新人税関職員の千々石ちぢわ天使たかしが、いつものように横浜港に届いた積み荷を検査していると、大量の土が詰まった謎の棺が見つかって……。千々石天使の他にも、元監視部ホープで神社の跡取り息子やオカルト好き化学分析官など、魅力的なキャラクターが続々登場のオカルトお仕事ミステリーが誕生! 作者の篠原美季さんに本作の誕生秘話についてうかがってきました。
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――『横浜ゲートウォッチャー』は横浜税関を舞台にしたお仕事小説であり、篠原さんならではのオカルト知識の詰め込まれたミステリーでもありますね。本作が生まれたきっかけを教えてください。
篠原:昔、ちょっと税関の人と知り合うことがあり、その方たちが仕事に誇りをもっていらっしゃるのが印象的で、その頃から、いつか税関を舞台にした現代風な話が書けないかと狙っていたのですが、お仕事小説として書くには資料が少なくずっと踏み込めずにいたら、ある時ふと、「あ。税関に私が得意な超常現象的なものが入って来たらどうだろう。それを食い止める組織とかが密かにあったら書けるんじゃない?」と思いついて、こちらの編集者に相談したら、「やってみましょう」とおっしゃっていただけたので、この物語が誕生しました。
――資料が少ない中で、税関についてどのような取材をされたのでしょうか。
篠原:取材という取材はしてません。一度、担当編集者さんに付き合ってもらって、一般開放されている横浜税関の食堂へ行ったくらいですかね。でも、その時に、改めて横浜税関の資料展示室を見て回って、麻薬の見つけ方とかで遊びました。面白かったです。
 あとは、ひたすら税関のネットをさらいました。
 そして、税関チャンネルがとても役に立ちました。
――今回、舞台を横浜にされたのはどうしてですか?
篠原:ずっと住んでいる街で、なんとなく近すぎて書けずにいたのですが、なにかが吹っ切れたのか、せっかくなので思いっきり大好きな横浜を書いてみたいと思いました。
――「大好きな横浜」とのことですが、作中に登場する舞台や、おすすめスポットについて教えてください。

書籍

『横浜ゲートウォッチャー 新米天使のお祓い日誌』

篠原 美季

定価 648円(本体600円+税)

発売日:2018年12月22日

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