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特集

“美術”が創り出す、豊かな物語世界。「美術小説5選」

古美術、近代美術、日本画、洋画、浮世絵…物語で美術をじっくり味わえるおすすめの本をご紹介!

絵画鑑賞に代表されるように、“美術”は目で楽しむものが多いですよね。
とすると、現物を読者に見せることができない“文芸”は、 “美術”と相性が悪いのか――答えは、否です。
その絵画はどういった出自で描かれたものなのか、その絵師はどんな生涯を歩んだのか、そのいかがわしい古美術をどうやってカネにするのか。
実物を見るだけではうかがい知ることができない物語を、小説は読者へ届けることができます。
ミステリ、歴史小説、サスペンスなどなど、“美術”がはらんだ物語は、様々なジャンルで花開くのです。
“美術”をきっかけに生み出されたおすすめの小説を5つ、ご紹介します。

“美術”の向こう側にある物語を楽しもう!「美術小説5選」

翔田寛『油絵は謎をささやく』(KADOKAWA刊)



現代の贋作騒動と明治期の女性失踪事件に、慧眼の美術教授が挑む!

日本文化史の大学教授・小宮山香織のもとに、教え子から相談事が持ち込まれた。山形の実家が所有する油彩画に、贋作の疑いがかけられたというのだ。明治期を代表する洋画家・高橋由一が描いたとされる《隧道図》は、真筆に近い特徴を持ちながら、いくつかの謎をはらんでいた。真贋を調べる香織はやがて、描画当時の事件が鍵を握ることに気づくが――。
明治期の不可解な失踪事件、道路事業をめぐる百姓一揆、真贋不明の奇妙な絵、そして新たな殺人。
油絵が呼び寄せた謎の先に、驚天動地の真実が待つ!

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322112000475/

黒川博行『騙る』(文藝春秋刊)



人間の尽きることない欲望をあぶりだす美術ミステリー!

大物彫刻家が遺した縮小模型、素人の蔵に眠っていた重文級の屏風、デッドストックのヴィンテージ・アロハ……。
こいつは金になる――。
古美術業界の掘り出し物にたかる、欲深き人びと。
だましだまされ、最後に笑うのは誰?
著者の十八番、傑作美術ミステリー連作集!

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

原田マハ『楽園のカンヴァス』(新潮文庫刊)



ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

梶ようこ『吾妻おもかげ』(KADOKAWA刊)



「だから、おれは、お前たちを描きたかった」 魂を揺さぶる浮世絵師小説。

絵師を目指し、安房から江戸に出て十年。菱川吉兵衛は、吉原と芝居小屋という「二大悪所」に入り浸る自堕落な日々を過ごしていた。狩野探幽への弟子入りを門前払いされたものの、その面目なさから郷里の縫箔屋の跡を継ぐ決心もできずにいたのだ。そんな中、ひょんなことから吉原の女たちの小袖に刺繍を施すことに。福良雀と笹の葉、波千鳥、吉祥文様の宝珠、玩具の手毬や扇子に草花。さまざまな美しい意匠を縫い付けながら、吉兵衛は、未来の見えない辛い日々の中でも懸命に明るく生きようとする彼女たちの心の温もりに励まされ、再び筆を執ることを決意する。だが、ある日突然巻き起こった大火に吉原と江戸の街が飲み込まれ……。江戸の人々の暮らしを見つめ続けた菱川師宣こと吉兵衛が本当に描きたかったものとは?
浮世絵の祖の生涯を描く、人情と愛に満ちた波瀾万丈の浮世絵師小説。

(あらすじ:KADOKAWAオフィシャルHPより引用)
詳細はこちら⇒ https://www.kadokawa.co.jp/product/322107000448/

朝井まかて『眩』(新潮文庫刊)  



「江戸のレンブラント」こと葛飾応為、絵に命を燃やした熱き生涯。

あたしは絵師だ。筆さえ握れば、どこでだって生きていける――。北斎の娘・お栄は、偉大な父の背中を追い、絵の道を志す。好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥の尻拭い、そして兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情。日々に翻弄され、己の才に歯がゆさを覚えながらも、彼女は自分だけの光と影を見出していく。

(あらすじ:BOOK☆WALKERより引用)

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