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『鹿の王』のその後の物語
ふたつの医術の対立を軸に、
人の命と医療の在り方を問う意欲作!
「鹿の王 水底の橋」推薦コメント
医療に関わる深い考察が、帝位をめぐるドラマに染みこんでいる。物語をつむぐ技の見事さを堪能した。
──荻原規子さん(作家)
薬をいかに扱うか。医師達の誇りと尊厳の戦いが、情緒豊かな上橋ワールドで繰り広げられる。 極上のサスペンスドラマ!
──佐藤多佳子さん(作家)
いつかホッサルや津雅那師と、命について心ゆくまで語り合いたい。
──夏川草介さん(作家)
明日への言葉が道しるべ 川を渡り谷を過ぎ 上橋菜穂子の世界に旅をする はるかな時間さえ超えて
──萩尾望都さん(漫画家)
人はなぜ病むのか。そして、いのちとは何か。 人類史最大の問いの答えが明かされる。
──福岡伸一さん(生物学者)
異なる道は辿っても、「人を救いたい」という出発点は皆同じ。 本物の医療がここにあります。
──水上颯さん(東大生クイズプレイヤー)
良質のファンタジーは本当の癒しになります
──養老孟司さん(解剖学者)

命をつなげ。愛しい人を守れ。
強大な帝国にのまれていく故郷を守るため、死を求め戦う戦士団<独角>。
その頭であったヴァンは、奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、ひと群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。
その隙に逃げ出したヴァンは幼い少女を拾う。
一方、移住民だけが罹ると噂される病が広がる王幡領では、
医術師ホッサルが懸命に、その治療法を探していた。
感染から生き残った父子と、命を救うため奔走する医師。
過酷な運命に立ち向かう人々の“絆”の物語。
綿密な医療サスペンスにして、壮大なる冒険小説。
PV(プロモーションビデオ)
発売記念対談
著者紹介
上橋菜穂子(うえはし・なほこ)

作家・川村学園女子大学特任教授。文化人類学専攻、オーストラリアの先住民アボリジニを研究。1989年、『精霊の木』で作家デビュー。著書に、第34回野間児童文芸新人賞、第44回産経児童出版文化賞≪ニッポン放送賞≫をダブル受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、第42回野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年、英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。2014年、“児童文学のノーベル賞”と称される国際アンデルセン賞≪作家賞≫を受賞。日本人の作家としては1994年に受賞したまど・みちお氏以来2人目の快挙となる。 綾瀬はるか主演で『精霊の守り人』が2016年春からNHKでドラマ化されることも決定。

著者インタビュー
上橋菜穂子公式サイト
シリーズ一覧
ラジオドラマ
ストーリーを豪華声優陣がラジオドラマ風にご紹介。新刊JPサイトよりご利用ください。
イラスト/ヤマモトマサアキ