

『オオルリ流星群』の作中では、天文台が作られます。
全国の応援書店さん一店一店を天文台に見立てました。日本地図を満天の星空のように、オオルリ天文台で埋め尽くしましょう。応援書店、随時募集中です!
久志たちと同年代の私にはドンピシャの一冊。
背負うものと後悔は増えていくが、今さら行き先を変える勇気はない。
それでも同じ時間を過ごした友人たちがいるから、少しだけ前を向ける。
そんな私たち世代を描いた、これからの青春小説だ。
久志たちが気づく何気ない幸せが、一人でも多くの読者の共感を呼ぶことを願っています。
1日で読みました!
これは増売したい。特に神奈川県西部在住の人なら
1度や2度では済まないほど行ったことがある場所ですし、
私のような世代にも甘い想い出のある出来事、音楽、ツール?が
出てきます。
40代以上ならみな楽しめるのではないでしょうか。
脳内でいろいろな化学変化が起きました。時空を超えて楽しみました。
ヤビツ峠付近の風景は総て目に浮かびます。一緒に行ったかわゆい子たちは今何処。
ジャコビニ流星群(余談ですが当時週刊少年ジャンプに連載されていた「アストロ球団」には「ジャコビニ流星打法」なるものが登場)。
エアチェク。FM情報誌(FMレコパル・週刊FMがなくなったのはいつだったろう)。ナイアガラトライアングル。
そして流星反射通信。
みんな懐かしい。
45歳クライシスは乗り越えたものの、今、齢60を迎え、さて次はと立ち止まったタイミングでした。
背中を押してくれる作品に出会えました。ラッキー。
まだまだ幸せホルモンの上限には達していないようです。
「オオルリ流星群」を増売する支柱に名前を書込ませて下さい。
アラ還世代へも・・・、というかこの世代へこそ訴求する内容でもあります。
どう売場を盛ってやろうか!?
楽しみです。楽しみです。すごく楽しみです。
これは傑作!
終盤は、何度か目頭が熱くなりました。
また、序盤の何気ない描写が伏線になっていて、終盤に繋がってくる構成は、
下手なミステリーよりも、遥かにサプライズに充ちていると思いました。
これ、伊与原さんの代表作になるんじゃないでしょうか。
序章の終わりで
《それでも孤独を感じることはない。/慧子にとって、ここはそういう場所だ》
とあるのも、全編を読んだ後なら、とても納得する描写です。
素敵な作品をありがとうございます。
伊与原先生の『オオルリ流星群』ありがとうございました。
45歳は通り過ぎた私ですが、わかりますね、
高校生の頃みた夢、未来とは全く違う場所に自分が行き着いて
どうしようもない気持ちのまま、
その先を考えなければいけない年齢になった自分に気づくこと。
こんなふうに何年も経った後も、また同じ団結というか、夢をまた一緒に見れること、
素敵ですね。しかも、星空!
それぞれの人生が変っていき、また離れていくけれど、
いなくなった友の哀しい想いも、理解できる年になった時、
たくさんの後悔が押し寄せて来るけれど、
けれど、このまま前に進んでいくしかない。
ユーミンの『ジャコビニ彗星の日』は、若い頃によく聴きました。
あっ、そうか、本当にそんな星達が流れてくる日があったのだなあ。
歌詞の中に72年10月9日と出てくるので、ああそうだと懐かしく思いました。
来生たかおさんも懐かしい!
若い時は、毎日があんなにきらめていたはずなのに、
いつのまにかくすんでしまった生活の中で、
人生の後半戦、昔の仲間とまた違う夢をみるのもいいかなと
思いました。年を重ねた友の顔と、変わらない友情が、
いつのまにか大きな宝物になるものだと感じました。
伊与原先生、
こんな素晴らしい作家になるとは!!!!!と今さらながら
思いました。
『八月の銀の雪』も好きでしたが、この作品はそれ以上でした!
BUMP OF CHICKEN脳の自分はすぐ「見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ」と頭に浮かんでしまった。まさに天体観測。
高3の夏、文化祭に向けて仲間たちと作った巨大な空き缶オオルリタペストリー。あの時の6人の、28年後。
45歳になった今、自分たちはまだいまだに見えないものを見ようとしてもがいている。
あの時、起こっていたこと、思っていたこと、知らなかったこと、見えなかったこと。それは28年という時間の中でずっと心のどこかにくすぶっていて。でもそれを一人で直視することはできずにいる。そんな一人一人の心の動きが手に取るようで。お前にもあるだろう、と問われているようで。
あの時見上げていた星。それを目指して歩いていた時間。ふと気づくとその光は見えなくなってしまっていた。無くなってしまったのか、消えてしまったのか。
「星食」という言葉を初めて知った。見えないからってそこにないわけじゃない。今、ほんの少し今だけ他の星の影に隠れているのかもしれない。その見えない光を見るために、あの時、見失った光を探すために、45歳の青春がはじける。思い出を共有することはできない。それでもその思い出が始まったところからもう一度今を見つめることはできる。ラストシーン、見えない光が見えた。目を閉じて聞く光が見えた。
いいことばかりではなくて、つらいことやつまづくことも多い日々だけれど、それでも今が一番いとしくて大切なものだ。あたりまえの日々がつづいていくことの尊さについて、幸せについて、物語の登場人物たちと自分を重ねながら読みました。
何かを一緒に頑張った仲間というのは幾つになっても特別で。
自分の高校時代を思い出したり……。
45歳の夏。素敵だ!
人生の折り返しで、出来る事と出来ない事がわかる年齢でもあって。
同じ時を過ごした仲間はかけがえのない存在だと思う。
抱えている物はそれぞれ違う。違うけれど通じ合える想いはあるはず。
抱えてる荷物が重かったり、誰かに頼ったり頼られたり。
許し、許され一緒に笑える仲間がいるって最高だ‼︎
この先の人生への不安を感じながらも、読後はそれが明るい方へ変わっていく「大人の青春小説」でした。また、当店がある秦野が舞台ということでこの土地の自然の豊かさや町の描写に何度も頷きながら頁をめくりました。沢山のお客様に読んで頂きたいです。
恋愛、友情、家族、仕事......年齢を重ねても悩みの種は変化するだけで消えることはない。後悔するような過去があったとしても、人は人生のどの地点からでもやり直すことができるし、新しいことに出会い、挑戦することができるのだと思う。
一人が動けば他の誰かも動きだす。
明りが消えていく場面に人の想いのあたたかさを感じました。
「過去」はどんなわだかまりがあるとしても「今」の繋がりを形成する大切な要素であり、そうして作られた「今」は「未来」の輝きを生み出すのに遅くはない。
大人だって青春がしたい!
だれもが”こんなんじゃなかった”と思いながら生活する中にもう一度青春をしたいと思っているはずだ。人生を半分過ぎたらなおさらなのかもしれない。
当時はできなかったけれど、大人になったからこそできることがあるって言葉に勇気をもらえると思う。同級生というあいだがらだからこそ若い時にもどった感覚があるのかもしれない。自分の青い鳥を探したくなる作品。
高校最後の夏に巨大なタペストリーを作った仲間と28年ぶりに再会した久志。
仲間のひとりである彗子に協力し、今度は天文台作りを手伝う事に…。
かつての仲間たちは、みなそれぞれの人生を歩んでいて、久志自身ももどかしい日々を送る。
仲間のひとりには、心に傷を負い立ち直れない者も。
そして、あの夏の思い出に秘められた真実。
仲間と共に手伝ううちに、自分を見つめ直し、前に進んでいこうとする久志にぐっときました。
気になるラストシーン。果たして流星群は見ることができるのか?
2022年のベスト1に出会ってしまいました!
青春時代のことを思い出しながら読んだ。若い時は45歳なんてまだまだだなぁと思っていたのに
学生時代が終わった途端に時間軸がおかしくなってしまったのかと思う程、時が経つのが早すぎる。読了後、ゆっくり星を見ながら青春時代を思い出しました。
高校三年の特別なあの夏をもう一度… 四十五歳になり、かつての仲間たちそれぞれが人生の岐路に立っている。秦野に帰ってきた元国立天文台研究員の彗子のため、天文台完成に向けて奔走する。天文台開きジャコビニ流星群観測の日、善意は当時のメンバーから、それぞれの家族、そして秦野の市民へと波及していく。何も見せなかった彗子の苦労、明されることのなかった恵介の本心に触れ鋭い痛みに息が詰まる。四十五歳になっても学生の頃のように熱くなれるなんてそんな中年に私もなりたい。
エッジワースカイパーベルトの星食を彗子に見つけて欲しい、天文カフェは無事に開店しただろうか、物語の続きを想像しただけでワクワクします。
疲れた大人がまた夢を見ることができる、そんな物語に感じました。
日々もがいても前へ進めなくなった時、少しの勇気と周りの人の支えで動きだすことができたら、それはとても幸せなことではないだろうか?
そして、誰かのために自分のできることをする人が集まったときの想いの総量は、想像以上に大きくて温かくて、周囲を照らすエネルギーになると感じました。
現状を打破したい人におすすめの一冊です。
彼らが作った天文台が見せてくれるのは星だけではない。
人生半ばを過ぎ、行き詰まり諦めかけていた人生の中にもきっとあるはずの「輝き」だ。自分もその輝きを見つけてみたいと思わずにはいられなかった。
だんだん心が解き放たれて、
これからの人生に希望が灯る。
色と音と光で胸がいっぱいになった。
瑠璃色の星空への浪漫が広がる物語。
オオルリ流星群に出会えてよかった!
人との繋がりが、心に響く一冊でした。これは夜に窓を開けて月明りで読みたい。一人でひっそり楽しみたい。そして読み終わった後、久しぶりに友人に連絡をして「最近どうしてる?」なんてたわいもない会話を楽しみたい。
夢見る頃を過ぎても、消えない友情と情熱がある。
切ない想いが、素敵な今に繋がる事もある。
人との関わりがとても大切なものであり、時を紡ぐということが心に沁みた、そんなものがたり。
全ての読者にも、想いは流れてつながって行くに違いない。
高校の同級生たちが人生も中盤に差し掛かったとき、それぞれが抱える悩みや葛藤、後悔を星空が洗い流してくれているようでした。
挑戦することに、年齢や環境を理由にあきらめてはダメなのですね。自然と助けはやってくるんですね。何か目標に向けてあがいてみるのも素敵だなと思いました。
空き缶タペストリーに熱中した青春の思い出に対し、打って変わって45歳現在の鬱屈した日々。だが彗子の帰郷をきっかけに、それらを振り払って「天文台」の建設に今の希望を託す物語で非常に感動しました。一貫して理系小説を書かれた伊与原さんが、今までの延長線上にありながらも、中年の青春小説のような新たな世界観を見せてきた作品だと思います。和也のミニFMでの呼びかけが呼応していくラストシーンが素晴らしいです。
消化しきれない青春をやりなおしたい、もう一度何かに夢中になりたい、そんな思いを掬いあげてくれる作品でした。
私もふと将来を考えた時、このままではいけないと思いつつも、何をどう変えたらいいのか、どう動いたらいいのかわからなくて。
でもその方法は、案外身近にあるんじゃないかと気づかせてくれました。
家族と、友人と、もう一度きちんと向き合って話をしてみようと思います。
なんて不器用な、と思わず叫んでしまった。不器用な若者が不器用な中年になって切なすぎる。と思っていたが、大人になった分乗り越えて、それなりに達成することができる。一人一人の少しの行動が大きくなっていくところはとても感動した。夏の終わりのよく晴れた暑い日の日に焼けた顔で声を立てて笑っているみんな揃っている風景が思わず浮かんできてしまう。最後は泣きながら読了した。
前作の『八月の銀の雪』も好きでした。今回の作品も、研究者目線の知識が自然に分かりやすく文章に折り込まれていて、読みやすいのに引き込まれる。静かなのに熱さを感じる物語…やっぱり好きでした。
高校時代、一緒に文化祭で大きなイベントをした6人。
その後45歳になった5人が偶然集まって天文台をつくることになった。それぞれ別々の道で苦労しながら生きてきた5人と、残りの1人との関係が天文台を作ってゆくなかで突然明らかになる。
見えないオオルリを求め、見えない流星群を求め一緒に作業するなかで更に強い絆が出来てくる。その絆と達成感によって問題を抱えている日常に立ち向かう勇気が湧いてくる。
読後感のとても良い作品で、生きることに前向きになる力を与えてくれる1冊です。
全体を通して、伊与原先生の紡がれる今作の物語は、まるで夜空のような印象を抱きました。真っ黒な空にキラキラと瞬く星のように文字が流れていくかと思いきや、薄雲に隠されてしまったが如くうっすらと淡く光るように見えたり、月の光が眩しくて星々の光に注視できなくなってしまったり…と。一貫して夜空を連想する言の葉の紡ぎ方でした。
物語の視点は、久志と千佳の二人でありましたが、私は最後の修の張り上げた声(セリフ)に涙腺を決壊させられました。ひとしきり泣いた後に、この感想を綴っております。胸の中で込み上げてくる泣きそうな感情を抑えながら書きましたので、不適切な文字列があるかもしれませんがお許しいただければ幸いでございます。
名曲をバックに見上げる静かな星空は、オオルリに導かれるように人と人をつなげていく。
伊与原新先生の専門分野が、読み手の知となり、満足度100%で読み終えます‼︎
見えないものを求める気持ちと、見えるもの、身近にあるものを大切にする事、両方とも必要な事だと思いました。
高校時代の甘ずっぱいような青春と、大人になって中年になって、それでも心のしんにあの頃つながった友情が残っていて涙でました。
前に踏み出すことをためらっている人の心に響く一冊です。
1歩でなくても半歩でも、数センチでも
自分の為に動いてみようかなと思える
そんな素敵な読み心地でした。
何か自分(自分たち)の印を一度きりの高校時代の瞬間につけようとした、あの苦しみも悲しみも何もかもなぎ倒したかった。40代になって、流されてきらめきを失ってどうすることもできなかった今、過去のわだかまり、苦しみを明らかにし、もう一度その苦しみを包みこんで、目に見えない美しいものを愛そうと思った。
人は何歳になっても輝きの瞬間をつくることができる。それが自分の仲間とだったら、すばらしい。
流れ星が見たい。今ならきっと今までと違う色、愛情を持って、輝きを感じれると思う。
読み終わって星をものすごく見たくなりました。
期待値を軽く超えてしまったよー。
鼻の奥がツンとした。
誰にでも心に残る大切な青春の一ページはある。
あの眩しさと共にあるのが友人たちに隠していた嫉妬やプライド。
笑顔が明るいほどに心に宿してきた悩みもあったはず。
高校の文化祭で巨大なタペストリーに制作した仲間たちは今や45歳。
こんなはずではなかった。
それぞれ悲喜交々の人生がある。
天文台作りをきっかけに明かされる過去の真実は止まったままだった今を動かしていく。
なんだか映像がみえるようでした。
あのフィールド・オブ・ドリームスのワンシーンかのようにポツポツポツポツと見下ろす街の明かりが変わっていき見上げた夜空に流れていくのは…
あの夏もこの夏も幸せはいつだってそこにあるのだ。
見えないから感じるんだよって。
高校の文化祭でみんなで協力して巨大なオオルリのペストリーを作った仲間たちが、45歳の夏に再会してまた協力しながら手作りの天文台を造り上げていく。
なかなか大人になると熱い気持ちを持ち続けるのは難しいが、そんな仲間がいるのはうらやましいと思う。
夜空で星空をゆっくり眺めてみたくなりました。オオルリにも会ってみたいです。
ラスト、素敵でした。「コーン」の音が、不思議な静寂を生み出してる感じがしました。
1人1人の力は弱いけど、集まって、目標に向かってやるパワーってすごいと思いました。
天体の知らない所も分って面白かったです。
何気ない日常の中でこのままでいいのかなと思っていても、何をしたらいいのかどう動けばいいのか分からず現状維持を続けていってしまうことは自分にもあり、結局待っているだけというところにドキッとしました。
過去のわだかまりを乗り越えながら天文台作りに向かっていく登場人物達は、大人だけど青春小説のようで応援したくなりました。
20代でも読んでいて45歳の登場人物に共感することが多かったです。
将来の不安や、この先どうしていいか悩んでいる時に背中を押してくれる本です。