今や物語の一大ジャンルとなった「ボーイズラブ(BL)」。実は角川文庫には、男たちの愛を描いた傑作が多くあります。美しい男たちの恋と葛藤、その愛ゆえにときには苦しみ、ときには喜び。耽美的な作品からポップな作品まで、そのバリエーションも豊富です。その中から5作品を厳選してご紹介! お好みの作品はありますか?
角川文庫で読める「男たちの愛の物語」5選
伝説的シリーズ「タクミくんシリーズ」。大人になったギイとタクミの物語がここにある!
ごとうしのぶ
『崎義一の優雅なる生活 BLUE ROSE』
崎義一、通称・ギイ。容姿端麗、頭脳明晰、莫大な資産を有する彼は、29歳にしてすべての仕事をリタイアし日本へやってきた。最愛の想い人、託生のもとへ──。大人になったギイとタクミの物語、いざ開幕!
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それは、確かに青春だった。不思議な魅力を持つ青年と腐れ縁のサラリーマンのじれったい恋。
榎田ユウリ
『夏の塩』
一般的サラリーマン、久留米の頭痛の種は、現在なぜか同居中の同級生・魚住。その美貌と不思議な魅力で、男女問わず虜にしてしまうのに、本人は無自覚。久留米にはその魅力は通じない。だから一緒にいるのだが……。
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震えるほどの官能に身をゆだねる……。男たちの危険な愛を描いた耽美小説の決定版!
山藍紫姫子
『アレキサンドライト』
氷のような美貌の貴族シェリルは、隣国の軍人マクシミリアンに捕らえられた。彼は妹を死に追いやったシェリルに復讐を企んでいたのだ。狂おしいまでの、男たちの官能の美を描く長編耽美小説の決定版。
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ある男の生きざまと、その痛いほどの想い。天才作家・栗本薫が遺した、壮絶な愛の物語。
栗本薫
『ムーン・リヴァー』
東京。夢も絶望も全て味わったこの町で、森田透はたゆたうように生きている。愛憎の果てに結ばれたトップスターの今西良は、罪を償うために塀の中だ。彼を想いつつも、長年の理解者でパトロンの島津正彦と暮らしていたが、島津がガンに侵され、愛欲の日々が始まって……。
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榎田尤利名義で角川文庫初登場。大幅改稿で描き出す、涙が止まらない思春期青春BL!
榎田尤利
『永遠の昨日』
17歳、同級生の満と浩一。ふたりは正反対の性格ゆえに、強く惹かれあっている。しかしある冬の朝、浩一はトラックにはねられてしまった。頭を強く打ったはずなのに、何喰わぬ顔で立ち上がる浩一。脈も鼓動もないけれど、いつものように笑う浩一は確かに「生きて」いて……。
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