森川:あったわけですよ(笑)。そのあと雑誌のオーディションを受けたんですけど、落ちていたら、新聞配達をしてたかもしれないですね。

――滝本さんは、なぜ作家になろうと?

滝本:もともと働きたくないっていうのはあったんですけど、小学生の時、『ドラゴンランス戦記』っていう海外のファンタジー小説を読んだことがきっかけです。かわいいイラストじゃない、アメコミみたいなすっごい筋肉ムキムキの男が挿絵のやつ。もう震えるほど感動したんですよ。あと、大学に行ってから、ほんとに佐藤(『NHK にようこそ!』の主人公)みたいなダメな生活をしていて、「就職できないから、絶対、作家になるぞ」って思って。

作家と女優の高校時代

――新刊『ライト・ノベル』は、内向きな高校生が主人公ですが、高校時代はどんな生徒
で、どんな生活を送ってたのですか?

滝本:僕は写真部に入っていました。学校の端っこに写真部の暗室があって、そこで部員たちがトランプしたり、すごく可愛くて好きな先輩とかいて……好きだとか言えなかったし、『NHKにようこそ!』の先輩と佐藤みたいなことは、まったく何もなかったんですけど、甘酸っぱい思い出がある高校時代。今思うとすごく素敵なシチュエーションだったんですけど、当時は恵まれてるってことがわからなくて。

書籍

『ライト・ノベル』

滝本 竜彦

定価 1728円(本体1600円+税)

発売日:2018年11月29日

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    書籍

    『NHKにようこそ!』

    滝本 竜彦 カバーイラスト:安倍 吉俊

    定価 648円(本体600円+税)

    発売日:2005年06月25日

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