過去一年間で最も「面白い」と評価されたエンタテインメント小説が遂に決定!

株式会社KADOKAWAと公益財団法人角川文化振興財団が主催する文学賞『山田風太郎賞』の選考会が2018年10月26日(金)午後4時より帝国ホテル東京(東京都千代田区内幸町1-1-1)にて行われ、選考委員の審査により、真藤順丈著『宝島』(講談社)が受賞作に決定しました。
【山田風太郎賞 公式サイト】http://shoten.kadokawa.co.jp/award/yamada/
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「山田風太郎賞」は戦後日本を代表する大衆小説家、故山田風太郎氏の独創的な作品群と、大衆性、ノンジャンル性、反骨精神など氏が貫いた作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設しました。毎年9月1日から翌年8月31日までに書籍として発表された長編および短編の文芸作品(ミステリ、時代、SFなどジャンルを問わない)の中より最も面白いと評価された作品に贈られます。新人、新進、中堅作家の作品が対象となります。第九回選考委員は、奥泉光、京極夏彦、筒井康隆、林真理子、夢枕獏(敬称略・五十音順)が担当しました。

<真藤順丈著『宝島』あらすじ>

英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み――グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり――同じ夢に向かった。
(講談社 書誌ページより http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000310700

選考委員を代表して選評を述べた夢枕氏は「すごい熱量を感じました。小説を自分で書き始めた頃のことを思い出しました」「計算ではない感覚で捉えたその文章が読んでいてとても心地よく、この小説が持っている唄う力の強さを感じました」と話しました。

この日の記者会見で真藤氏は「とても光栄です。文学賞にノミネートされる機会がこれまでなく受賞は難しいと思っていたので、受賞できて感慨が大きいです」と喜びを語りました。真藤氏には、正賞として記念品(名入り万年筆)と副賞100万円が贈られます。

本賞の贈賞式および祝賀会は11月30日(金)に、いずれも帝国ホテル東京にて開催します。角川四賞として、本賞と、『第三十八回横溝正史ミステリ大賞』『第二十五回日本ホラー小説大賞』『第九回野性時代フロンティア文学賞』(主催:株式会社KADOKAWA)の贈賞式・祝賀会もあわせて行います。

<著者略歴>真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)

1977年東京都生まれ。2008年『地図男』で、第三回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第十五回日本ホラー小説大賞、その他に第十五回電撃小説大賞銀賞、第三回ポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ別の作品で受賞。新人賞4賞受賞の快挙で、一身に注目を集める。他の著書に『畦と銃』『墓頭』『七日じゃ映画は撮れません』『しるしなきもの』『夜の淵をひと廻り』などがある。