた。避難民で人口の増えた日本社会はどうなるのか。食料問題、移民問題、独裁者によるテロ行為……。そして田所博士は日本も沈むと予言する。作品の完成度の高さに小松左京を嫉妬させた、世界が舞台の未曽有のパニック小説。2006年、映画化。
(KADOKAWA公式ページより引用)
詳細:https://www.kadokawa.co.jp/product/200601000129/
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『日本沈没』の映像化作品
映画
「日本沈没」(1973) 監督・森谷司郎
「日本沈没」(2006) 監督・樋口真嗣
「日本以外全部沈没」(2006) 監督・河崎実
ドラマ
「日本沈没」(1974)
「日本沈没-希望のひと」(2021)
アニメ
Webアニメ「日本沈没2020」(2020)
劇場版アニメ映画「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」(2020)