──書店ではどういうコーナーを中心に見るのでしょう?

伊沢:「話題の本」コーナーは気になりますし、必ず立ち寄ります。最近だと落合陽一さんの本はよく読んでいますね。あとは単純に、書店が好きなので、書店巡りもよくしますね。書籍もですけど、僕、雑誌もよく買うんですよ。雑誌を読みに書店に行ってるのかもしれない(笑)。定期購読している雑誌はないんですが、「Quick Japan」「ケトル」といった太田出版系の雑誌とか、「ユリイカ」も読みますね。「BRUTUS」「POPEYE」もチェックしちゃいますし。最近で言うと、山本直樹さんがもともとすごく好きなので、山本直樹特集をしていた雑誌は読みふけってしまいました。

──山本直樹さんがお好きなんですか。

伊沢:大好きです! 短編集から入って「ありがとう」「レッド」などをそろえて……。エロティックな描写が話題になりがちな方ですけど、そういう面を除いても、ものすごく良い漫画が多いし、エポックメイキングな方だと思うんですね。今回選ばせていただいた本5冊も、決めるまでに紆余曲折がありまして……。

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──そうなんですよね。けっこうとがった本がお好きだということで、当初は大槻ケンヂさんのエッセイも候補に挙がっていたり。

伊沢:マンガの「るろうに剣心」が大好きだったんですが、その作者の和月伸宏さんが大槻ケンヂさんのファンだったというのがきっかけです。小学生のときに「るろうに剣心」を読んでて、その作者の影響で筋肉少女帯を聴きはじめて、すっかりハマってしまいまして。大槻さんのエッセイもそこからの流れで自然と読んでいました。それを入り口として、エッセイはわりと好きでいろいろと読んでいると思います。中島らもさん、穂村弘さん、枡野浩一さんとか…。あと一時期、能町みね子さんのエッセイもよく読んでいました。

──なるほど。夢中になった作品から著者に興味が移り、今度はその著者が好きな作品にも広がっていく……と。

伊沢:「気になるな」「好きだな」という感情が芋づる式につながっていく感じは面白いですよね。たとえば僕は小学生のころにシャーロック・ホームズが好きだったんですが、大槻ケンヂさんもシャーロック・ホームズが好きだということを知って、そのつながりがうれしくて推理小説への熱がまたグッと上がったりもしました。

書籍

『テロリストのパラソル』

藤原 伊織

定価 637円(本体590円+税)

発売日:2007年05月24日

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    書籍

    『こゝろ』

    夏目 漱石

    定価 389円(本体360円+税)

    発売日:2004年05月10日

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      書籍

      『だれでも書ける最高の読書感想文』

      齋藤 孝

      定価 562円(本体520円+税)

      発売日:2012年06月22日

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        書籍

        『不道徳教育講座』

        三島 由紀夫

        定価 691円(本体640円+税)

        発売日:1967年11月27日

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          書籍

          「A」 マスコミが報道しなかったオウムの素顔

          森 達也

          定価 679円(本体629円+税)

          発売日:2002年01月25日

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