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「祟り神さまの災愛なる花嫁」シリーズ

『十番様の縁結び』の著者が贈る、神と恋情をめぐる新たな和風契約婚物語!

「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」

幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、それ以来、不幸続きの人生をひたむきに送ってきた。
そんなある日、夜の雨に打たれている美しい男性に思わず傘を差し掛けた未砂は、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)から突然結婚を申し込まれる。

亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ旧家・宝条家の現当主で、未砂の不幸は千年前にこの町を作り、最期は愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉による呪いだと告げる。
裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。
そして逆に、宝条家は〈藤の君〉を祀ることで繁栄してきたのだという。

未砂は婚姻の儀式を行って〈藤の君〉を鎮めるまでの期間限定で亜樹と契約結婚することを受け入れる。
だが亜樹は、なぜか未砂に愛を告げ、必ず幸福をあげると甘く微笑んで……?

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