下村敦史著『サハラの薔薇』が2017年12月21日より発売となる。一度読み始めたら止められない大冒険小説、年末年始の休暇中に読むにはぴったりの一冊だ。
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本作は、主人公である考古学者の峰がエジプトで発掘調査中に悲願だった王家の墓を見つけたところから始まる。その石棺の中にあったのは、死後数ヶ月しか経ってないミイラ状の死体だった。失望にくれる峰は宿泊先へ帰ると何者かの襲撃を受けてしまう。危うく難を逃れた翌日、講演先のパリへ向かう峰を乗せた飛行機が砂漠に墜落。峰を含む生き残った者達は徒歩で砂漠を彷徨うことに。と、これまでが第一章のあらすじで、これ以上の絶体絶命のピンチが峰らを襲いかかる。生きるか死ぬかの瀬戸際で迫られる選択を峰らがどう乗り越えていくのか、読む手を止められない徹夜必至の小説が誕生した。

著者の下村敦史は、デビューから3年めの新人だが、これまでの著作は本作を含めて10作と、驚異的なスピードで刊行をし続けており、今最も期待を集める若手作家だ。その俊英が挑む、徹夜必至の王道冒険小説、ぜひ手にとっていただきたい。

■書誌情報

書名:サハラの薔薇
発売日:2017年12月21日(木)※電子書籍も発売中
定価:本体1,600円+税
頁数:344頁
体裁:四六判上製
発行:株式会社KADOKAWA
初出:「文芸カドカワ」2017年2月号~2017年10月号で連載
書籍サイト:https://www.kadokawa.co.jp/product/321702000674/

■あらすじ

エジプト発掘調査のハイライト、王家の墓に埋葬されていた石棺の中にあったのは、死後数ヶ月のミイラ状死体だった! そして、考古学者の峰は何者かの襲撃を受ける。危うく難を逃れたが講演先のパリへ向かう飛行機が砂漠に墜落し、徒歩でオアシスを目指すこととなった。同行者は美貌のベリーダンサー・シャリファ、粗暴で残酷なアフマド。何かを思い詰めている技術者の永井、飛行機オタクのエリック、不気味な呪術師。誰もが謎を追え、次々と危険なカードを切ってくる――やがて一行は分裂し、巻き込まれた戦闘の中で峰は、永井の過去と真実の使命を知る。果たして「サハラの薔薇」とは何なのか。それが未来にもたらすものは!?

■著者プロフィール

撮影=ホンゴユウジ

撮影=ホンゴユウジ

1981年京都府生まれ在住。2006年より江戸川乱歩賞に毎年応募し、2014年に9回目の応募となる『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。デビュー作ながら「週刊文春ミステリーベスト10 2014」国内部門で2位、「このミステリーがすごい!2015年版」(宝島社)国内編で3位にランクインし高評価を受ける。
難民問題、海外での山岳遭難など今日的なトピックを真摯に扱いながらもエンタテインメントとして昇華させる筆力に定評があり、今、最も期待を集める若手作家である。近作は『真実の檻』『生還者』『緑の窓口~樹木トラブル解決します~』など。