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【第2山 白馬三山から槍温泉】


 こんにちは。カドブン編集長(甘党美女)の隙を伺いつつ短期集中連載2回めです。
 さて、この広いインターネッツの野原には角川ebookというものがございまして、
https://bookwalker.jp/label/3569/
あの話題作が、文庫化まで待てないあなたのためにお手軽な値段で! というコンセプトのもので、いわば電子の新書版。わたくしはそのレーベル編集長で、このコーナーはいちおう宣伝のためにやっておりますが、ラインナップに関してはBOOK☆WALKERはじめ各サイトの書誌情報をご覧いただくのが一番、と思い。ここでは居直って自分の好きな……いやその「電書を読む環境」としての山歩きを語ってみようかなと。真面目に情報を求めてくださる方のため、最後にちゃんと新刊のリンクも貼ります!

<9/23~9/25 北アルプス白馬三山>

 そもそも、何で重い荷物を背負って斜面などを歩くのか、と問われれば、きっかけは8年ほど前のいまごろ、酔った勢いでやったこともない山登りに参加したこと、なのですが、続いてしまっている理由は間違いなく、今回ご紹介する「白馬三山」にあります。
 初めて行った縦走(山から山へ稜線をつないで渡り歩くこと。なぜ「たてばしり」と書くのかは謎です)がたまたまこの山域で、その時にも・の・す・ご・くいい思いをしてしまったのですね。お天気よしコンディションよし、結構な高度感ですがあまりに景色が美しくて怖さが吹き飛ぶ。左に雲海と田園風景、右に日本海、世界はわたしのもの、みたいな気持ちで3日間を歩き通し、こんなところにこんな文章を書くような人間のいっちょ上がりです。
 で9月下旬。今年最後の縦走に、数年ぶりであそこに行ってみようと思ったのです。
 往路夜行バスの中ではずっと『いくさの底』を読み返していました。確かに魂をゆさぶる戦争文学なのだけど、その上でめちゃくちゃに面白いミステリなんですよね。最後のぐるん! と世界が反転するあの感覚を味わって、気持ちよく気絶するように眠る。
 朝7時、栂池高原スキー場からリフトを乗り継いで登山口へ。お天気は下り坂の予報だけど、この日はまだ日が差していて、始まりかけの紅葉が鮮やかです(写真1)。ね、綺麗でしょうわたしの初恋の山!
写真1

写真1

しかし、昼近くなって夜行の疲れが出始め、白馬大池まで来て、もうここで泊まっちゃおうかしら、と思いました。とりあえずなんか食べようと山小屋の食堂に入ったら、カップラーメンと冷凍のピラフしかない……これは夕食も期待できぬ……仕方ないのであと数時間がんばることにしました。さようなら大池。きみの近くで迎える朝も悪くなかったけど、人生の8割は食い意地でできているのだ、すまない……(写真2)
写真2

写真2

 ヘトヘトになりながらいくつかの小ピークを越え、4時近くに白馬岳に登頂した頃にはすっかり雲が湧いていました。まあ、でもとにかくここまで来たことに満足して、よろよろと小屋へ向かいます。…と、なんだろう、見たようなひとがいる!
「あっ! ス◯ームト◯ーパーだ!」
「すごい! 初めて正確に呼んでもらえた! ありがとう! みんな◯ースベイダーって言うんですよ」
しかし、高度2800メートルで何故ス◯ームト◯ーパーのコスプレ?
「意外と景色に合うんですよ」とのことでした。山で基本自撮りはしないのですが、あまりのことに記念撮影。(写真3)

書籍

『ヒストリア』(角川ebook)

池上 永一

発売日:2018年11月05日

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    書籍

    『いくさの底』(角川ebook)

    古処 誠二

    発売日:2018年11月05日

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      書籍

      『濱地健三郎の霊なる事件簿』(角川ebook)

      有栖川 有栖

      発売日:2018年11月05日

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        書籍

        『マツリカ・マトリョシカ』(角川ebook)

        相沢 沙呼

        発売日:2018年11月05日

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          書籍

          『少女は夜を綴らない』(角川ebook)

          逸木 裕

          発売日:2018年11月05日

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