BL(ボーイズラブ)好きの腐女子と同性愛者――普通では交わることのない若者の恋を、瑞々しく描いた話題の青春小説『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(KADOKAWA 刊)がドラマ化された。タイトルは、よるドラ『腐女子、うっかりゲイにコクる。』。繊細なテーマを扱ったこの物語はどう生まれたのか。原作者の浅原ナオトさんにお話を伺いました。

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大仰な社会テーマではなく現代を生きる人間に寄り添って書きました。

 

原作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』(通称:「カノホモ」)について

──ついに「カノホモ」のドラマ化が実現しました。第1回を観た、率直な感想を教えていただけますか? また、「腐女子、うっかりゲイに告る。」は「カクヨム」から初めての実写化作品となりますね。

浅原 ナオト(以下、浅原):作品への思い入れがあって冷静に観られないかもしれないと不安だったのですが、いざ観てみたら普通に楽しめました。かなりアレンジも入っていましたが大切なところは外しておらず、原作を大事にしてもらっている印象です。ただ総合的には「第1話だけでは分からない」というのが正直な感想ですね。原作も第1章だけでは分かりませんから、それが当たり前だと思います。これからどう原作のエッセンスを残しつつ、違った形での面白さを示してくれるのか、楽しみにしています。

 「カクヨム」から実写ドラマが誕生したのは、単純に書き手の励みになったのではないかと。ウェブ小説からの映像化はやはりアニメが定番で、人気もそういったものに集まりがちですが、そのような主流とは異なる流れが、多様な作品が集まる場を作る後押しになればと思います。

──ドラマ化で期待していることは何でしょうか?

浅原:画と音でどう魅せてくれるか、という点に期待しています。原作は、モノローグで語られる心理描写や立ち止まって考えさせられるフレーズなど、文字でこそ活きる表現を褒められることが多いんですね。なのでそのまま映像に変換して魅力的に仕上げるのはおそらく難しい。そこで映像独自の武器をどう活かしてくるのかに興味があります。特に Queen の音楽を用いた表現については、あちらの方が得意分野なはずなので。

書籍

『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』

浅原 ナオト 装画:新井 陽次郎

定価 1296円(本体1200円+税)

発売日:2018年02月21日

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    書籍

    『彼女が好きなものはホモであって僕ではない 1』

    平原 明 原作:浅原 ナオト

    定価 702円(本体650円+税)

    発売日:2019年05月02日

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      書籍

      『御徒町カグヤナイツ』

      浅原 ナオト 装画:新井 陽次郎

      定価 1404円(本体1300円+税)

      発売日:2019年05月22日

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