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特集

横山だいすけインタビュー みんなに「元気を届ける存在」になることが、いまの横山だいすけの目指すところ

撮影:田上 富實子 土屋 拓(舞台写真)  取材・文:志田 英邦 スタイリスト:鬼束 香奈子 

 約59年の長い歴史を持つ長寿子ども向け番組『おかあさんといっしょ』の11代目うたのお兄さんを、昨年3月に卒業した、横山だいすけさん。彼は「歌手」として「役者」として「タレント」として、TVで見ない日はないほどの八面六臂の活躍をしています。そんな彼が新たに挑んでいるのがオリジナルのミュージカル『だいすけお兄さんの世界迷作劇場』。ステージを通じて、彼はどんな出会いをしているのでしょうか。

── : 『だいすけお兄さんの世界迷作劇場』も2017年7月から始まり、30日以上、50以上のステージを重ねていらっしゃいました。今回、関東公演を終えてどんなお気持ちですか?

横山: 最初は一回、一回のステージを新鮮な気持ちで出来れば良いなと思っていました。まだまだ行けていない土地もたくさんあるのですが、日本のいろいろな場所に行って、出会う笑顔や声援が毎回違うことに驚きました。「(子どもたちには)これが鉄板(絶対に受ける)だろう」と考えたものであっても、反応が地域によって違うので、新たな発見もあります。観客席にいる子どもたちや出演者のみんなで笑い合える空間を持てているということが幸せです。

── : 『迷作劇場』で初めてミュージカルを知ったお子さんも多いかと思います。横山さんが『迷作劇場』に挑戦したときはどんな心境でしたか?

横山: 『迷作劇場』はみんなで歌う「ミュージカル」なので、最初に始めたときは、どんな反応があるのかドキドキしていました。おそらく「ミュージカル」が初めての子が多いだろうし、どうやって受け入れてもらったらいいだろうと不安でした。でも、ステージが始まると、子どもがすごい集中力で見てくれたり、赤ちゃんも手を叩いてくれたりするのがわかって。本当に嬉しかったです。もちろん泣いちゃう子もいるんですが、そういう子はご両親と「『迷作劇場』に行ったこと」が家に帰ってからコミュニケーションの話題になれば嬉しいなと思います。『おかあさんといっしょ』を卒業してからも、子どもたちに芸術を届けることができたのはとても良かったなと思いますし、みんなに「元気を届ける存在」になることが、いまの横山だいすけの目指すところでもあります。

── : さて、そんな横山さんにとって『だいすけお兄さんの世界迷作劇場』公式読本「横山だいすけフォトブック げんきよ!とどけ!」が完成して、どんな印象をお持ちでしたか?

横山: いやー、びっくりしました。撮影のときに「だいすけさんはそのままでいてください」と言われて。写真を撮られているという意識はあまりなかったんです。このフォトブックの完成したものを拝見した時に、「自分ってこんな表情をしているんだ」と。最初に見た時は、ただただ感動で言葉がでなかったです。こんなにいい本としてかたちにしてもらえたんだなと。あと「迷作劇場にかける想い」や「いままでとこれからの自分の気持ち」を文章として残すことができました。『迷作劇場』に関しても自分では気づかないところを、発見できましたし、後半では……横山だいすけの魅力を新たに引き出してもらった気がして。これはぜひ、多くの方に見ていただきたいなと思いました……と言いながらも少し照れくさいんですけどね。「こんな顔してる! ひゃー」って(笑)。見ている僕自身も恥ずかしくなる写真がたくさんあります。でも、こうしていろいろな方の力を借りて、たくさんの人に見てもらえるかたちになったのはうれしいです。2017年の「横山だいすけ」の一年は、この本が物語ってくれているような気がします。

── : お気に入りのカットはありますか?

横山: 笑顔でない瞬間って、自分でも見たことがなかったので。何気なく笑っている表情とか、真顔とか……あと歌っている最中の表情もアップで撮っていただいたんですよね。こんな表情を撮ってもらえたんだなと。新しい感覚がありますね。いままで応援してくださった、みなさんへのお礼の気持ちも込めています。

── : ぜひ、『迷作劇場』で「ピーターパン」以外の演目も楽しみにしています。

横山: はい! 『迷作劇場』はこの2017年の一年間、たくさんの方に見ていただき、応援していただいたので、これからも「みんなが元気になれる場所」として、長く愛される場所になれば良いなと思います。

── : 2018年はどんな年にしたいですか?

横山: つい先日「2018年の顔」に選んでいただいたんです(※「日経トレンディ」選出)。世間のみなさんにとって、横山だいすけ、だいすけお兄さんという存在が、元気の象徴になれるように。2018年はまず、「歌」で。だいすけお兄さんとは違い、横山だいすけの「歌」を発信していきたいと思います。

 次の『迷作劇場』の公演は、2018年3月、長野県松本市で行われる予定。まだまだ横山さんの挑戦は続くことになりそう。2018年も横山さんの活躍に注目です!

フォトブック:https://www.kadokawa.co.jp/product/321708000249/
だいすけお兄さんの世界迷作劇場:http://www.rkx-t.com/meisaku/
(演出:岸本功喜/音楽:小島良太)


横山 だいすけ

1983年5月29日生まれ。2006年に国立音楽大学音楽学部声楽科卒業後、劇団四季に入団し『ライオンキング』などの舞台に出演。ずっと夢だったNHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の11代目うたのお兄さんに合格。08年〜17年3月まで務め、うたのお兄さんとして9年間の歴代最長出演記録をもつ。その後は、ミュージカル『魔女の宅急便』などに出演。ミュージカル、テレビ、ドラマ、バラエティと幅広く活躍中。

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