我孫子武丸がこのほど上梓した、心躍る活劇ミステリ小説『怪盗不思議紳士』に深く関わっていたのは、人気声優の関智一だった──!?
改めてふたりの縁と本作誕生までの秘話を語り尽くす、愉快な対談をここにお届けします。

【注】対談中、本書の内容に触れている記述があります。

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キッカケは舞台の脚本でした

──もともとは関智一さんが主宰されている「劇団ヘロヘロQカムパニー」第31回公演で上演されていたとのことです。

関:もっと言うと旗揚げ当時……20年前くらい前かなあ……第4回公演で『怪盗不思議紳士』という演目があったんです。本当は横溝正史や江戸川乱歩のような世界を演りたかったんですが、まだ若くて知識もお金もなかったから、仲間と喫茶店に集まって探偵の名前から考えて作った思い出深い作品です。
 怪盗と探偵ものをやりたくて、当時、ワトソンがホームズを操っているといった構図の海外のコメディ映画を観て、おもしろいと思ってその要素を取り入れたりしてお話を作りました。ただ、同じ頃に『名探偵コナン』が始まったので、上演したときに影響を受けたんじゃないかと言われたこともありましたが、実はちがいます!と声を大にしてお伝えします(笑)。

書籍

『怪盗不思議紳士』

我孫子 武丸

定価 1728円(本体1600円+税)

発売日:2018年03月10日

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