第11回 角川文庫キャラクター小説大賞

受賞の言葉・作品あらすじ

大賞

「隆家北方食目録」みつきあこ

《あらすじ》
慶燕(けいえん)は高級酒楼の御曹司で美青年、頭脳も優秀と、非の打ちどころがない。――ただ一つ、異常に珍味に目がないことを除けば。彼はある日、窃盗の疑いをかけられた料理人・暁嵩(ぎょうすう)と出会う。慶燕はその頭脳であっさりと疑惑を晴らし、ある取引を持ちかける。酒楼で雇う代わりに、古い書物に記された北方料理を作れと。もちろん、自分が食べるためだ。しかし、実はこの江国では北方民族の文化は禁忌。露見すれば命はない。共犯関係となった二人は様々な事件を経て不思議な絆で結ばれていくが、ある秘密が危機を招き……?

受賞の言葉

わたしが持っている本に関わる最も古い記憶は、幼稚園の頃のものです。
わたしの通う幼稚園では絵本が配られていたのですが、わたしはそれが大好きでした。何度も母に読み聞かせをねだり、それがあまりにも高頻度のため申し訳なくなり、最後は自分で絵本を開いていました。
登場人物たちが、面白おかしく冒険をしたり、日々を過ごしたり。そんなカラフルな世界にわたしは魅了されました。
同じ絵本を何度も読んで、そのたびにわくわくしていた気持ちを今でも思い出せます。その頃の絵本も、思い出としてまだ何冊か保管してあります。

わたしにとって物語は、自分ではない自分になれる場所です。知らない世界、知らない人々と出会い、自分を構成する何かが変わっていく。本を通して何度もそんな経験をしました。

いつしかわたしも、物語を書くようになりました。
誰かに届く物語、心にしまって大切にしたいと思えるような宝物になれたらと期待しては破れ、けれど諦められずにしがみついて、今日までを過ごしてきました。
それはきっと、これからも変わらないと思います。

この度は、大賞という栄誉を賜り、大変光栄に思います。
これからより一層力を込めて、誰かの心に届くような物語を作れるよう邁進いたします。
選考委員の先生方に御礼申し上げると共に、執筆を支えてくれた家族、友人に深く感謝いたします。

優秀賞

「明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~」平本りこ 

《あらすじ》
時は明治。日本のはるか北西にあるオリエニア小国に伝わる奇術、"虹術"が日本で一世を風靡するも、その人気が下火になったころ。山棚恵(やまだなめぐみ)はある特異な体質のせいで、故郷で肩身の狭い思いをしていた。そんな彼女のもとに一通の手紙が届く。内容は、オリエニア人の知人・エーミルからの求婚の手紙であった。恵はエーミルに会うため、彼の住む帝都の邸宅に向かうが、しかしそこにエーミルの姿はなく、代わりに「おりえに屋」というなんでも屋を営む冬鳥礼央(ふゆどりれお)という青年と出会うことに。恵の特異体質を生かして「おりえに屋」を手伝ううちに、いつしか二人の間には絆が生まれ……。

受賞の言葉

この度は大変光栄な賞を賜り、誠にありがとうございます。

実は、角川文庫キャラクター小説大賞の最終選考は今回で3度目となります。
暇さえあれば妄想して物語を考えている子どもだった私ですが、小説家はずっと、目標ではなく遠い憧れの存在でした。
そんな私が新人賞に本格的に挑戦し始めたきっかけは、2年前の同賞最終選考での落選です。その後、自分なりに本気で取り組み挑んだ1年前。結果は同じく落選でした。力不足が不甲斐なく、諦めかけた日もありました。それでも挑戦し続けられたのは、未熟な私に激励の言葉と機会を与えてくださった、澤村御影先生と望月麻衣先生、編集部の方々、関係者の皆様のおかげです。心から御礼申し上げます。

受賞作の舞台は、神々の不思議が身近に存在する架空の明治時代。もしも大陸に不思議な力を持つ人たちの国があり、彼らが日本にやって来たら、いったい何が起こるだろう。そんなことを考えたところから、本作が生まれました。冒頭が数パターン存在するほど書き直し、思いを込めた作品です。どうかお楽しみいただけましたら幸いです。

最後になりますが、本気で小説と向き合うきっかけをくださった賞でスタートラインに立てたこと、大変嬉しく思っています。賞に恥じない作品を生み出して多くの方々に楽しんでいただけるよう、これからも全力で頑張ります。
また、家族をはじめ、いつも励ましてくれる方々にも、この場を借りて感謝申し上げます。

この度は本当にありがとうございました。

読者賞&カクヨムテーマ賞(異能×やり直し)

「明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚」淡雪みさ

《あらすじ》
没落華族の令嬢・桔梗(ききょう)は名家の次男・誠二(せいじ)と結婚し幸せな日々を送っていた。しかしその七年後、誠二の兄・鷹彦(たかひこ)に一家を惨殺され、桔梗は絶望のあまり崖から身を投げる。鷹彦の正体は鬼だった。その後なぜか時が戻り、何度も同じ結婚生活を繰り返すが、毎度その幸福は鷹彦によって壊されてしまう。そんな繰り返す人生の中で、桔梗は鷹彦とは別の、美しいが慇懃無礼な鬼・清影(きよかげ)と出会う。自身が類稀なる〝支配の奇術〟の持ち主であることを知った桔梗は、清影とともに運命を変えるべく奔走するが……。

受賞の言葉

このたび、読者賞、カクヨムテーマ賞を受賞できたこと、大変光栄に思います。選考委員の先生方をはじめ、皆様に心より感謝申し上げます。

この作品は、私一人の力では受賞することができなかったであろう作品です。まず、このコンテストを私に勧め、背中を押してくれた創作仲間がいなければ応募する勇気すら出せていなかったかもしれません。書き始めたのが締め切りの三ヶ月前で、途中、「間に合わないから諦めよう」と挫けかけたこともありました。そんな時、選考委員のお一人である澤村御影先生が「自分が応募した年、この時期はまだ書き終わっていなかった」という旨の発言をされているのを見て、もう少し頑張ってみようと思いました。また、身近に他のコンテストの締め切りに向けて頑張っている友人がいたため、その姿にも励まされました。さらにはカクヨムでの連載を応援してくれた読者の方々のお力もあり、何とか書き終え、応募することができました。他にも、実生活でお世話になっている人・支えてくれている人や、未熟者の私に沢山のことを教え、経験させてくれた他レーベルの編集の方など、多くの方々の力があってこの結果を出せたと思っています。ありがとうございます。

受賞後おみくじを引いてみると、「勝負事:勝って兜の緒を締めよ」と書いてありました。この言葉通り慢心はせず、今後もより良い作品を届けられるよう、気を引き締めて努力を続けてまいります。

2025年11月25日


選評

「素直に感動しました」澤村御影

今回は、レベルの高い作品がそろっていたと思います。その中でも、とりわけ面白かったのが、「隆家北方食目録」でした。慶燕と暁嵩という身分の違う二人が、共に禁忌の料理を作ることで結びついていく過程が良いですね。「共犯者」という言葉の使い方が上手かったと思います。林檎糕を作る過程の描写は食べてみたいなと思うくらい美味しそう。物語上で慶燕と暁嵩が直面する複数の問題についても、解決方法に無理がなく、二人のすれ違いやそれぞれ抱える葛藤を交えながら、上手くまとめてありました。何より、終盤で慶燕が暁嵩に向かって言う台詞が大変良かった。素直に感動しました。主役二人以外のキャラも魅力的。皇太子というキャラを投入するタイミングは完璧でしたし、ライバル店を仕切る労月も、少ない出番で上手く印象に残るように仕立ててありました。ただ、書くべきシーンが幾つか書かれていないのは勿体ないなと思いました。暁嵩視点に切り替わるまで、慶燕が美形だとわからないのも勿体ない。キャラに対する読者の印象が左右される問題なので、美形キャラの美形ぶりは早めに描写すべきです。とはいえ、この作品は今回絶対に大賞に推そうと思って選考会に臨みました。結果はばっちり大賞受賞! おめでとうございます!

優秀賞を獲った「明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~」の平本りこさんは、最終選考に残るのは今回が三回目。回を重ねるごとにきちんと成長したのが素晴らしい! ヒロインのたまに出る静岡弁がいいですね。師匠が失踪した理由についても納得がいく形になっており、冒頭から終盤までの物語が破綻なく練られていたと思います。でも、礼央の過去についての出し方は、もうちょっと案配を考えた方がいいかも。恵の性格についても、もう少し彼女が抱える葛藤について見せ方を改善すれば、よりキャラクターに深みが出るのではないかと思いました。

読者賞、カクヨムテーマ賞を受賞した「明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚」は、読みやすい作品でした。書き慣れているし、エンタメのツボを心得ている人だと思います。しかし、だからこそというか、ちょっと全般的に既視感が強すぎました。後半にいくにつれて、こういう展開にしたいから、という作者の都合が透けて見えてきてしまったのも残念なところ。全ての物語は作者の都合で進むものではあるんですが、最後まで読者を乗せるためには、納得のいく書き方というものが必要です。細かな設定の粗さや矛盾点が解消されれば、きっともっと魅力的な作品になると思います。

「物語改変は許しません―転生悪女は花より紅なり―」は文章が非常に上手く、とても読みやすかったです。でも、転生前の『読者』としての気持ちを、転生後のキャラの気持ちとあわせてもう少し書き込んでほしかったなという気がしました。タイトルの軽さとストーリーの重さのギャップもちょっと辛い。あと、これだけの筆力があるなら、いわゆるテンプレネタではなく、もっとオリジナリティのあるネタで勝負してほしかったとも思いました。あなたにしか書けない話が絶対にあるはずなので、ぜひまたチャレンジしてほしい!

「女給と作家の大正メイズ(迷図)」は、改暦の混乱でやるべき儀式が行われず、怨霊が解き放たれたという冒頭の設定は良かったと思います。しかし、全体的にテンポが悪く、キャラの魅力もあまり感じられませんでした。男女で年の差バディものをやるのであれば、年上男子の大人としての魅力をここぞというところでふんだんに書き込むべきなのに、推理パートでも戦闘パートでもいまいち中途半端に終わっていたのが残念。それができていたなら、もっと二人の関係性を深められたように思います。

「心からの感謝を込めて」望月麻衣

最初に、第11回角川文庫キャラクター小説大賞の最終選考に残ったすべての作品に心から拍手を贈りたいです。応募総数330作品の中から選ばれたのですから、素晴らしいことだと思います。
角川文庫キャラクター小説大賞の選考委員は、今年で3回目で、今回で退任です。
選考委員の依頼を受けた時は舞い上がるほどに嬉しかったのですが、いざ取り組んでみると、それはとても大変なことでした。それぞれの強い想いが込められた、人生がかかった原稿ですから、生半可な気持ちでは読めません。
原稿は紙とデータでいただき、Wordの読み上げ機能を使いながら、取りこぼしがないよう、一文字一文字、目と耳と頭で確認するように拝読させていただきました。
皆様の作品はたとえ受賞に届かなくとも、それぞれに魅力があり、私自身大変勉強になりました。角川文庫様、応募者の皆様、得難い経験を本当にありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

(以下敬称略)
「女給と作家の大正メイズ(迷図)」遊森謡子
大正時代を舞台にした和風ファンタジー。
主人公の花墨が守ってもらうだけの存在ではなく、強くて芯が通っており、行動力があるところ、悧月のお人好しで少し抜けているけれど、いざとなったら頼れる部分も、両者共にとても好感が持てるキャラでした。
不穏な感じで始まっていく物語には期待を持てましたし、ラストは読者が待ち望んでいたハッピーエンドで、その先のストーリーを想像させるところも素敵です。
惜しく感じたのは、最初の出会いのシーンでの2人のやり取りや物語が、しっかり動き出すまで長く感じたことです。子ども時代をもう少し短くし、過去のエピソードは回想というかたちを取るなど、全体的にもっとスッキリ纏めたうえで物語を進めていくと、さらに読みやすく、グンと良くなる作品だと思いました。

「明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚」淡雪みさ
読者賞・カクヨムテーマ賞のW受賞、おめでとうございます。
『死に戻り』と『鬼』の設定が上手く生かされていて、張り巡らされた伏線が綺麗に回収されているのが心地良く、読後「面白かった」と心から思えました。
際立って感じたのは、清影のキャラクター。
『双極鬼』の片割れである強さと美しさが伝わってきましたし、ところどころ笑えるところもあり、清影と少年との絆のエピソードも魅力的でした。
クライマックスもカタルシスがあって読み応えがありました。

「物語改変は許しません ― 転生悪女は花より紅なり ― 」入鹿なつ
“死の運命にあらがう悪女と、物語改変を阻止したい作者が命懸けの攻防を繰り広げる、中華転生お屋敷ロマンス!”という、私も大好きな、悪女に転生した主人公ものが高い筆力で描かれており、読み応えがありました。惜しむべきところは、元の悪女がどれほどの悪女だったのか、主人公が転生してどんな風に変わったか、その変化が書いてはあるのですがいまいち弱く感じられたところです。また、主人公はいわゆる「物語を改変をしたい」側なので、内容とタイトルが少しちくはぐにも感じられました。このタイトルならば、「物語の通り、私は悪女として死にます」と突き進もうとする主人公と、「いや、きみは転生者で中身が違うのだから、死ななくていい」と止める原作者、という流れの方がしっくりくるように思えます。アイデアはとても良かったので、(このジャンルで書くならば)もう少し明るくテンポ良く展開が進むと、とても楽しく、より素晴らしい作品になると思いました。

「隆家北方食目録」みつきあこ
高級酒楼のボンボンといわくつき名無しの青年との江国の都を舞台にした、お料理バディもの。キャラクターが際立っており、未知の料理の説明も興味深く、どんな食べ物なんだろう、と想像しながら読むのが楽しかったです。皇太子との絡ませ方も最高でした。お話がテンポ良く、小気味良く進んでいくため、すぐに物語の世界に引き込まれ、時に審査を忘れて、大変楽しく拝読しました。
この2人の今後も見たいと思わせてくれた作品で、満場一致の授賞決定でした。
大賞、本当におめでとうございます。

「明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~」平本りこ
明治時代を舞台にした、少し不思議で小さな奇跡の物語。
始まりと終わりが、ステージでつながる構成が良く、賑やかで活気があって、異人はまだまだ異物的なまなざしを向けられており、でも世の中に新しい文化が入ってきて浮き足立っている感じがしっかりと伝わってきました。
そのような発展途上の明治時代の雰囲気と、常世の情景がとても色鮮やかに描かれており、恵と礼央のキャラクターも生き生きと表現されていました。
礼央の変化も読んでいて嬉しく、最後の大団円まで素敵でした。
平本さんは、3回目のノミネートで満を持しての受賞。
毎年、公募に間に合わせて原稿を書き上げ、さらにその作品が毎年レベルアップしている。これは本当に素晴らしいことだと思います。
優秀賞、おめでとうございます。

2025年11月25日


カクヨムテーマ賞選評

「未来を切り開き、変えていく物語」角川文庫キャラクター文芸編集部

カクヨムテーマ賞は、Web小説投稿サイト『カクヨム』からの応募作品のうち、編集部が提示したテーマタグのうちから2つ以上を組み合わせて応募された作品の中から、編集部の選考を経て決定する賞となります。
今回受賞となった「明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚」は、〈異能×やり直し〉をテーマに選び、応募された作品です。明治を舞台に、異能を持つヒロインが、繰り返される悲劇の人生をやり直すうちに、「鬼」の青年と出会い、共に未来を切り開いていく物語です。
当初は諦念の中にいたヒロインが、次第に強く逞しくなり試練に立ち向かっていく姿には、思わず応援したくなる魅力がありました。また「鬼」であるヒーローにも、軽い印象にそぐわぬ悲しい秘密や、情け深い部分が垣間見え、引き付けられます。中でも彼の過去のエピソードは切なく感動的で、涙を誘われるものでした。
ヒロインの持つ異能の設定や、「死に戻り」の際の展開には、疑問に感じる部分もありましたが、読者を物語に引き込む力が強く、この作品を推したいという声が編集部でも多く上がったため、本作品をカクヨムテーマ賞に決定いたしました。

2025年11月25日


受賞作品発表

2025年10月27日に第11回 角川文庫キャラクター小説大賞の選考会が行われ、選考委員の審査により、最終候補5作品より下記作品を受賞作に決定いたしました。

受賞作品

大賞(賞金100万円)
『隆家北方食目録』みつきあこ


優秀賞(賞金30万円)
『明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~』平本りこ(ひらもと・りこ)


読者賞(賞金10万円)
『明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚』淡雪みさ(あわゆき・みさ)

選考委員:澤村御影(作家)/望月麻衣(作家)/角川文庫キャラクター文芸編集部

また、編集部での審査の結果、下記作品をカクヨムテーマ賞に決定いたします。

カクヨムテーマ賞(賞金10万円)
『明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚』淡雪みさ(あわゆき・みさ) 
応募テーマ:異能×やり直し

カクヨムテーマ賞は『カクヨム』からの応募作品のうち、青春ホラー/西洋ファンタジー/ブロマンス/異能/溺愛/悪女/泣ける/やり直し から2つ以上のテーマタグを組み合わせて応募された全作品より、編集部の選考を経て決定いたしました。

この度はたくさんのご応募をありがとうございました。
受賞作は来年夏以降に順次刊行予定です。
今後とも角川文庫キャラクター小説大賞をどうぞよろしくお願いいたします。

2025年10月28日


2次選考結果発表

第11回 角川文庫キャラクター小説大賞は、1次選考通過作品28作のうち、2次選考通過作品5作を決定いたしました。 最終選考は、2025年10月下旬に行われます。選考結果は、角川文庫キャラクター小説大賞サイト上で発表いたします。

作品名一覧
◆みつきあこ『隆家北方食目録』
◆平本りこ 『明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~』
◆遊森謡子 『女給と作家の大正メイズ(迷図)』
◆淡雪みさ 『明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚』
◆入鹿なつ 『物語改変は許しません ― 転生悪女は花より紅なり ―』

カクヨムテーマ賞は最終選考時に発表となります。上記の通過作品以外からも選出の可能性がございますので、タグは絶対に外さないようお願い申し上げます。

2025年9月04日


1次選考結果発表

第11回 角川文庫キャラクター小説大賞は総数330作のご応募をいただき、1次選考通過作品28作を決定いたしました。
2次選考は、2025年8月下旬に行われます。選考結果は、角川文庫キャラクター小説大賞サイト上で発表いたします。

  • 響蒼華
    白銀の獣人王と春告げの聖女
  • みつきあこ
    隆家北方食目録
  • 篠城暁
    セカンド・デイズ
  • 平本りこ
    明治異風小奇術譚~おりえに屋のささやかな奇跡~
  • 秋草東湖
    きらきら星と宝物―厄介すぎる祝福の娘は竜のように強くなることをお望みです―
  • 片桐かける
    ヨリシロガミと神凪の海
  • 雪葉あをい
    天ツ水の巫女
  • 垂池蘭 
    吸血鬼は遺品に入りますか
  • 夜永真昼
    暁月記
  • 左岡なつめ
    煙管を奪はれし紳士の東遊
  • 冬月渉
    魔術師たちの牢獄
  • 及川桜
    蠱毒の後宮妃
  • さざれ
    陰陽奇譚
  • 卯崎瑛珠
    四竜皇国斎王記 〜火の章〜
  • 相ヶ瀬モネ
    桜姫、小さな龍の姫君の恋と冒険の物語
  • 一花カナウ・ただふみ
    捨てるカレシあれば拾うカミサマありまして。
  • 遊森謡子
    女給と作家の大正メイズ(迷図)
  • 黒石廉
    イカイザンカイ
  • 越智屋ノマ
    望まぬ結婚をさせられた私のもとに、死んだはずの護衛騎士が帰ってきました~不遇令嬢が世界一幸せな花嫁になるまで
  • はじめアキラ
    暁に散る前に
  • 淡雪みさ
    明治死に戻り令嬢の鬼恋奇譚
  • babibu
    破迷録──雷神、虚実を暴く(リアリストな雷神は、怪しい流言が大嫌い!亡霊令嬢の美貌の花婿は、ちまたで話題の悪霊・首吊り鬼?)
  • 野菜ばたけ
    真実の『家族』に気が付いた王妃の時戻り ~王妃エリスは賭け続ける~
  • みかみ
    ネフェル・シュマトは歌う
  • 悠井すみれ
    贋作公主は真龍を描く
  • 野月よひら
    毒薬王子と竜使いの娘
  • 入鹿なつ
    物語改変は許しません ― 転生悪女は花より紅なり ―
  • おがた史
    紅国春秋余録 −洛神珠の巻−

2025年7月24日

カクヨムテーマ賞は最終選考時に発表となります。上記の1次選考通過作品以外からも選出の可能性がございますので、タグは絶対に外さないようお願い申し上げます。